あんどーさんがジャック・ロシャールさんから聞いたエートス(本場?)でのエピソード
だけどね、ただ、写真を展示しにくるだけでは、ダメだったと思う。その場で、一緒に作業をしようとしている人が撮った写真だったから、とても効果があったのだろう、と。何度も言っていた。work together,together,と。
2012-02-29 10:21:42@ando_ryoko そのうちロシャールさんからうかがった話のツイートをまとめさせていただきたいと思います。favってあります。
2012-02-29 10:23:21よろしくお願いします(^^) RT @birdtaka そのうちロシャールさんからうかがった話のツイートをまとめさせていただきたいと思います。favってあります。
2012-02-29 10:23:48「あんどーさんがジャック・ロシャールさんから聞いたエートス(本場?)でのエピソード」をトゥギャりました。 http://t.co/TPSuLyes
2012-02-29 10:32:53何のために数値を計測するのか。ただデータを取るだけで満足してはいけない。WBCでも何でも、目に見える形で住民の生活改善に繋げていかなくてはならない。個別に高い数値を示した人に接触して、話をして、原因を探し、その改善方法を一緒に考えていく必要がある。
2012-02-29 10:40:39専門家は最初にベクレルやシーベルトの説明をしようとする。けれど、現地のおばあちゃんにとっていちばん大切なのは、「孫が遊びに来てくれなくなった」ということ。一番最初になんとかしなくちゃいけないのは、この事。住民と話をして、何が住民にとって一番重要な問題なのかを知らなくてはいけない。
2012-02-29 10:51:11最初は、ロシャールさんもコテコテの科学的説明をしようとしていた時期があって、最初はフレンドリーだった住民が、会場でどんどん顔が強張っていった。その事に気づいた同僚の心理学者がストップをかけてくれたんだって。失敗から得た教訓なんだね。
2012-02-29 10:53:07論文に出てくる「サナトリウム」の写真も見せてもらった。比喩的な療養地ではなく、建物として存在する。汚染地域の子どもたちは、そこに集められて、過ごす事になっていたよう。確かに、これは、あまり楽しいとは言えないかも知れない、と思った。外見はきれいな建物ではあったけれど。
2012-02-29 12:49:54地元の人と話をするとき、事故の時はどうしてた?と必ず尋ねているそう。若い男性と話をしていたとき。事故の時、彼はまだ子どもだった。事故から数日後、村の子どもたちは、みんな別の場所に避難させられた。親とも互いに連絡がとれないような状態で数ヶ月過ごす事になった。
2012-02-29 12:52:14彼には、親から離れて暮らす経験はその時が初めてで、本当につらくて悲しい時間だったという。数ヶ月経って、家に帰れる事になった。バスの降り口で親たちがみんな並んで待っている。彼は、バスから降りて、母親に言った。
2012-02-29 12:53:20"The air is pure !" 母親はそれに対して答えた。 "No, the air is not pure. The air is fresh." この違い、この感覚が、まさに汚染地域の感覚なのだ、とロシャールさんは言った。私は、それが、すごく、よくわかる。
2012-02-29 12:56:03ベラルーシのエートス情報センターで驚いたのは、村の人のWBC測定値が名前入りで一覧掲示してある事。個人情報とかは拘らない土地柄で、むしろ、公開する事の方が好まれるらしいけれど、その数値を見て、村の人達が話をするわけです。
2012-02-29 13:37:14この人が、高いのは、ほら、これが理由だよ、あのとき、ほら、これこれこーゆーもの食べていたじゃない、こーしていたじゃない、って。それで原因も特定できるし、対策もうてるし、問題意識も共有できる。村だからこそできる、合理的なやり方、と思った。
2012-02-29 13:38:31だけど、ロシャールさんがあんまり楽しそうにベラルーシの経験を話すから、こんな風に話せるようになったら、あなたたちも乗り越えられたって事になるんだよ、って言うから、私、途中で1回泣いちゃったんです。まだ、たった一年ですよ。ほんの一年前までほんとに普通に暮らしていたんですよ、って。
2012-02-29 20:43:57そうしたら、ロシャールさん、じっとこっちを見て、わかる、とてもよくわかるけれど、だけど、闘わなくちゃいけないんだ、強くならなくちゃいけないんだ、あなたにはできるから、って言ったの。状況はとてもとても困難なのはわかる、だけど、闘わなくちゃいけないって。
2012-02-29 20:47:07ロシャールさんは、私たちが何を失ったのか、そのことをとてもよくわかってくれていたから。置かれた状況が、どれだけ困難なのか、よくわかってくれていたから。それでも、闘わなくちゃいけないんだ、っていうから。そこにしか、道はないのだな、と。
2012-02-29 20:53:43