構造的見地よりシャトル計画を振り返って

もうすぐスペースシャトルは運用を停止します。 なんでこんなことになったのか。 設計思想から理由を探りました。 文脈には出ませんでしたが、 続きを読む
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tetsu @metatetsu

年間40回の打ち上げを目標にしていたのに、10回も打ち上げられなかった時点で「計画は間違っていた」とオバマ並に大きく方針を見直すべきだったのかもしれません QT @ohnuki_tsuyoshi: 松浦さんに意見を伺ったところ、「シャトルの運航経費が高すぎて予算が回らなかった」

2010-06-22 13:34:24
tetsu @metatetsu

まあ数兆円かかるプロジェクトを途中で「いろいろと予想通りに行かないのできっぱり止める」と言うのはなかなか勇気が必要なんだけどねぇ

2010-06-22 13:39:43
大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

チャレンジャー事故で見直したはずなんですが、ISSで酷使してしまいましたね。 RT @metatetsu: 年間40回の打ち上げを目標にしていたのに、10回も打ち上げられなかった時点で「計画は間違っていた」とオバマ並に大きく方針を見直すべきだったのかもしれません

2010-06-22 13:45:11
大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

シャトルのブロックアップデートも、遅きに失していた。一体型SRBはヴァンデンバーグ用に検討していたので一旦中止、チャレンジャー後に復活するもISSに予算を取られて中止。液体ブースターに至っては、すでにF-1エンジンの技術は途絶え、RD-170系かNK-33を想定していた。

2010-06-22 13:53:16
大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

チャレンジャー事故後にエンデヴァーを建造せず、その金で新SRBやシャトルCを開発していたらどうだっただろう。残されたミッションをシャトルで打ち上げなければならない、というプレッシャーが判断を誤らせたのか。

2010-06-22 13:56:23
大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

シャトルの着陸後には、ヒドラジン推進系の無毒化に多くの時間と機材を要している。シャトルには無毒系推進剤の構想もあったが、これも潰れた。全ての問題を改善したシャトルが本当に使い捨てロケットに勝てないものだったかは、検証する必要があると思う。

2010-06-22 14:07:10
@misha_yuryevich

11A511にも変遷あり?サターンⅤ型の後継はないけどアトラスシリーズはEELV使い捨てロケット計画とか RT @ohnuki_tsuyoshi: 使い捨てロケットとの単純比較はフェアでない

2010-06-22 13:59:08
大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

シャトルと1980年代のロケットを比べると、違うものが見えてきます RT @misha_yuryevich: 11A511にも変遷あり?サターンⅤ型の後継はないけどアトラスシリーズはEELV使い捨てロケット計画とか RT @ohnuki_tsuyoshi: 単純比較はフェアでない

2010-06-22 14:01:01
KZ78🍅 @kz78_b

@ohnuki_tsuyoshi フォン・ブラウンはアポロ計画後、シャトルの開発に関わっています。NASAを去るのはその後です。シャトルの「今ある技術を組み合わせる」設計は如何にもフォン・ブラウン流です。

2010-06-22 14:08:49
大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

なるほど。でも、それならF-1とJ-2で作っても良かったはず。「完全再使用TSTO」から撤退を重ねた結果、ああいう中途半端な組み合わせになってしまったように思うのですが。 RT @kz78_b 「今ある技術を組み合わせる」設計は如何にもフォン・ブラウン流です。

2010-06-22 14:13:11
KZ78🍅 @kz78_b

@ohnuki_tsuyoshi フォン・ブラウンがアポロ計画からシャトル計画に異動したときには、すでにいくつものアイデアスケッチが出ていたようですので、色々しがらみはあったろうと思います。オービタの再利用は計画上の必須事項だったのでは。

2010-06-22 14:19:01
大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

オービターというか、敵性衛星を含む、衛星の持ち帰りですね。エンジンとアビオニクスの再使用がコストを下げると目論んだが、使い捨てより高くついちゃった。 RT @kz78_b オービタの再利用は計画上の必須事項だったのでは。

