ソビエト戦車におけるT-95以前の乗員の生存性向上に対する試み

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T-95と言えばそれまでのソ連/ロシア戦車とは違い、乗員の生存性の向上の為,内部にある個室型装甲によって防護される構造になっていました

2012-03-26 22:43:29
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しかソ連戦車の乗員の生存性向上は,T-95で初めて立証されたプランではなく,1950年代にキーロフスキー工場設計局で考えられていたことはあまり知られていません

2012-03-26 22:46:13
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Секретные предки Т-95 - родом из 50-х годов http://t.co/qju2r41B キーロフスキー工場設計局では2つの主力戦車計画を立ち上げていました

2012-03-26 22:47:58
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どちらの計画も115ミリ滑腔砲U-5TS「モロート」で武装しており、対戦車ミサイル搭載も考えられていましたが、特筆すべき事は、戦闘室を無人化し、乗員スペースは個室型装甲としてデザインされていた事実にあるのです!

2012-03-26 22:53:25
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だが問題がありました、砲塔部の照準装置及び外部視察装置は,当時実験中であったVTRカメラを装備し,車長と砲手は,モニターを通じて情報を得る方式がどうしても上手くいかなかったのです

2012-03-26 22:55:00
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結局ハリコフ設計局が開発したОбъект430(後のT-64)の開発成功により,試作戦車も作れないまま頓挫しました

2012-03-26 22:56:14
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ハリコフの方でもОбъект 450という形で同様のコンセプト案を編み出しますが、これも頓挫しました

2012-03-26 22:58:17
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乗員の生存性の向上を考えたのはT-95からではなく,50年代のキーロフスキー工場設計局で立案されておりましたが、結果的には採用はされることもなく,乗員の生存性の向上は二の次でした.

2012-03-26 23:00:00
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時は流れ,T-95において,この立案をさらに発展させたのが盛り込まれたのは事実です. しかしT-95も開発中止の憂き目にあい、乗員の保護はまた流れてしまったわけです

2012-03-26 23:01:25
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ロシア陸軍の新戦車アルマータは無人砲塔式になり、乗員は装甲カプセルで保護される計画となっているようですが、T-95が源流ではなく50年代のキーロフスキー工場設計局の設計案がその源流だったというお話でした - 完 -

2012-03-26 23:04:24
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グランドパワー 2003年 6月号 ソ連戦車T-64に「キーロフスキー工場設計局案」が書かれていますので気なる方はチェックしてみてください(イラスト無)

2012-03-26 23:08:38
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そのうちT-95はクビンカ辺りに展示されそうな予感がしなくでもない、もしくは何処かで放置され錆だらけの姿で発見されるか・・・

2012-03-26 23:14:46