はるかな氏による #黒歴史ノート朗読会

あのイケメンの過去を探る!!!
6
水瀬はるかな @halcana

#黒歴史ノート朗読会 というハッシュタグを自分のために使おう

2012-05-21 21:32:42
水瀬はるかな @halcana

そうだな、うん、異世界ファンタジーなので、もちろんそこはファンタジックな世界なわけだが、その世界は三層の巨大な円盤が、ひとつの大きな塔を軸にして重なったような構造をしていてな、それぞれの層に色んな生物が住んでいるわけだ。 #黒歴史ノート朗読会

2012-05-21 21:35:30
水瀬はるかな @halcana

まぁ、天国と現世と地獄と、有り体に言ってそんな具合のものを想像してくれればいい。太陽は一層目と二層目の間の空中にぷかぷかと浮いていてだな。そいつが塔を中心にぐるぐる廻ることで朝と夜が来るわけだが、そういうのはまぁどうでもいい。 #黒歴史ノート朗読会

2012-05-21 21:37:09
水瀬はるかな @halcana

異世界ファンタジーなので、剣や魔法も登場する。魔法に関してはとっても面倒な説明が必要なので原理は省くが、こいつは人間には扱えない。ただし、魔術っていうよく似たものは人間にも使える。魔術ってのは魔法技術の略で、まぁその辺もいいな、うん、どうでもいい。 #黒歴史ノート朗読会

2012-05-21 21:38:53
水瀬はるかな @halcana

話を戻すとだな、人間は三層の世界の、真ん中の層に住んでいる。この世界の地面になってる円盤は、そりゃもう世界というからにはとんでもなく広大で、だからお話の舞台になるのは、円盤の中心にある塔にそこそこ近い一部の地域だけだ。 #黒歴史ノート朗読会

2012-05-21 21:40:38
水瀬はるかな @halcana

そういう世界があってお話が始まるわけだが、プロローグは火の海になったとある王国の小都市から始まる。戦争をだな、していたんだな。ただ、戦争の相手は人間ではなくて、よくある悪魔や怪物でもなくて、天使だ。天使と戦ってる。 #黒歴史ノート朗読会

2012-05-21 21:42:34
水瀬はるかな @halcana

そのお話にはたくさんの主人公がいる。その国の騎士の少年であったり、僕らの現実世界からそちらの世界に迷い込んだ少年もいれば、王宮で占い師をやっていた少女もいる。教会に祭り上げられた聖女もいる。まぁ、色々だ。 #黒歴史ノート朗読会

2012-05-21 21:45:17
水瀬はるかな @halcana

仮に騎士の少年を主人公にしようか。彼は孤児だった。育ての親は騎士団長さんだ。紆余曲折あって騎士になった矢先に戦争が始まったが、あっという間に敗走の憂き目を見た。その戦いを生き残った人々の中には、彼や、彼の育ての親である騎士団長や、それ以外に色んな人がいた #黒歴史ノート朗読会

2012-05-21 21:47:51
水瀬はるかな @halcana

さて、彼らはもちろん反攻作戦をやらかそうと考えたが、何しろ人も武器もない。そこで、大きな魔術装置を作ろうと考えた。さっきも言ったが、魔術というのは魔法技術の略で、呼んで字の如く、魔法の奇跡を技術によって再現しようという、まぁそういうものだ #黒歴史ノート朗読会

2012-05-21 21:49:30
水瀬はるかな @halcana

彼らはその装置を作るために、その動力になるものを探した。Fateなんかで例えれば、英霊の召喚に必要な聖遺物みたいな、まぁ、そういうものだよ。いわくつきの代物。お約束だけど、そういうものは大抵宗教が絡むから、教会の中に保管されてる。じゃあそれを手に入れよう、と #黒歴史ノート朗読会

2012-05-21 21:52:15
水瀬はるかな @halcana

話は逸れるけれど、その世界で最もポピュラーな宗教は一神教で、大体はこちらで言うキリスト教とおんなじだ。あ、旧約の方な。神様が世界を作って、人間が調子に乗って楽園から追放されるお話だ。 #黒歴史ノート朗読会

2012-05-21 21:55:26
水瀬はるかな @halcana

まぁ細かいことはどうでもいい。話を本筋に戻すと、結果的に、主人公たちは教会からとある物を持ち出すことに成功した。そいつは何かって言うと、天使の輪っかだ。頭の上に浮いてるアレ。アレを持ちだしたのだ。 #黒歴史ノート朗読会

2012-05-21 21:57:45
水瀬はるかな @halcana

何故そんなものが教会にあるのかっていうと、天使を指揮して国をまるごと滅ぼした首謀者もまた人間らしくて、どうやらその天使の輪っかは、その誰かが、戦争を始めるよりずっと前に持ち込んだまま放置されていたらしい。少しだけ裏が見えてきたようなそうでないような。 #黒歴史ノート朗読会

