GCMふくしま　2012年7月15日　LIVE201207版

GCMLIVE @GCMLIVE201207

南相馬市立総合病院の先生とともに写真撮影（11月）。この日までWBCを見たことがなかった。いろいろなお話しをして、いったい何が起こっているのかを把握、解析のお手伝いをすることになった。 #GCMふくしま

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いろいろなWBC。FASTSCAN：立位型。4tの鉄の遮蔽。ALOKA社製：椅子型、全体で7tの遮蔽。ATOMTEX社製：椅子型遮蔽なし。 #GCMふくしま

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次の○×：食品検査器とWBCの原理は同じが違うか？→同じ（○）。食品から出るγ線を測るのも、人体から出るγ線を測るのも一緒。周囲を十分に遮蔽し出来るだけ外からのγ線を止めて、対象からのγ線を検出器で測る。最終的に波高分析をしてベクレルに変換。 #GCMふくしま

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自分に出来るのはベクレルまで。そこからシーベルトに直すには線量計算の技術が必要。 #GCMふくしま

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質問。現在WBCでヨウ素131の有無がわかる？→×。半減期8日。最初の時点で放出は止まった。南相馬で7月以降始めたWBCではヨウ素131が見えた方はいない。 #GCMふくしま

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質問。今幼児をWBC検査して昨年3月のセシウム吸入の有無がわかる？→×。子どもの実効半減期は早い。11月くらいまでには体内に吸入時のセシウムはほとんどない。大人だと少し分かる人がいるが。 #GCMふくしま

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質問。WBCでストロンチウムの有無は分かる？→×。セシウムはβ線も出すが、体から出ていかない。γ線だけ出ていって測れる。ストロンチウムはγ線を出さない。だからWBCでは見えない。 #GCMふくしま

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質問。この部屋の中でα線被ばくをしている？（半々くらい…）→これま○。ラドン。地球を構成する物質ウランの崩壊の途中にあるもの。希ガス。空中を必ず舞っていて、我々の肺に入る。量が多いと問題。EPA（アメリカ環境保護局）ではhealth hazard、と。 #GCMふくしま

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全米で20000人以上がラドンが原因で肺がんになる、と推定されている（飲酒運転死亡事故より多い）。α、β、γについて詳細は次の野尻先生に… #GCMふくしま

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質問。赤ちゃんはお母さんから被ばくしている？→○。放医研のWBC紹介ビデオ。キャプションに「どの人にも存在するK-40」。半減期13億年。βもγ線も出す。カリウムは必須元素。この中にかならずK-40も含まれる。 #GCMふくしま

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WBCのスペクトルで、K-40が見える。1460keV。カリウム以外の内部被ばくなし。次のスペクトル。Cs-134と137の見えるもの。ちょっと盛り上がり。300Bq/bodyくらいのスペクトル。注意しないと人間の目では見逃すかも。 #GCMふくしま

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スペクトルから計算されたベクレルが最終的に数字で示される。 #GCMふくしま

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質問：WBCを同じ人に2回やって、同じ数字になるか？→×。ならない。神のサイコロ。2分間の測定中に何個のセシウムが崩壊するのか？実はわからない。揺らぐ。体重計がこんなに動いたら困るが、放射能とはこういうもの。 #GCMふくしま

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WBCと子ども。体格の問題。もともと成人の原発作業者のための機械だった＜WBC。成人の標準的な体格に一番検出効率が高くなる設計になっている。身長150～190cmの範囲だったら、±15％くらいまで測れる。 #GCMふくしま

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子どもを測る場合。130cm以下の子どもは踏み台に乗せて、検出効率の高いところに体を合わせるようにしている。こういった体格の差を細分せず、全体に±15％くらいに入るように、としている。 #GCMふくしま

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子どもを測りたい、という需要に対して、テストを繰り返した（カリウム40でテスト）。体重20kg未満だと、信頼性の担保は難しい。時間を延ばせば計れるかもしれないが、数分じっとすることも難しい。 #GCMふくしま

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別な会社のWBCで同じ人を測ると、大きく値が異なる。校正があたっていない。内部被ばくの有無はわかるが… #GCMふくしま

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エネ庁の入札。WBCの校正に関しての委託事業が始まる。 #GCMふくしま

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質問。毎日10Bqずつ食べたら1年で3650Bq蓄積？→×。尿に出るためすべてが蓄積はしない。5才児は検出限界（300Bq/body）くらいになる。大人は1000Bq/bodyを越える。年齢によって蓄積量が異なる。 #GCMふくしま

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食べる量、出る量が釣り合う。平衡になったところで10Bq食べると8Bqくらい尿に出る。全員が同じ食事を食べている家庭でWBCをやった場合、見えやすいのは大人。 #GCMふくしま

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様々なデータ。食品由来の内部被ばくのリスクは少ないことがわかってきた。陰膳検査（コープふくしま）の結果。100家庭中10家庭から検出。有限値検出も5Bq/kg未満。一家庭のみ12Bq/kg。 #GCMふくしま

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WBCではどうか。南相馬の結果。23年9月～24年3月。事故後10年程度のチェルノブイリ周辺と比較。この頃のチェルノブイリの内部被ばくより少ない。しかし油断は禁物。イノシシはすごく内部被ばく。これを食べれば被ばくするし、イノシシの食べるものを食べればそうなる。 #GCMふくしま

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チェルノブイリでは10年後に内部被ばくが増えた。福島ではそうならないと思うが、注意は必要。ひらた中央病院のデータ。23年10月～24年4月。月ごとに検出数、検出率の低下と、体内濃度自体の低下も確認できる。 #GCMふくしま

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ひらたのデータ。2月と3月のデータに検出率の大きな差（2月＞3月）。これは更衣の有無。2月まではなかなか更衣が出来なかった。これをやるようになって検出が激減。 #GCMふくしま

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今体内にセシウムがあった場合。1回の検査ではいつどのくらい、どうやって摂取したかがわからない。2回測ると、追加摂取をしていないことがわかる。南相馬の結果、増加傾向を示すのは9500人中の2名。これはどのくらい食べているか計算できる。 #GCMふくしま