為末さん【我慢と部活動と鬱】について まとめ

そう言えば、私自身も長く激しいスポーツをしてきた中で誰かに「もっと頑張りなさい。」そう言われる事は無かったように感じる。いつもその言葉を掛けるのは自分自身だった。自分なりに考え悩んでいる状態の時に掛ける「頑張れ」は本人にとってはプレッシャー意外の何者でもなく、逆に「何かあれば力を貸すよ」に、本当に助けられたと思っている。自分がそうであったからそれが正解であるとは言わないが、僕は「何かあれば力を貸すよ」と声を掛けてあげられるようにしておきたい。
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爲末大 Dai Tamesue 熟達論発売中 @daijapan

おはようございます。今日は【我慢と部活動と鬱】について

2012-02-24 23:57:07
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昨日の返信で、部活動は我慢を覚える事と、人とうまくやっていく事を学ぶ側面があるという意見が多かった。これはすごく象徴的なのでこれについて話したいと思う。日本では、途中で止めたり、やる事を変えたり、合わない人を避ける事を逃げだと感じる人が多い。

2012-02-24 23:58:40
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これは根強く大人になっても残っていて、僕は鬱の原因に少なからず影響していると思う。止める事や集団に合わせられず組織から抜ける事を恥だと感じていてぎりぎりまで我慢する。それで自分の状態には無頓着だったりすると、自分の精神と身体が追い込まれる事がよくある。

2012-02-25 00:01:02
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何もかもから逃げるとそれは確かに癖になる。ある程度は我慢して続ける事は大事だし、集団に自分を合わせる事も大事。でも苦しいなと思った時、それは甘えなのか、自分が悲鳴を上げているのかで大きく違う。自分の状態を観察せずに何にでも耐えるのは危ない。

2012-02-25 00:03:36
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耐えたいという気持ちがどこかにあるかどうかを観察せずに、ただひたすらに耐えようとすればそれは只の習慣として自分を縛り、危ないと身体が叫んでいてもそこに居続けて自分を壊してしまう。耐えた経験は成長をもたらすのは、それが能動的だった人に多い。受動的に耐えた人は忍耐が習慣化しやすい

2012-02-25 00:05:51
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成功者やトップアスリートは苦しさを乗り越える事が大事と言う。でもそれは成功したからだし、そしてそれが好きだし頑張りたいとどこかで思っていたから。まずその心があるかどうかを確認せずに、とにかく耐えればいいという人が多い。そして鬱になったら気合いが足りないで済ます。

2012-02-25 00:12:28
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『みんなとうまくやれ。苦しい所を乗り越えれば成長できるぞ。みんなの気持ちを考えなさい』部活動でよく大人に言われる言葉だけれど、そっくりそのまま鬱になった人が会社から言われた言葉だったりする。体育会系は会社に重宝されるのは、これに耐性があると思われているからだと思う。

2012-02-25 00:14:08
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人には自分を頑張らせる父性面と、許しの母性面の両方が存在していて、そして社会にもその両方があって、そのバランスをうまくとるのが大事なんだと思う。そして一番大事なのは自分の核にあるモチベーションという子供。この子を大事に観察するという事が大切。

2012-02-25 00:21:26
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【まとめ】陸上なんてもう止めなさいと母親はいつも言っていた。そういってくれる人がいる事がすごく大事。だから僕は自分でピンチと持っていないピンチの人に自分が如何に逃げてきたかという話をする。どこかに逃げ場はあるんだと思わせてくれる何かがもっと社会にあってほしいと、僕は思う。

2012-02-25 00:28:28