深見真から始まるTwitterリレー小説
- shimokura_vio
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「というか、あれはいったいなんだ!」「悪霊みたいなモノだ。オマエみたいな莫迦面で家畜臭い奴に憑く事で現実に干渉してくる」家畜農家と僕に謝れ。「肉ん中に居る間は楽だ。こいつでケツの穴を増やせばいい」ホント鬼畜だな![12/Rv→13/y0]#relaynv
2010-07-14 01:49:35[12/gen]「意外! それは髪の毛ッ!」「77の輝輪をクリアした者としてそう簡単には死ねない──URYYAAAHHH!」延髄にある刃を蠢く髪の毛で奪い、振り回す。「貴様の血をこの肉体の一部としてやるッ!」伸縮自在の髪が、縦横無尽に駆けた。[END/nok] #relaynv
2010-07-14 02:04:28[12/OK]しかし逡巡してもいられなさそうだ。こいつは本当に殺すだろう。両手をついて細い靴のつま先に顔を近づけちらと見上げると彼女は勝ち誇ったように見下ろしている。僕は靴先に口をつけた瞬間、思いっきり噛みついて同時に細い足首をで両手で持ち上げた。[13/MM] #relaynv
2010-07-14 06:22:39[13/not]僕達の蝋燭はあの日誰かの持っていたヘアスプレーに引火して、そして。「ご、ごめんな、さ」影が火の様に僕を舐めてゆく。「許さないけど、でも」全てが暗くなる直前、僕は彼女の唇を感じた気がしたけれど、それを確認する事は僕にはもうできない。[ED/nan] #relaynv
2010-07-13 23:54:06[13/mz]きっと、あの人には解っていたんだろう。僕が何処に導かれ、何を見届けることになるのか。だから僕は畏れずに済む。この終わりなき命、終わりなき戦いの果てに何が待ち受けていたのだとしても。それは、あの人が僕に与えてくれたものなんだ。[14/gen] #relaynv
2010-07-14 00:17:55[13/mm] 「なんなんだよ…」僕がそうつぶやいている間にも少女の首筋からは、真っ赤な血がスプリンクラーのように吹き出している。気がつくと辺りが少女から吹き出した血で真っ赤に染め上げられていた。「ぎぎぎぎ」しかし少女はその不気味な笑い声をやめない。[14/mz]#relaynv
2010-07-14 00:36:04「なっ」バランスを崩し、慌てて手すりにすがる彼女を上目に僕は笑う。「この下僕風情が!下ろしなさい!」顔を真っ赤にして怒り狂う彼女。僕は反するように、勢いよく足を持ち上げ――「あぐぅ」勢いよすぎて頭を天井に叩きつけてしまった[13/MM→14/MAX] #relaynv
2010-07-14 07:25:52商店街や住宅街を鎖に引っ張られて行き着いた先は、人気の全くない小さな神社だった。「何だここ?」「私の家だ」公共の施設に何してるんだこいつは。「神が自分の神社に居て何が悪い」「……今、なんと?」「私は八百万の一柱だと言った」……えー。[13/y0→14/Rv]#relaynv
2010-07-14 10:02:59[14/mz] 笑い声はいつの間にかケタケタという耳障りな音に変わっていく。ケタケタケタケタ。やめろ。ケタケタケタケタケタケタケタケタケタやめろ止めてくれ――。どのくらい、耳を塞いでいただろう。僕の足元には、少女だったモノの骸だけが転がっていた。[15/y0]#relaynv
2010-07-14 00:38:41[15/y0]「は、はは……」僕は体の力が抜けたかのように、座り込んでしまっていた。ふと壁を見てみれば、真っ赤な血などどこにもない。ではアレは夢なのか? いいや。それは有り得ない。少女の骸はそこにあるのだから。「!?」今、ソレが僕を見たような気が……[16/mz]#relaynv
