iPad行政、iPad自治体を目指したい(黒岩市議の一般質問から) #takeotoilet

武雄市議会 平成22年9月定例会 市政事務に対する一般質問 黒岩幸生 https://www.city.takeo.lg.jp/shisei/shigikai/201009/index.html https://www.city.takeo.lg.jp/shisei/shigikai/201009/20100909.pdf から転載
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○議長(牟田勝浩君)
23番黒岩議員

○23番(黒岩幸生君)〔登壇〕
次に、IT行政について質問をいたしております。先ほど一番若い上田議員が市長と話しているのを聞いて、半分しかわからん。半分もわからんですね、IT関係は。全くわからないですけれども、わからないなりに質問をしてみたいと思います。

と申しますのも、先日、岐阜大学附属病院が映っていた。これは18年度から全国に先駆けて、完全電子化を実現した次世代型の病院なんですね。だから、もちろんペーパーレスですよ。お医者さんは机に向かって紙を使わずパソコンを使って、そして、すべてが高感度のディスプレーによって画面で説明していくと。

もちろん今、ほとんどの若いお医者さんたちはみんなそれですよね。しかし、それを一元化して、全部を結ぶという完全次世代型の病院が誕生したということがあったんですね。これを見ていて思ったんですけれども、医学界においてさえ──おいてさえと言ったら怒られますけれども、医学界でこういうことをされていますので、一番IT情報技術を使わなければならないのは、私は自治体だと思うんです。

市役所こそ、まずこれを使うべきと思うのは、私から見れば、役所というのはほとんどが統計学と思うんですよ、積み重ねたですね。そういうことであれば、一番役立つのがやっぱり情報技術を取り入れることと思うんですよね。一番私が見てネックになるのは、まずペーパーレスを役所で始めてほしいと。

これから外れないと絶対電子化はできない。そのためには市長、まず電子決裁、ここに踏み込まなければ、今若い人たちがパソコンに入れる。入れた文書を課長に送る、係長に送る。担当箱で決裁すればいいわけですよね。しかし、決裁もらうために、わざわざプリンターで打ち出して、紙を持ってきて印鑑をもらうわけでしょう。

だから、これを決裁を変えればペーパーレスになると。逆に言えば、ペーパーレスになすために、まず電子決裁に踏み切るべきだと思いますけれども、いかがでしょうか、答弁を求めます。

○議長(牟田勝浩君)
樋渡市長

○樋渡市長〔登壇〕
決裁も大きく2種類ありまして、本当に個人認証まで加えたような秘密決裁というのもやっぱりあるんですよね。例えば、人事案件とか、そういう決裁については、これは多分ペーパーのほうがなじむと思います。ただ、議員からありましたように、ペーパーによって遅くなるというのがあって、供覧型の決裁というのがあるんですね。

広く知らしめるとか安易な決裁とか、そういうのについては電子決裁をして踏み込みたいと思っています。やり方等については、専門家の先生とよく相談をして、電子決裁への第一歩を踏み出したいというふうに思います。以上です。

○議長(牟田勝浩君)
23番黒岩議員

○23番(黒岩幸生君)〔登壇〕
確かに非常にこの秘密文書、いろんな部類があると思うんですね。しかし、それはやり方でできると思うんですね。単純な話ですけれども、銀行印、なくて済むんですよね。どこからか金借りても、全部暗証番号で済む。いろんなことがありますので、できるほうに、そのためには何をガードするかと。

ガードがあるからできないじゃなくて、まずできるほうをする。じゃ、ここをするためにはどうするかというふうにぜひともしていただきたいんです。思い切ってペーパーレスにしようじゃないかと、そうなった場合は、どこにその難しい点があるかという考え方をしていくべきだと思うんですよね。

これがあるからできないじゃなくて、市長がよくおっしゃるように、そういう考え方をしてもらいたいと思うんですね。それはぜひお願いしたいと思います。

そして、9月議会の初日に、ツイッターの運用開始があったですね。ツイッターて何やろうかと思うぐらいの気持ちしかないとですよね。しかし、それによってリアリティーな情報を送ることができると。議会でも吉川議員とか牟田議長とか、いろんな人が話すときも、その話ですよね。この議会でも進んでいた。

しかし、私はこの前、6月議会に、わずか3カ月前、iPad(アイパッド)によってですね、ここにちょっと持ってきましたけれども、(現物を示す)これを持って佐賀市内を行けば、加盟しておるから、Wi何とかやったですね。(「Wi-Fi(ワイファイ)」と呼ぶ者あり)