2010-06-22 14:22:09
KZ78🍅 @kz78_b

@ohnuki_tsuyoshi 個人的にはサターンVの横っ腹にオービタをくくりつけるプランがあり、非常に惹かれます。なぜ、HOPEのように先端ではなく横抱えなのか、頭を抱えてしまいましたw

2010-06-22 14:22:21
大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

先っぽに付けると空力不安定になるのと、SSMEが2段燃焼サイクルで空中着火が不向きなので同時点火するためですね。でも、最初からJ-2を使っていれば空中着火で良かったのに本末転倒な気も。 RT @kz78_b: なぜ、HOPEのように先端ではなく横抱えなのか

2010-06-22 14:25:41
KZ78🍅 @kz78_b

@otankono @ohnuki_tsuyoshi アブレータはアポロでも使っていますので当時すでに枯れた技術だと思います。オービタの再利用を考えると採用は難しいでしょうが・・・。

2010-06-22 14:27:06
KZ78🍅 @kz78_b

@ohnuki_tsuyoshi まあ、フォン・ブラウンは予算が足りなければ、自分で動いてかき集める人ですから、安価な使い捨てよりも、高価でも再利用を指向するのは仕方なかったのかもしれません。

2010-06-22 14:35:04
大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

以前考えたんだけど、有人打ち上げ時の脱出とエンジン再使用を両立させると、ETはサイドマウントにせざるを得ない。でもペイロードベイをオービターとは別にすると、非常に組み合わせにくい。結局、貨物用オービターと人員用オービターは別設計にすべきだったという結論になった。

2010-06-22 14:38:49
大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

シャトルは単独で軌道上実験が可能だが、スペースラブぐらいの宇宙実験室ならスカイラブの技術で可能だった。7人乗り人員専用オービターと、スカイラブを搭載した貨物専用オービターを交互に上げる方が安上がりだったろう。

2010-06-22 14:40:58
大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

結局は「持ち帰り可能なペイロードベイ」の存在が、全ての失敗の元凶に思えるのだが。

2010-06-22 14:42:05
大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

そういえば、HTVが切り開いた道ってすごいな。これからはブルージェミニみたいな軌道実験室をISSにランデブーさせて拾ってもらえば、シャトルなしでもISSが拡張できるんだ。ロシア式よりずっとシンプル。

2010-06-22 14:17:13
!ʞoɹ!H '∀W∀MI @higamma

@ohnuki_tsuyoshi 話がそれるかもですが、HTVみたいに与圧部と非与圧部が共存するというのもその流れで考えるとどうなんでしょうか?人と物の場合冗長性の違いが無駄になる気がしますが、HTVの場合はどうですか?

2010-06-22 14:45:17
大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

@higamma HTVの場合は使い捨てなのと、「コンテナを2個積める」ようなもんだからいいんじゃない?構造的には、それらが与圧でも非与圧でも同じこと。有人の場合、緊急脱出と再使用の両立を図らなければいけない。てか、シャトルは両立できてない。

2010-06-22 14:49:26
大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

どう考えても、上段再使用は割に合わない。H-IIAを見ても2段より1段以下の方が高価。シャトルは上段再使用の効果を上げるために上段が異常に大きなロケット。下段再使用で上段使い捨ての方がずっと合理的。

2010-06-22 14:54:18
KZ78🍅 @kz78_b

同意です。ただ、そういう結論もNASAがシャトルで得たノウハウがあるから言えるのかな、と。RT @ohnuki_tsuyoshi 結局は「持ち帰り可能なペイロードベイ」の存在が、全ての失敗の元凶に思えるのだが。

2010-06-22 14:54:26
大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

NASAも気付いていたから、早い段階でシャトルCが出てきたんでしょうね。RT @kz78_b: 同意です。ただ、そういう結論もNASAがシャトルで得たノウハウがあるから言える RT @ohnuki_tsuyoshi 「持ち帰り可能なペイロードベイ」の存在が、全ての失敗の元凶

2010-06-22 14:56:24