中華帝国の『禅譲』の重要性について

中華帝国にとって禅譲が如何に重要だったかを主に魏→普を例にとって
33
地雷魚 @Jiraygyo

@sweets_street 曹爽と何晏の一派は、退廃的すぎて現実向いてないものなあ。でも割りと好き。つか、周囲があんなんばかりなのに、高貴郷公が異常なぐらい真っ当にそだったのが不思議。この人の言動はもっと注目されてほしいなあ、切ないぐらい真摯すぎてなあ。

2012-06-04 12:12:26
お菓子っ子 @sweets_street

@Jiraygyo 曹髦のお父さんの曹霖は侍女や使用人に暴力を振るっては殺すっていうサディストだったんで、退廃してる余裕がなかったのかもですね

2012-06-04 12:20:44
地雷魚 @Jiraygyo

@sweets_street 必死で高祖より少康が偉大って主張したり、いちいち言動が死亡フラグだけど、本人もそれ覚悟してやってたものなあ。そして、彼に対する及び腰っぷりが、皇帝弑虐というもののハードルの高さがよくわかる資料にもなってる。

2012-06-04 12:27:08
お菓子っ子 @sweets_street

@Jiraygyo 南北朝時代になると、皇帝弑逆は定例行事になるんですが、魏の時代の偉いさんはみんな名士だから、外聞を気にしてたんでしょうね(´・ω・`)

2012-06-04 12:32:16
地雷魚 @Jiraygyo

@sweets_street 梁冀と董卓ぐらいだものなあ、皇帝弑虐やったの。陳寿にも伏せさせたぐらい司馬家の汚点になっとるんだよね。まあ、皇帝新逆して次の王朝ってのは初めての例か・・・そら短命王朝になるわ

2012-06-04 12:34:25
お菓子っ子 @sweets_street

@Jiraygyo 梁冀はともかく、董卓も司馬氏一派も残虐だから支持をなくしたってより、「世のため人のためなら皇帝も殺す」って過剰な使命感にドン引きされたような気がしますね

2012-06-04 12:40:56
地雷魚 @Jiraygyo

@sweets_street なんつーか、残虐というより、そういう洗練されてない政権交代は祭祀的に最悪なので、完全にケガレ扱いでしょうな。感情云々以前に「まつりごと」として最悪と判断されとると思うし自覚もしとるだろう。

2012-06-04 12:43:37
お菓子っ子 @sweets_street

@Jiraygyo 前漢の大臣たちが呂氏を排除した後に、皇帝や諸侯王を「劉氏ではなくて呂氏が連れてきた馬の骨」と言って殺してるんですが、それぐらいの捏造をしないと弑逆は公認されなかったんでしょうね(´・ω・`)

2012-06-04 12:51:37
地雷魚 @Jiraygyo

@sweets_street 祭祀ってただの迷信ではなく、怨念とか感情とかの鎮定手段だからねえ。司馬氏の王侯たちの扱われ様も、その報いだったのかもなあ・・・

2012-06-04 12:57:08
お菓子っ子 @sweets_street

@Jiraygyo 皇帝の最重要な仕事は社稷と過去の皇帝の祭祀なので、それを暴力で途切れさせたら、「祭祀をやるから皇帝は皇帝なんだ」というのが常識な世界では、祭祀を行う皇帝の臣下として行使している権威の正当制も疑われてしまいますね

2012-06-04 13:06:49
地雷魚 @Jiraygyo

@sweets_street 政治や軍事面や経済面だけでなく、あるいはそれ以上に古代世界は祭祀と宗教で出来上がっているからねえ。司馬昭が曹髦の死に衝撃受けたのも無理はなく、また彼の代で禅譲が無理になったのもむべなるかな。

2012-06-04 13:18:34
地雷魚 @Jiraygyo

@sweets_street 普朝成立後も成立前も反乱祭だったし、見事に皇帝としての権威付けに失敗してたのは間違いないねえ・・・

2012-06-04 13:20:34
お菓子っ子 @sweets_street

@Jiraygyo 皇帝の権威の根拠は「天命を受けて、天帝の代理として地上を統治する」「だから地上の代表として天を祀るのが義務」だから、皇帝弑逆は天命を魏に授けた天にケチを付けたってことなんです。そして、それは皇帝から授かった魏の宰相たる司馬昭の権威の否定にもなるんです

