アニメを作る仕事について

アニメをつくる仕事について里見 哲朗 ‏@satomit さんのつぶうやきをまとめてみました。 アニメ関係者のなやみやクレーム対応まで
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里見 哲朗 @satomit

これだけ科学が進歩したのに「生きるために」働くってどういうことなの。

2012-03-02 00:59:51
里見 哲朗 @satomit

周期的にアニメの作り方がわかったりわからなくなったりするのだけど、また最近わからなくなる周期に突入している気がする。誰か教えてくれないものかしら。

2012-03-03 02:19:36
錦織博 @nishiki_hiroshi

@satomit  僕も今、わからない期かも。。。

2012-03-03 02:22:56
里見 哲朗 @satomit

@nishiki_hiroshi 奇遇ですね。できあがるのはわかるのですが「どうして」このようなカタチ/結果でできあがるのかよくわからなくなってます。

2012-03-03 02:25:06
錦織博 @nishiki_hiroshi

@satomit  里見さんでもそう思うのですから、スタッフにだって解ってませんよ(断言)実際のところ、監督業のうち、労力の7割くらいはシミュレーションに使っている気がします。どうやって成立させるかというところですね。昔はこの辺はプロデューサーの仕事でしたが、今は混沌としてます。

2012-03-03 02:31:15
里見 哲朗 @satomit

@nishiki_hiroshi そのシミュレーションの予測幅が、格段に広がっている気がしてます。できあがるのはわかるけど、何ができあがるかはいまひとつ判然としないような……。

2012-03-03 02:42:04
錦織博 @nishiki_hiroshi

@satomit  それぞれの作業が、素材化してきているので、工程のすべてにかかわる人間は殆どいないんですよね。今や各話演出さんですら、素材提供者になってしまっているので。しかも制作フローが複雑化してパズルのような状態に。

2012-03-03 02:49:25
里見 哲朗 @satomit

@nishiki_hiroshi それなのになぜか(当然?)ちゃんと一貫したアニメとして完成してるという「不思議」について考えはじめると制作工程が頭の中でゲシュタルト崩壊を起こしてよくわからなくなります。

2012-03-03 02:59:21
里見 哲朗 @satomit

職人的価値観における「仕事をする」とは(通常用いられる)業務を果たすこと、ではなく(それは当たり前のこととして)その上に足された「工夫」に対して用いられていて、だからすべて「仕事=いい仕事」で「悪い仕事」は用法的にあり得ない気がする。

2012-03-04 15:14:36
里見 哲朗 @satomit

「仕事をする」と「お金を稼ぐ」を同じ意味合いで語ると、話がおかしくなる気がする。

2012-03-05 15:00:58
里見 哲朗 @satomit

「一つひとつ丁寧に作」るための手段として、作品の内容に応じてロケハンするんよ。

2012-03-10 16:42:57
里見 哲朗 @satomit

「手描き」も「CG」も「実写(ロケハン)」もあくまで手段だから。その映像が「求めているもの」を実現するのに(効率もふくむ)一番よい手法/手段を選択する、という意味ではまぁコスト削減と言えなくもないけど。それは当たり前のことで。

2012-03-10 16:49:02
錦織博 @nishiki_hiroshi

@satomit デジタル化による作業の効率化で出来る事、選択肢は大幅に増えました。デジカメによるロケハンは、ツールとしての省力化を果たした事は確かで、ある意味コストダウンとも言えます。臆測ですが、堀川さんの発言の意図はそういう事だったのだとかなと。実は手間は増えてるんですが。

2012-03-10 17:04:39
里見 哲朗 @satomit

@nishiki_hiroshi 「かつて不可能だったり劇場の予算/スケジュールを必要としたものがデジカメの普及でTVアニメでも可能になった」という意味ではたしかに「コストダウン」ではありますので、そういう意図だったのではないかと思います。

2012-03-10 17:14:14
錦織博 @nishiki_hiroshi

@satomit 昔から、何故か現場に漂っている、リアルに対しての憧れやコンプレックスがこの流れを加速している気がします。例えば、今敏監督作品はひとつの方法なのに、これからはこっちが主流だ!とか。そうした意見に対する反発も含めて引きずられていると感じます。

2012-03-10 17:24:23
里見 哲朗 @satomit

@nishiki_hiroshi それは背景/美術だけではなく、血肉を備えた人間/キャラクターを「アニメ」で描こうとするときにどこかでぶつかる問題ですが、「マンガ」が手塚以降何度も乗り越えてきた課題でもあって「リアル」以外の解法はいくらでもあるはずだと思っています。

2012-03-10 17:35:39
里見 哲朗 @satomit

たとえがあまり適当ではないのだけど、マンガとアニメは兄弟とか友達みたいなものだと思う(アニメの多くがマンガ原作という意味でも)。小説原作でもオリジナルアニメであっても一度マンガにしてからアニメにしたいぐらい。

2012-03-10 17:45:44
錦織博 @nishiki_hiroshi

@satomit 意外に日本ではキャラに関してのスタイルの多様性とか、それぞれへの感情移入のし易さなどの土壌が出来ていると感じます。それはマンガの功績でしょうが、こと、アニメ美術に関しては、リアルさが賞賛される傾向がありますよね。それに対応しなければならない現場の問題もあります

2012-03-10 18:24:02
里見 哲朗 @satomit

@nishiki_hiroshi ぼくはそれを「コバプロ問題」と呼んでいて、いろいろ考えているのですがいまだ答えが見えてこない難問です。

2012-03-10 18:59:50
里見 哲朗 @satomit

Twitterでの刺激的なつぶやきは往々にしてその業界/産業を代表した発言と受け取られるけど、実際どの業界でも代表できる個人っているんかな。少なくともアニメ業界はいない気がするけど。

2012-03-15 10:36:03
里見 哲朗 @satomit

「嘘をつく」のは知性が必要な行為ですが(でないと一瞬でバレる)、「嘘になってしまう」は知性が欠如してる状態なので結果は似ててもまったく異なるものではないかと思います。

2012-03-15 10:53:24
里見 哲朗 @satomit

『ギャラクシーエンジェル』はブロッコリー初(もちろんぼくも)の自社製作でランティスも創業直後で初TV、BV森本さんも初プロデュースとみんな初めてづくしだったのでよくわかってなくてやりたい放題でしたなあ。今見たら豪華スタッフもたくさんいますよん。

2012-03-15 18:07:39
里見 哲朗 @satomit

そういや大橋さんと高柳さんも初監督だし藤田さんも初キャラデか。『ギャラクシーエンジェル』には若き日の(?)小林靖子脚本や荒木哲郎演出もたくさん。野尻抱介さんとか長井さんとか名和さんとかいろいろスタッフ見てるだけでおもしろいかも。

2012-03-15 18:19:09
里見 哲朗 @satomit

某漫画家さんとお話をした際「アニメがうらやましい。声と動きで迫力が違う」とのこと。ぼくは「漫画のページめくり、見開き、大ゴマの迫力がうらやましい」と思うので、ドラえも~ん。画面サイズが自在に変わるテレビか声と動画がついた漫画出してー。

2012-03-20 17:31:25
里見 哲朗 @satomit

焼肉を漫画に出しただけでクレーム来るのか。今『Dr.スランプ』連載してたら摘詰角田野廷遊豪(つんつんつのだのていゆうごう)でステマどころか大炎上してるな。

2012-03-22 11:46:40