それによって、店の前に行けば、そこの店の宣伝がここに入ってくるんだ。話を聞いて、新聞に載ったそのまま紹介しましたね。
よくわからんとやけど、例えば、これを持って馬神の近くを行けば、ちょうど喰道楽の前に行けば、「日本一おいしいラーメン」と出てきたりですね、あるいはまた34号線を行きよったら、「ここは日本一おいしい五手ちゃんぽんですよ」と。

さらには、「ここはキクラゲの大盛りラーメンがおいしい」、そんな形で出てくる──ああ、それは私が好いとるだけです。そんな形が出てくるという話を聞いたんですね。

それで、ここからが大事ですけど、今、ツイッターは若い人中心に出ていくと思う。私が言いたいのは、遠く離れた、この前も山口議員が言っていましたけれども、ひとり暮らしのお年寄り、そこに逆にこのiPad(アイパッド)を使って、6月も?し言いましたけれども、防災パネルができないかと。

今は情報を集めることはできるけれども、リアルタイムに送ることができないと言われますね。だから、お年寄りに持っていただければ、メールで、例えば、杉岳地区は今、人かみサルが出たですよ、注意してくださいとかメールで送れるというわけでしょう。そういう扱い方をお年寄りにしてもらったらと思うんですね。

あるいはまた、防災版の一つとして、例えば、3カ所ぐらい入れとって、危ないときは警察に行く、あるいはまた、ほとんどは役所ですけどね、市役所に行くと、そういう考え方なんですね。

そして、さらにはもう少し進めば、私が進んだわけじゃなかですけどね、これに手書きソフトを入れてもらったんですよ。お年寄りはなかなかパソコンを打ち切らんという形から、手書きで、下に書けば、それをそのまま文章にして送っていくんですね。それを市長のところに──市長、ツイッターに入るとでしょう。

〔市長「はい」〕

送るんですね。例えば今、私の一般質問を見て市長に、「黒岩議員に対する答弁が冷たいです」とか送れるわけでしょう。(笑声)そういうふうに、こういう使い方があると思うんですね。

ぜひともそこらについて、してもらいたいと思うんですね。それと、それによって市民の皆さんが大きく参加できると思うんですね。それはお年寄りが隣に行くよりも市役所が近かばいという話。

さらにいろいろ見てみますと、例えば、住民票もここに書式が出てくるんですね。しかし、住民票の場合は、先ほど市長言われたように、紙でとらんぎ、証明やけん印鑑が要るわけですよ。しかし、ちょっと考えを変えたら、例えば、北方から住民票をとって、山内の入居選考に出さにゃいかんとするじゃなかですか。

そいぎ、住民票を山内に持っていかにゃいかんですね。場所がちゃんと特定できれば、行かなくても、今度は北方支所から山内に住民票を送ってもらう。そして、そこにまたこれで入居申し込みをすれば、北方と山内に行かなくてできる時代が来ると思うんですね、やり方によって。それは考え方ですよね。

だから、将来は印鑑証明だってそうなると思う。動かずにできると。それはセキュリティーいろいろありますよ。セキュリティーはわかりませんから。上田議員ぐらいになるぎ、わかるでしょうけどね、私はわかりませんので。

それと、一番してほしいのが、今度50万円予算を組んでもろうたですね。マイ図書館、50万円組んだでしょう。つまり市長、図書館の電子化。武雄市の図書館が電子化していただければ、このiPad(アイパッド)で図書館に入るですね。そして、私の好きな「龍馬伝」を借りて、ここに本棚に入れてもらえれば、武雄市の図書館の本がここに来るわけです、手元に。

私が図書館に行ったのと一緒ですね。そして、一歩も動かずに、お年寄りが自分の好きな本を図書館に行ってめくって読めるということが目の前なんですね。だから、市長のほうはつくるほう。しかし、受けるほうをぜひとも整備をしていただきたいなと思うんです
ね。おとといやったですかね、古文書の話が出とったですね。どうするか。

電子化すれば簡単な話ですよね、だれでも見れるし。そして、電子図書館の話は、この前、子ども議会でここに来たとですよ。そしたら、子どもさんたちが移動図書館が欲しい、増冊がない、読みたいと。しかし、読みたい本はないということで、これ一つあれば、みんなが一つの本を読めるんですよね。

それと、谷口議員おっしゃったように、古文書に対してはみんな入れる。そしたら、あとの本については、お宝さんに持っていくためには、ちゃんと──これは別の保存の仕方ですね。そして、電子化して見れば破けないですね。ぜひそういう考え方を武雄市で取り組んでいただきたいと思うんですよ。

そうすれば、武雄市から第2の孫正義が出るかわからんですね。ぜひともそうなってほしいと思うんですね。それで、まずこれは今言いました手書きメールですね。手書きメール、下に書けばそのまま上に来るんですね、「送る」を押せば入ってくる。そういう状態、ここにメールマークがありますので、このメールマークによって市長のところに送る、あるいはまたうちの娘に送る。

