NHK「クローズアップ現代」を見た錦織博監督のつぶやきの続き
「NHK「クローズアップ現代」を見た佐藤順一、錦織博両監督の感想」(http://togetter.com/li/269207)からの続きです
ツイッターの発言は後で直せないので、特に連続ツイートは緊張しつつ書くのだけれど、あとでまとめていただいたのを見ると、やはり直したくなります。あと、自分のみの発言と、相手のいるときの書き方は当然変わるので、その辺はご容赦下さいまし。
2012-03-08 00:32:00色々気になっていることは、ある程度以上のクオリティの作品をつくるという命題のために、皆が追従してしまうことです。確かにシステムの平準化は安定した生産を産みますが、作画、美術、キャスティングなど、横並びの価値観で作られたものはつまらないと思うのです。
2012-03-08 00:46:10それでも面白い作品とそうでない作品に分かれるのは当然のことです。けれど、せっかく監督をはじめ、個性のある(はずの)スタッフが集まって作るのですから、もっと想いや熱量を優先した作り方や方法論があって良いと思うし、それが結果として作品の個性に繋がるのではないでしょうか。
2012-03-08 00:52:51実写の映画や写真などの分野では、市町村のフィルムコミッションがロケ地の紹介や案内をすることは珍しくないのですが、アニメではまだ一般的ではないと思います。歴史物など、地域が決まっている作品ではそうした方々に協力していただくのは有効な手段だと思っています。
2012-03-08 01:56:39イメージに合った場所を探す過程でロケハンをするときには、近頃は市町村に協力を求めると、どうしても町おこしありきになってしまうところがあるので難しいですね。かつては取材のお願いするのも大変でしたが・・・。
2012-03-08 02:02:44「ラグリン」や「いろは」のような作品は例外で、たいていの場合ロケ地を決めるときに作品の関係者との相談もないですし、どう使うかという方法論も監督判断です。なので、盛り上がって取り上げていただいた後の対応はメーカーや委員会に動いてもらうことが殆どです。作品傾向にもよると思いますが。
2012-03-08 02:23:51作品制作後の対応で、地元の人たちの期待に応えられるかどうかは難しいことも多いのですが、そこのロケーションを使わせていただいている以上、精一杯良い対応が出来れば良いなと思っています。ひらめきやアイデア勝負のところもありますけど。
2012-03-08 02:28:53@nishiki_hiroshi ラグりんもこっちが勝手に鴨川を舞台に選んでロボットが戦ったりしてるので「とりあえず挨拶しとこう」ってのが事の始まりだった筈なんですが…何かヘンな感じです。
2012-03-08 02:26:15@seitenhyohyo そうだったのですか。であれば、ますます放映中であの積極的な盛り上がりは凄いですねえ。ジャージは良かったですけど。
2012-03-08 02:36:17@nishiki_hiroshi 遠くまでロケハンしに行く時は、コスト削減なんかにならないんですね。製作所の近くでロケハンするときに、目的としていなくてもコスト削減というメリットが付いてきている事はあるのですか?
2012-03-08 10:02:09@Churchill_Atype コストとして考える事はあまり無くて、僕の場合は手で描けないほどの情報量を最短で獲得する手段として写真を使っています。ロケ地が遠ければ、もちろん交通費と時間はかかります。いずれにしてもツールとしての考え方の定義のみの話です。
2012-03-08 11:31:08@nishiki_hiroshi クローズアップ現代は頻繁に恣意的に嘘を報道していますし、 こういう関係者のコメントを見ないと、事情が分からない人は簡単に騙されるかもしれないですね。
2012-03-08 11:19:25@mogamisan7 別に嘘では無いと思いますけど、要するに、ロケハンにしても写真にしても、道具を使うのには哲学が必要って事だと思います。
2012-03-08 11:36:53この錦織博さんのツイートを見て思うこと。現場にいると「表現力」を追求するよりも、もっと前に「理解力」がないと絶対行き詰る。監督が意図してることや作品に対しての理解がないと、とんでもない空回り。
2012-03-08 11:54:15そこを誤解して、「自分の表現が認められてないぜ…」なんて思っちゃうと、いけないんでないかな。監督「Aをやって下さい」スタッフ「オレはBがいいと思う」じゃなくて、スタッフ「A出来ました、更にA+αにしてみたんすけど」で良いものが通れば最高かな。
2012-03-08 12:00:22@claret76 ありがとうございます。結構、「Bじゃないと映画としてどうなんだ」とか詰めよられて困ることがあります。議論は良いのですが、自分の創作欲求のはけ口にしてしまう人が多い気がします。
2012-03-08 12:15:10@nishiki_hiroshi 確かにフィルムコミッションなど聞くところがあればやりやすいでしょうね。個人的には町おこしという点では「出来れば幸いかな」という所ですかね。あと背景のリアルさに関しては結局大変だと思っています。
2012-03-08 13:25:23@nishiki_hiroshi 確かに。そういえば、モデルになった場所が実際ある場合は設定だけ、また「どこか見たことある所だな…」と微妙な所までに、あとは明確にしたり、部分的に色々な場所から持ってくるなどありますよね。
2012-03-08 16:57:03@chibanohito そうです。なので、必ずしも町おこし的な展開には戸惑うことも多いです。幸せな落としどころが見つかれば良いのですけど。
2012-03-08 17:32:09@nishiki_hiroshi 町おこしに繋げるのは簡単ではないですね。地元の方々、訪問者、そこに作品権利元がうまくやって長続き出来れば幸いです。 …余談ですが、モデルになった等で話題になった作品だと…天地無用、究極超人あ~る、おねがいティーチャー&ツインズですかね。
2012-03-08 17:41:16@nishiki_hiroshi 今も地元や近隣の方々が大事にしていて、元々観光地ではありましたが、リピーターもいるようです。 あと「あの夏」の話ですが、舞台は木崎湖とは反対の長野東部の小諸市のようで、軽井沢に住む知り合いが既に橋や学校を見つけて写真を送ってくれましたね。
2012-03-08 17:58:31