2012-06-04 13:23:23
地雷魚 @Jiraygyo

@sweets_street 中華の天地の否定だものね。だから後に八王の乱が起きるし、異民族たちも簡単に司馬氏を否定して国を立てるし、漢名乗ったり魏を名乗ったりしてしまう。曹髦殺害ってのは司馬家にガチで祟ったと思う。後世も普については統一王朝扱いしてないしねえ・・・

2012-06-04 13:26:13
お菓子っ子 @sweets_street

@Jiraygyo 皇帝を廃位して取り替えたら、今度は弑逆したんだから、権力を授けてくれた上司二人に刃向かったってこと。そうしたら、権力の根拠は宰相の地位を授けてくれた皇帝の権威ではなくて、反抗者を打倒する武力のみになります

2012-06-04 13:27:02
地雷魚 @Jiraygyo

@sweets_street 司馬昭というか賈充は、なんというか・・・こう、ねえ?

2012-06-04 13:36:00
お菓子っ子 @sweets_street

@Jiraygyo 賈充は私利私欲の塊みたいに言われてるけど、世論受けを無視した意見を言っては不評を買うって逸話ばかりだから、何らかの強い信念で動いていたような気がしますね。だから、一線をあっさり越えたんじゃないかと。そして、信念の人だから司馬昭や司馬炎も信任したような気がします

2012-06-04 13:40:18
お菓子っ子 @sweets_street

@Jiraygyo 賈充って官僚としてもやり手だけど、それ以上に中軍の司令官とか、不安定な場所を大軍率いて鎮撫するとか、忠誠心を信用されてないとできない仕事が多いです。忠臣だけど、忠臣過ぎてひとりよがりになるタイプじゃないかと思いますね。普通はうざがられて途中で粛清される役割

2012-06-04 13:49:07
地雷魚 @Jiraygyo

@sweets_street 確かに私利私欲なら普通は皇帝殺せないわなー。ただ、その信念の方向性はことごとく司馬家に祟るんだよな。賈南風といい、わざとやってんのか? と思うぐらい司馬家の疫病神になってるのが怖い。

2012-06-04 13:43:08
地雷魚 @Jiraygyo

@sweets_street 司隷校尉とか執金吾とかで止めとけば絶賛されとったろうねえ・・・一族ごと抜擢しまくっちゃったからな・・・まあ、反乱祭りのせいで手駒不足だったのもあるけど。王家と賈家ぐらいしか信頼できなかったっぽいなあ・・・

2012-06-04 13:58:40
お菓子っ子 @sweets_street

@Jiraygyo あとは楊氏。質の悪い一族を取り立てざるを得なかったところが晋の基盤の弱さを伺わせますね。忠誠心を期待できる一族が宇文氏と来氏しかなかった煬帝みたいなもの

2012-06-04 14:05:36
地雷魚 @Jiraygyo

@sweets_street 能力的にも忠誠心も抜群なのは間違いない。ただ、それだけで成り立つほど政治の世界は甘くないんだよなー。なので「歴史能力値主義」はもう飽きてる(笑)

2012-06-04 13:50:26
お菓子っ子 @sweets_street

@Jiraygyo 「バランス感覚の欠如」「独善的過ぎる」という点で、大局観を示す能力値から差し引けるかもですね。そういうのがあればの話ですが

2012-06-04 13:55:42
地雷魚 @Jiraygyo

@sweets_street ここまで祟るかどうかは別として、こういう面で司馬家に拭い様のない瑕を付けてやるってのは、明らかに曹髦は意図して無謀な挙兵したと思う。物凄い歴史秩序を勉強してたし曹髦は。

2012-06-04 13:28:20
地雷魚 @Jiraygyo

@sweets_street 後世の王朝も司馬家を認めると、前政権の皇帝を殺して政権を奪うというのを肯定することになるので、そら認めるわけにはいかん王朝になるしね。名分の大切さってのは千年祟るよなあ・・・

2012-06-04 13:31:16