ひどかときは隣のおばちゃんに送ってもよかわけですね、ばあちゃん同士、歩かんでも。そういう時代がやってくるんです、目の前にですね。それと、これは先ほど言いました、次は住民票ですね。この住民票についても、書いていますけど、これに書き込むことができる、送ることができる。先ほど言いましたように、今はまだ印鑑が要りますけれども、これからはこれをそのままよそに送ることもできるとなりますね。

だから、むしろ、どう言いますか、これは図書館ですね。(資料を示す)3ページ目ですね。図書館もちゃんとここに手元に入るんですよね。マイ図書館構想をちゃんとして、武雄市の図書館を電子化さえしていただければ、まだできていないでしょうけど、図書館の本が手元にやってくる、そういうのが目の前。

そのときに、まずお年寄りからしていただきたいと思うんですね。ぜひともそこについて、iPad(アイパッド)行政するために、ぜひお年寄りにまず最初に参加してもらうという考えをしていきたいんですけれども、答弁を求めます。

○議長(牟田勝浩君)
樋渡市長

○樋渡市長〔登壇〕
基本的には全く一緒です。その中で大切なのは、やはり中身なんですよね。単なるiPad(アイパッド)というのは、入れ物だけにすぎませんので、それを年配の皆さんたちがきちんと安心して安全に簡単に使えるという、そういう業界の人はアプリケーションという言い方をしますし、アプリという言い方をしますけれども、この開発をきちんとやっぱりしなきゃいけない。

幸いにして私どもには最高情報アドバイザーとして山崎耕史さんが、無給ですよ。休みなし、給料もなしでやっていただいて、きょうも今、慶応義塾大学の先生と打ち合わせをされて、今まさにこの打ち合わせもされていますけれども、そういうのを自治体初のアプリケーションとして開発をして、それを市民の皆さんたちに、特に御高齢者の皆さんたちに果実として享受をしていただくという方向に持っていきたいと思っております。

高齢者の方のみならず、私はやっぱり心温まる行政として、社会的に弱い立場にある障がいをお持ちの皆さんであるとか、出たいけれども出られない妊婦の方とか、そういう方々に行き渡るような温かい政策を進めてまいりたいと、このように思っております。以上です。

○議長(牟田勝浩君)
23番黒岩議員

○23番(黒岩幸生君)〔登壇〕
まず、目的はほかのところにあるんですけどね、市長ね。まずお年寄りにして、若い人ができるのは当たり前のことなんですね。だから、お年寄りの皆さんにそうすることによって、将来は次世代型のiPad(アイパッド)行政、すべての武雄市民がiPad(アイパッド)を持つと、そのことができれば、次世代型自治体ができると思うんですよ。

もちろん広報もこれで送ることができるし、いろんなことができる。武雄市自体がみんなが図書館に行けるし、いろんなことが広がるんですよ。だから、武雄市のみんながiPad(アイパッド)を持って行政参加できる、そういう次世代型の行政を目指すべきだという考えで聞いたんですね。

先ほど市長のツイッターを見て、それを発信する、受ける方。防災面、いろんな面でこれができれば、遠くのお年寄りができれば、必ずできますよ。うちがしなければ必ずどこかがやると思うんですね。

それと、このiPad(アイパッド)、借りてきたばかりですよ。最初どがんして使おうかねと思ったら、使い方の簡単かですね。そして、山崎先生がおっしゃったのは、一回お会いした。こう言われた。「黒岩さんが考えるぐらいのは、みんなこれでできます」と。

それだけ無限にこれが広がるというんですよ。わかりますか。この先にはドラえもんの頭のタケコプターやないですけど、すべてが広がるんですよと言われた。それくらいすばらしい人がおられますので、山崎先生ですね。それをその人にお願いして、ぜひともどこかがやります。

まず最初にiPad(アイパッド)自治体、次世代型、それを目指したらと思いますけれども、答弁を求めます。

○議長(牟田勝浩君)
樋渡市長

○樋渡市長〔登壇〕
iPad(アイパッド)行政、iPad(アイパッド)自治体を目指したいと思います。

○議長(牟田勝浩君)
23番黒岩議員

○23番(黒岩幸生君)〔登壇〕
確かにすばらしいと思うし、そうすることによって、孫正義さんも佐賀出身でしょう。お金も来るし、最初が一番恩恵もこうむるんですよね。ぜひともお願いしたいと思います。

http://www.youtube.com/watch?v=7TqXwn-Fuc8

takeotoilet @takeotoilet

今日も議事録をコピペするだけの仕事が始まるお

2012-07-04 19:25:08