2010-07-14 00:47:19「盲信しろとは言わんが信仰心ぐらい持て。それともお前は虫か?」うっさい銃刀法違反者。「物知らずめ、大和の神は基本的に道具を持たねば異能を使えないぞ?」「弱っ!」「西洋のが反則なだけだ、ドブ鼠め」開き直りを吐いて、彼女は引き戸を蹴り開けた。[15/y0→16/Rv]#relaynv
2010-07-14 10:54:32[16/mz]いや、それこそ気のせいだ。彼女は死んだ。笑い声は幻聴――今まで殺したハイライダーたちの呪わしい祈りの声なのだ。だがそれに屈しない。あの人の願いを叶えるまでは死ねない。「先に眠れよ、同胞」僕が大いなる力を手に入れ、この世界を滅ぼすまで。[ED/y0]#relaynv
2010-07-14 01:32:44[16/mz] 気のせいじゃない――見ている。目がッ。それどころかよく見ればアメーバのような赤いシミが少女の口の中に飲み込まれていく。血――!? それが理解できた瞬間、僕は反射的に身を翻していた。擦過音。何かがこすれるような音と衝撃が僕を掠める。[END/np] #relaynv
2010-07-14 03:01:28…唖然とした。なぜなら、中はファンシーグッズでいっぱいなのだ。部屋の端にあるクマのぬいぐるみの頭の上にはカピバラが乗っかってたりするし。「ところでオマエ、銃に詳しいのか?」僕が小物に注目していると、自称神様の少女は問うてきた。[16/Rv→17/y0]#relaynv
2010-07-14 11:32:02「え……」「直せ」「え!?」「お前の肉が詰まったようでな、少し動きが悪い」さりげなくグロ発言をしながら彼女は唐突に銃を投げ、僕の目玉が悶絶した。「悪いが壊すだけが能でな、直せん」「じ、自分の武器だろ!?」文句を言うが既に聞いちゃいなかった[17/y0→18/Rv]#relaynv
2010-07-14 13:26:43ため息をついて僕は言う。「自分の銃に愛着を持てない奴に銃を持つ資格はない。銃器の点検、整備は自分でする。そんなの常識だろ。ガンオイルの臭いしてる癖にそんな事も出来ないのか?」少女は座布団に胡坐をかくと、「――及第点だ。良い趣味してるな」[18/Rv→19/y0]#relaynv
2010-07-14 14:17:09「刀の時代から職人と趣味人は同じことを言う」僕の声を遮り、「私はな、だから、誇りを知らん趣味人気取りが嫌いだ」銃声が響き、「……そういう意味では少し好意を持ったが、趣味人なら真贋ぐらい看破しろ阿呆」足元で重い木型が粉々に砕け散っていた。[19/y0→20/Rv]#relaynv
2010-07-14 14:59:39傲慢な少女に頭を抱えたくなる。「言ったろ。愛着のある銃なら他人に任せたりしないってな」「ん?」「つまり最初からそれが贋作なのは分かってたって事だ」僕は得意げに語り終えると少女を指刺した。「――銃ヲタ舐めんなッ!」[20/Rv→21/y0]#relaynv
2010-07-14 15:20:46ぴくん、と眉が吊り上がるのを見て仄かな快感が込み上げる。「おい」「何だ?」「とりあえず撃たせろ」そして衝撃を頭に叩きつけられた。「忌々しい、この若造め!」「殺す気か!」「殺してやりたいわ、ええい、くそ、下衆に負けた!」八つ当たりだコレ!?[21/y0→22/Rv]#relaynv
2010-07-14 15:49:32沢山いる「一人の少女」はその大半が武装しており、沢山いる「僕」やその他の存在と戦闘している。いくつかの例外についても、それはそれで異常や事件が発生していくようだ。このセカイの彼女は、この世界の僕にどんな物語をくれるのだろう。[All/All←1.5/GG] #relaynv
2010-07-13 21:56:18そこで目が覚めてしまった。どうやらいつの間にか眠ってしまったようだ。妙な夢のせいか、体が異様にダルい。ふと、なにか大事なことを忘れている気がして周囲を見回したが、何も解らなかった。寝過ごした僕は次の停車駅で降り自宅へ向かう電車に乗り込んだ…[ED/m5⇔1/FM]#relaynv
2010-07-14 22:31:59