2012-05-21 22:00:01
水瀬はるかな @halcana

彼らは旅の復路で、その首謀者のおっさんと遭遇する。遭遇して、その側近の天使ちゃんと戦う。おっさんは、国とか以前に世界そのものをぶち壊したいと言う。理由は、どうやら世界の構造そのものが狂っているからだそうだ。何やかんやあって、主人公達は帰ってくることができた #黒歴史ノート朗読会

2012-05-21 22:02:41
水瀬はるかな @halcana

そこで場面は切り替わり、首謀者のおっさんは、主人公たちを止められなかった側近の天使ちゃんを殺してしまう。この天使ちゃんはリベカという名前で、まぁ、天使の序列的には下の下なんだけど、それはまぁいい。とにかく、そのおっさんはえらくシビアな人らしいということだね #黒歴史ノート朗読会

2012-05-21 22:04:45
水瀬はるかな @halcana

でだ、そんなこんなはあったけれど、主人公達は天使の輪っかという、それはもうすごいアイテムを手に入れた。早速コレを利用して攻めてくる天使に対抗しよう!となったわけだけど、せっかく首謀者もわかったんだし、探しだして首謀者殺しちゃえばよくね?って言う奴も出てくる。 #黒歴史ノート朗読会

2012-05-21 22:06:44
水瀬はるかな @halcana

ここでお話は分岐するのだけど、というか、これ以前にもいくつか分岐点はあったんだけど、まぁそれはスルーで。敵に攻めこむ派の方の話をしよう。その方が面白いから。 #黒歴史ノート朗読会

2012-05-21 22:07:40
水瀬はるかな @halcana

彼らは、天使が世界を貫く塔からやって来るということを突き止める。そりゃまぁ、天使つったら天国の住人だし? 三層の一番上。天国の世界から来てるなら、塔を経由してるよね。じゃあ首謀者のおっさんも塔にいるんじゃね、ってことで進軍を開始した。 #黒歴史ノート朗読会

2012-05-21 22:09:24
水瀬はるかな @halcana

たくさん犠牲もあり、色々困難もあり、その辺は端折るけど、主人公の少年はその塔の最上部に近い上の方で、首謀者のおっさんと戦い、おっさんを倒す。おっさんは、俺を倒しても世界はどうにもならんよざまあ!みたいなことを言って死んでしまう。でもまぁやったね世界平和! #黒歴史ノート朗読会

2012-05-21 22:12:22
水瀬はるかな @halcana

さて、首謀者を殺した主人公達は、塔の更に上を目指すことになる。なんでかっていうと、まぁ塔を上る過程で一悶着あって、帰り道がなくなっちゃったんだな。仕方ないから三層で言うところの最上の世界まで行くしかねーわ、ってことで。塔の中にいてもどうせ飢えて死ぬしね。 #黒歴史ノート朗読会

2012-05-21 22:15:36
水瀬はるかな @halcana

さて、彼らは塔を登りきり、とうとう上層の世界にやってきた。塔を出ると、広がるのは一面血の海。そりゃもう、地平線まで血の海。地獄かここは。いやいや天国じゃないの? でもなんか全部真っ赤だし、そこら中に肉とか落ちてるし、え、なにこれ。え?みたいな #黒歴史ノート朗読会

2012-05-21 22:17:31
水瀬はるかな @halcana

結局、彼らはそこで皆死んでしまいました。だって、帰る手段がないんだもの。そりゃ死ぬよね。しゃーないしゃーない。というわけで、この話はこれでおしまいだ。 #黒歴史ノート朗読会

2012-05-21 22:18:14
水瀬はるかな @halcana

ラスボス倒したけど帰れなくて全滅END。いやあ良い話だった。マヴラブもこんなオチだったよね。まぁ、そういうお話だ。結局、彼らは天使の軍勢が攻めてくる理由も、首謀者のおっさんがそれをやらかした理由も、上層世界が血の海になっていた理由も、何一つわからなかった。 #黒歴史ノート朗読会

2012-05-21 22:21:16
水瀬はるかな @halcana

ああ、もしかしたら最後の一つはわかったかもしれない。上層の世界で何が起きていたのかは、まぁ根気よくその世界を探し回れば、ヒントくらいはあると思う。何にせよ、彼らは決して負けはしなかったけれど、最終的には失敗したんだね。 #黒歴史ノート朗読会

2012-05-21 22:22:24
水瀬はるかな @halcana

このへんで、お話は大体半分だ。残りの半分はちょっとさかのぼって、塔に攻めこむか、攻めずに反攻の機会を待つか、その2グループの、攻めなかった人々の方が主役になる。 #黒歴史ノート朗読会

2012-05-21 22:24:07
1 ・・ 5 次へ