宮下☓石川☓蔵屋 ギャラリートーク関連

読む用。
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せざにすむ @cezannisme

RT @ishitakuma: 高島屋での展覧会が終わり、まとめを更新しました。僕の展覧会についていろいろな方がコメントをしていただいたのでとてもうれしいです。ありがとうございました。TALION GALLERYの:石川卓磨・宮下さゆり「似て非なる.. http://t.co/Mg1EHIZC

2012-04-24 16:20:12
せざにすむ @cezannisme

石川卓磨・宮下さゆり展@TALION GALLERY。まずは石川卓磨さんから。先に高島屋の展示を見たので、どうしてもそれとの違いを考えさせられる。ここでは高島屋と異なり写真の下にタイトルは貼られていない。写真作品だけが横一列に展示されている。1

2012-04-24 19:21:28
せざにすむ @cezannisme

高島屋では(写真は)白黒のみだったがタリオンではカラー写真もいくつか混ざっている。写真が映し出している対象は何か珍しいものでも何かが起こっているわけでもないので、掴みどころのなさ、曰く言い難さを感じる。どのように見ればいいかというキッカケが存在しないと言えばいいのか。石川卓磨2

2012-04-24 19:22:33
せざにすむ @cezannisme

にもかかわらず(むしろ、だからこそ)その写真を何とか表現したいという気持ちにも駆られる。タリオンの展示では言葉は存在しないけれど、存在しないことによって言葉の存在をより意識させられた。それはもちろん僕が高島屋の展示を先に見ていたということもあるかもしれない。石川卓磨3

2012-04-24 19:23:31
せざにすむ @cezannisme

あと、作品はもちろんそれぞれ単体で成立しているのだが、それと同時に他の作品との関連性をタリオンの展示では特に感じさせられた。全然違う写真なのだが、横に置かれると何となく共通性があるように思えたり… 石川卓磨4

2012-04-24 19:24:04
せざにすむ @cezannisme

そこでは、それぞれが限定されていない豊かなイメージだからこそ、他の作品など周りのものと様々な関係を結び得るという逆説的な出来事が起こっていると言えるのではないだろうか。もちろん写真の配置の仕方のせいもあるだろう。石川卓磨5

2012-04-24 19:28:52
せざにすむ @cezannisme

とりあえずそんな感じです。ちょっと長くなってしまったので、宮下さんの作品についてはまた今度。

2012-04-24 19:32:04
せざにすむ @cezannisme

そして先ほどから僕が高島屋の展示を引き合いに出していることからも分かるように、タリオンの展示自体もまた、同時に行われていた高島屋の展示に対してそのような関係性を持っていると指摘することができるのではないか。石川卓磨6

2012-04-24 19:32:29
せざにすむ @cezannisme

お名前を打ち間違えしてしまったので最後のだけ修正。

2012-04-24 19:33:59
aon9 @aon9

TALION GALLERYで石川卓磨、宮下さゆり「似て非なるもの」を見た。#art http://t.co/BejeGXVd http://t.co/hT818piw

2012-04-25 21:18:43
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せざにすむ @cezannisme

石川卓磨・宮下さゆり展@TALION GALLERY。今度は宮下さゆりさんの作品について。宮下さんの作品は以前文房堂ギャラリーのグループ展で見たことがある。石川さんとのツイッター対談 http://t.co/XeNbZKDD でもすでに色々と語られているので簡単に印象を。1

2012-04-26 21:03:25
せざにすむ @cezannisme

作品内に描かれたテーブルに手影絵が投影されている光景を描いたものが多いのだが、奇妙な印象を与えるのは、その元となる手が画面内に存在しないため影だけがテーブル上で自立していることから来ていると思う。人間から分離した影のような不気味さ。宮下さゆり2

2012-04-26 21:06:08
せざにすむ @cezannisme

像の源泉から切り離されているということから、グリーンバーグとは違った意味合いにおいて「ホームレス・リプレゼンテーション」(「帰する場所なき再現性」)と呼びたい誘惑に駆られる。宮下さゆり3

