酒席で早野先生が、切れて島薗先生を怒鳴りつけ、逆に島薗先生に静かに諭された?夜。 - そこに至る流れを島薗先生の問題意識を見ながら考える -

しかしこの丁寧な発信が空回りに見えるというのは、まぁなんというか。 押川先生からの当然のお諭しを付け加えました。 こんなこと、言われなければならないというのも、いい年をして恥ずかしい話ですが。
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島薗進 @Shimazono

6/30(土)協同総研総会記念フォーラム@ふくしま http://t.co/S3ILEGux 福島大の教員・学生と地域住民の協力によるイベント。消費者運動、住民運動を基盤に「福島が抱える問題の重さ、複雑さと真正面から対峙」する。福島県産品を味わいながらの交流会もある。

2012-06-20 08:44:18
島薗進 @Shimazono

1 坪倉正治医師(東大医科研)は南相馬を中心に行っているWBCの診療を踏まえ100mSv云々の一般論では住民はまったく納得しないという(原子力被災者等との健康についてのコミュ…有識者懇談会6/14 http://t.co/pZgc1ZDS 昨年暮れまでの状況を思い起こせば当然。

2012-06-20 08:51:00
島薗進 @Shimazono

2坪倉医師も昨年秋までの内部被曝はだいぶ高かったと推定。その頃はWBC検査どころか食品検査も少なく、食品基準値も高く食品に対する不安は深かった。その間に福島県住民がこうむった打撃はとても大きい。また、外部被曝はICRPの現存被曝状況の参考レベルとしてももっとも高く設定されている。

2012-06-20 08:51:57
島薗進 @Shimazono

3東大の医科研や早野教授の尽力でWBC診療により安心材料が出てよかった。だがこれは部分的な材料にすぎない。住民が安心してないことは坪倉医師が証言するとおり。原発事故後、1年近くにわたって放射線被害に対する住民への支援がきわめて手薄だったという実感はそうかんたんに払拭されない。

2012-06-20 08:54:54
島薗進 @Shimazono

4原発事故後1年近くにわたり放射線被害に対する福島県住民への支援が手薄だったのは政府周辺の放射線健康影響の専門家の判断が大きく影響してる。4/19の学校等20mSv基準の設定はその最たるもの。なぜ多くの被曝を許容したのか、いかに線量調査が手薄だったか、県民が忘れられないのは自然。

2012-06-20 08:56:38
島薗進 @Shimazono

5長瀧重信氏、山下俊一氏らICRP勧告を安全論的に解釈して来た人々が政府の放射線影響対策を一手に掌握。そのことは福島県民の心にきわめて大きな影響を及ぼし続けている。山下氏が過度の安全安心論について謝罪したのは一歩前進だが、この問題についての責任の明示が住民の安心の根本に関わる。

2012-06-20 08:58:15
島薗進 @Shimazono

6なお、山下氏の謝罪は日隈一雄弁護士の第2回公開質問状5/15に対する5/31付け回答にある。同氏の以下のブログの6月冒頭部分に掲載されてる。http://t.co/hM4lqFWF だが、山下氏が何を謝罪したのかまだ明瞭ではない。責任を明示するのはここが鍵になる。

2012-06-20 08:58:50
島薗進 @Shimazono

御意 @postoil 学術会議を過信しないこと、本来、学者、大学が中立な情報源のはずだが、それが科学合理性を失って久しい。 @hirakawah @私:学術会議には情報・資料の収集・整理・分析など委員の議論を下支えする専門的なバックアップ体制がないところが致命的です・・・・

2012-06-20 09:02:21
島薗進 @Shimazono

WBC検査にはまだまだ不明の点が多いと聞いています。核種の作用も異論多い。医科研のMRICも長瀧、山下氏らの見解を批判する記事は提供できなかったのは残念。@ikeda_kayoko 国・県による最初のボタンの掛け違いは大打撃です。その修復に尽力し成果をあげてるのは国・県ではない…

2012-06-20 09:11:39
島薗進 @Shimazono

1南相馬でWBCを用いて内部被曝を測定しつつ診療を行っている東大医科研、坪倉正治医師は昨年秋までの内部被曝はだいぶ高かったと推定している。(原子力被災者等との健康についてのコミュニケーションにかかる有識者懇談会6/14 http://t.co/pZgc1ZDS

2012-06-21 09:01:24
島薗進 @Shimazono

2坪倉医師は内部被曝はほぼ食品によるもので、現在は食品による内部被曝はだいぶ下がっているという。これは食品安全委員会が昨年秋からの審議を踏まえ決定した新しい食品の放射線基準が4/1より実施されるようになった経緯が関わる。この間に比較的安全な食品が流通する経路が明確化してきた。

2012-06-21 09:01:38
島薗進 @Shimazono

3食品の放射線基準は4/1より新規制では、食品中の放射性セシウムによる年間被曝線量の限度を5ミリ・シーベルトから1ミリ・シーベルトにし、これをもとに一般食品は1キロあたり100ベクレル、乳児用食品はその半分の50ベクレルなどと定めた。http://t.co/rRKaG2Oc

2012-06-21 09:03:22
島薗進 @Shimazono

4たとえば穀類500ベクレルなどだった暫定規制値から一般食品100ベクレルに下げた。放射線審議会はこれは厳しすぎるとクレーム、読売新聞社説2/4は「規制は、放射線のリスクだけでなく、農業などの産業再生が妨げられるリスクも勘案して」と。http://t.co/Dy77kupc

2012-06-21 09:14:19
島薗進 @Shimazono

5食品の新放射線安全規制値について読売新聞社説2/4は「…総合的に判断しなければならない。放射線リスクゼロを求める一部消費者への迎合では、経済や社会に混乱と不安を広げるだけだ」と述べていた。放射線審議会の主張や読売の社説に従っていれば「安心」が広がっていただろうか?

