申珏秀（シン・ガクス）駐日韓国大使に対する朝日新聞ツイッターインタビュー「これからの日韓関係」

shin kaksoo @ksskorea

@asahi_gaikou （３）韓国政府は昨年8月の憲法裁判所の判決以降、韓日請求権協定第3条によってこの問題に対する両者協議を日本政府に要請しましたが、まだ日本政府から公式回答がない状態です。

shin kaksoo @ksskorea

@asahi_gaikou （４）野田総理が昨年12月の京都首脳会談で、「人道的次元で知恵をしぼっていく」とおっしゃいましたが、日本政府が早いうちに被害者と我が国民が納得できる措置を取ってくれることを期待する。

朝日新聞霞クラブ（外務省・防衛省担当） @asahi_gaikou

@ksskorea なるほど。この問題についてはフォロワーの皆さんたちからも質問がありました。韓国政府が日本政府に求める元慰安婦たちへの措置とは、具体的にどんなことでしょうか。アジア女性基金による救済活動は不十分でしたか。

shin kaksoo @ksskorea

@asahi_gaikou （１）軍隊慰安婦問題は、基本的に女性の尊厳を損ねた問題だとういうことで、被害者の心のわだかまりを解くことがまず必要だと思います。

shin kaksoo @ksskorea

@asahi_gaikou （２）1000回を超えた毎週水曜日集会を通じて問題解決を求めてきた被害者たちの痛切な絶叫に、心から耳を傾ける努力が先ず行われるべきだと思います。

shin kaksoo @ksskorea

@asahi_gaikou （３）韓国政府としては既に軍隊慰安婦の被害者たちの安定的な生活を支援するプログラムを1990年代初めから行ってきています。

shin kaksoo @ksskorea

@asahi_gaikou （４）被害者への補償は根本的に被害者たちが満足する水準であることが重要なので、日本政府が被害者たちに会って、彼らが切実に求めることを聞いて、それに沿って判断すべき問題だと思います。

朝日新聞霞クラブ（外務省・防衛省担当） @asahi_gaikou

@ksskorea ありがとうございます。では、話題を変えます。梗塞する問題を抱えながらも、両国の文化・経済分野での交流は深まっています。どのように受け止めていますか。

shin kaksoo @ksskorea

@asahi_gaikou （１）韓日両国は民主主義国家として、両国国民の相互理解が深まれば深まるほど、安定した関係が構築できると思います。このような側面で、最近深化されている両国の文化交流及び経済協力は、韓日関係の基盤を強固にする良い素材となっています。

shin kaksoo @ksskorea

@asahi_gaikou （２）文化交流の場合、韓流ブームが起こっていますが、日流はすでに韓国で定着したとのことで、今後これをさらに拡大・深化させることに力を集めなければなりません。

shin kaksoo @ksskorea

@asahi_gaikou （３）大衆文化を中心に進んできた従来の韓日文化交流を越え、クラシック音楽、文学、美術、建築、舞踊など、様々な分野で活発な交流が行われるように拍車をかけるべきです。

shin kaksoo @ksskorea

@asahi_gaikou （４）経済協力の面でも、貿易と投資が持続的に拡大されている中、両国企業が戦略的パートナーとしての技術提携と第3国共同進出も拡大するなど、鼓舞的な変化が現れています。

shin kaksoo @ksskorea

@asahi_gaikou （５）今後両国間で得意点を融合した第3国における海外資源開発及びインフラ・プラント分野への共同進出を模索するなど、相互win-winする協力がさらに拡大されることを期待します。

shin kaksoo @ksskorea

@asahi_gaikou （６）韓日は既に500万交流時代に突入したので、地理的な近さと文化の類似性に照らし、早期に1000万交流時代を達成する必要があります。今年5月開催される麗水世界博覧会などを契機に、さらに活発な交流が行われることを期待します。

朝日新聞霞クラブ（外務省・防衛省担当） @asahi_gaikou

@ksskorea なるほど。玄葉外相は日韓関係を「死活的利益を共有している」と指摘していますが、あらゆる面で深いつながりがあるということでしょうか。次にお伺いします。金正恩体制になった北朝鮮の情勢をどう見ていますか。

朝日新聞霞クラブ（外務省・防衛省担当） @asahi_gaikou

あいあい）大使、言葉の一つひとつを吟味しながら打ち込んでいます。いったん打ち込んでから修正したり。言葉の応酬のインタビューとはまた違いますね。

shin kaksoo @ksskorea

@asahi_gaikou （１）北韓体制の閉鎖性により、金正日死後の北韓新体制の内部動向、これからの行方について正確な状況が知らされていないため、現時点で北韓新体制に対して評価をするのは時期尚早であり、当分は慎重に動向を見極める必要があると思います。

shin kaksoo @ksskorea

@asahi_gaikou （２）今までは金正日の遺訓統治を実行しているとみられており、まだ北韓内部的に不安定と評するほどの兆候はみられていないと認識しています。

shin kaksoo @ksskorea

@asahi_gaikou （３）中長期的には、北韓が抱えている様々な政治、経済、外交、社会的問題をいかに克服するかを見極める必要があり、究極的には国際社会と共に北韓の核問題の解決と改革開放路線への転換に向けて取り組むべきであると思います。

朝日新聞霞クラブ（外務省・防衛省担当） @asahi_gaikou

@ksskorea 北朝鮮情勢をめぐっては、最近動きがありました。米朝協議で北朝鮮がウラン濃縮の一時停止に応じる構えを見せています。この動きをどう評価し、今後日韓両国でどのように協力して臨んでいくべきだと思いますか。

shin kaksoo @ksskorea

@asahi_gaikou （１）北韓の核問題は、ここ20年余り韓半島だけでなく東北亜及び世界の安全保障に深刻な脅威を与えてきました。

shin kaksoo @ksskorea

@asahi_gaikou （２）北韓は米朝枠組み条約及び9･19共同宣言を違反して核開発をしていましたし、この問題を解決するため　6者協議を開催してきましたが、結局　6者協議を通じた北の核問題解決への取組みも検証問題に対する北韓の拒否で中断されました。

shin kaksoo @ksskorea

@asahi_gaikou （３）2月29日発表された北京での米朝合意は、6者協議の再開に向けた前向きな第一歩と言えます。　今回の合意で北韓は韓米日の3ヵ国が6者協議再開の環境作りとして促してきた事前措置を履行することに合意しました。

shin kaksoo @ksskorea

@asahi_gaikou （４）北韓が誠意を持って今回の合意を履行することが何より重要だと思います。

shin kaksoo @ksskorea

@asahi_gaikou （５）今回の米朝合意は韓米日による緊密な連携の結果だと言えます。今回の米朝間の合意は北の核問題の根本的解決ではなく、6者協議を通じた本格的に北の核問題を議論するためのスタートと言えるので、従来の韓米日による協力はさらに重要な時期であると言えます。