2012-04-26 21:07:55
せざにすむ @cezannisme

あと、手影絵だというのもポイントだと思う。両手の指や掌を様々な形で組み合わせて作られた影であるため、テーブル上で影絵として一つの統一した像を形作っていても常に何か分解や崩壊の可能性に晒されている印象がある。宮下さゆり4

2012-04-26 21:08:43
せざにすむ @cezannisme

あと今回気づいたのは、小さな作品では元々の紙のすべてを用いて描くのではなくその真ん中にだけ小さく枠取って描かれていて、影の投影されるテーブルが画面全体に対して画中画的に入れ子状になっているように、画面全体もまた紙全体に対して入れ子状になっているのではないかということ。宮下さゆり5

2012-04-26 21:10:18
せざにすむ @cezannisme

額縁と紙との関係もそう。つまり作品全体が幾層もの入れ子状になっている。石川卓磨・宮下さゆり「似て非なるもの」展はTALION GALLERYで5月2日まで。 http://t.co/tnrfUaZx ちなみに展示風景はこちら http://t.co/JP9UCdUi 宮下さゆり6

2012-04-26 21:14:41
せざにすむ @cezannisme

あ、あとおそらく宮下さんの作品はテーブル状のものの上で描かれているだろうから、テーブルの上でテーブルを描くという入れ子状もあるのかな。なかなか複雑ですね。宮下さゆり7

2012-04-26 21:45:54
Taxxaka @Taxxaka

これ行ってた。面白かった♪ 4月28日(土)19時〜21時「逆光としての言葉、遮光としての言葉」を行います。パネリスト:石川卓磨、宮下さゆり、蔵屋美香(東京国立近代美術館美術課長)http://t.co/nrB1Q4m8

2012-04-28 21:35:36
せざにすむ @cezannisme

TALION GALLERYで石川卓磨・宮下さゆり展のトーク。東近美の蔵屋さんも含めてとても興味深いお話を聞くことができました。ありがとうございました。作品を見ただけでは気づかなかったことが色々とあったな。

2012-04-28 21:36:54
Taxxaka @Taxxaka

形象なしの美術(表象)の成立がある時代的な背景→抽象への疑問→絵画の成立する構造/影(宮下)/現実と芸術の関係/写真・読解・社会(石川):石川卓磨、宮下さゆり、蔵屋美香トーク

2012-04-28 21:41:27
Taxxaka @Taxxaka

宮下の手法→見る見られる関係を構図と光源で操作。二つの光源、どこからかわからない光→一人の脳・観客との対峙 / 石川→写真で絵画を成立させる。ラウシェンバーグ的なコードと曖昧さの延伸。:石川卓磨、宮下さゆり、蔵屋美香トーク

2012-04-28 21:45:27
せざにすむ @cezannisme

まあテーブルというとどうしてスタインバーグを思い起こしますよね。今日のトークで話題になったわけではないけど。そういえば宮下さんと初めてお会いしたときもその話をしたような… そのときはまだ読んでないと仰っていたと思うけど。

2012-04-28 23:13:42
せざにすむ @cezannisme

プリニウスの言う絵画の起源としての影は壁に投影されたものであり、高松次郎の影もキャンバスに描かれてはいるけど壁的なものを意識しているとするなら、それはテーブルに投影された影とはどう異なるのか。

2012-04-28 23:18:54
せざにすむ @cezannisme

高松の場合、垂直の壁に投影された影という印象があるので、どうしても作品と対面した観者にとって鏡像的な感覚があるんだよな。より正確に言えば、鏡像とのズレを楽しむみたいな。でも、テーブルに投影される影の場合鏡像的な感覚とまた違ってくるんじゃないかな。そこが不安感にもつながってくる。

2012-04-28 23:20:20
せざにすむ @cezannisme

蔵屋美香さんの作品分析はさすがに鋭くて面白かったです。

2012-04-29 01:19:32
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