2012-06-21 09:14:34
島薗進 @Shimazono

6昨年、多くの食品で高い放射線検出値が出たことから、福島県の多くの農家は生産を諦めた。またベクレル値の高い食品は家庭消費者市場に出回らないようになった。学校給食等でも当初はなされていなかった放射線量の測定に力を入れるようになった。その結果、内部被曝は下がってきたのでは?

2012-06-21 09:15:00
島薗進 @Shimazono

7WBCによる診療はなぜ放医研が率先して進めなかったのか?国や県は内部被曝検査のためどれほどの力添えをしたのか?昨年、秋以前の内部被曝データはどこにあるのか?これに関わる政策立案や科学的助言をすべきはどの立場の人々だったのか。専門家や報道関係者はどのような意見表明をしたのか?

2012-06-21 09:15:26
島薗進 @Shimazono

8WBCによる診療結果はなぜ東大の医科研の一人の若手医師の報告に依存しているのか?福島県立医大は坪倉氏が唯一の方法とする一対一面談とはほど遠い「いのちの見守り」調査(山下・神谷副学長の説明→ http://t.co/cyCO3KRU)県民健康管理調査「基本調査」は22%の回答率。

2012-06-21 09:35:25
島薗進 @Shimazono

9国や県や福島県立医大の行おうとした被曝実態の調査は、福島県民に安心を与えるものだろうか?http://t.co/2QOXRCnW この線量推計の信頼性は?国や県や福島県立医大の放射線被害の実態把握や健康被害対策に根本的な問題があるのではないか?坪倉医師に学ぶべきことは多い。

2012-06-21 09:36:54
島薗進 @Shimazono

10二本松の真行寺ではWBCを取り寄せ搬入は6月末か7月。NPO法人TEAM二本松が4600万円で購入。実際昨年10月に粉ミルクからセシウムを発見したのも真行寺の関係者。http://t.co/bkqkhACq 国や県や福島県立医大は手助けしてる?寺から広がるネットワークが応援。

2012-06-21 10:03:37
島薗進 @Shimazono

読みました。日本学術会議の動きの背景が少し分かりました。謝々。総合科学技術会議方式がどのような意味で失敗だったのか、自前の反省はしないでホイホイ制度輸入しようとする気配。@hirakawah 科学技術白書で参照されてる英国の首席科学顧問制度の改善を友人が論じたNatureの記事…

2012-06-22 06:51:16
島薗進 @Shimazono

1専門家はなぜ市民・住民の「安全・安心」の判断や考え方まで指導しようとするのか③「安全」の問題について「安心」が持ち出され強調される転機となったのは、1995年のもんじゅ漏洩火災事故(これについては『さようなら、もんじゅ君』が役立つよ。もんじゅ君、謝々)でムラが動揺したこと。

2012-06-22 09:26:31
島薗進 @Shimazono

2専門家はなぜ市民・住民の…安心…まで指導しようとするのか③専門家が「安心」の宣伝・心理影響に力を入れるようになったのは1996年から―高木仁三郎『原発事故はなぜくりかえうのか』の叙述からそう言えそう(影浦さん謝々)。欧米のリスクコミュニケーション論を「安全・安心」論に置き換え。

2012-06-22 09:27:24
島薗進 @Shimazono

3専門家はなぜ市民・住民の…安心…まで指導しようとするのか③95年10月刊の『原子力白書』には「安心」などおくびにも出してない。「原子炉施設等の安全確保については「従来から国は厳格な安全規制等を行うことにより原子炉施設等の安全確保に万全を期している。」とあって、いかに日本の」

2012-06-22 09:28:12
島薗進 @Shimazono

4専門家はなぜ市民・住民の…安心…まで指導しようとするのか③高木『原発事故は…』p169「原子炉が安全性を確保してきたかということが滔々と書かれていて、国民の間に不信があるおとなどは一言半句もふれられていません」「ところが、それから半年近く遅れて出た『原子力安全白書』になると」

2012-06-22 09:28:41
島薗進 @Shimazono

5専門家はなぜ市民・住民の…安心…まで指導しようとするのか③「トーンはがらっと変わって「もんじゅ」の事故によって原子力の安全性に対する信頼感がすっかり失われたというようなことを、くどくどと述べざるをえなくなりました。そこではおおむねこういう言い方がされています。すなわち」

2012-06-22 09:28:59
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