坂口恭平の世界をレイヤーでとらえイジメを無力化するやり方

坂口恭平 @zhtsss

そこで僕は同じクラスの女の子の計算大会のテスト結果をこっくりさんに聞いてみようと提案した。こっくりさんは全て知っているらしいので、抽象的な呪いではなくテストの点数みたいな具体的なものを聞いてみることにしたのだ。その子は頭が良くいつも１００点。公開こっくりさんをやってもらうことに！

坂口恭平 @zhtsss

三人組の女たちの手が合わさり鉛筆を持っている。僕の呪いの時は躊躇も無く鉛筆は動いたのだが、テストの点数の時は鉛筆の動きが芳しくない笑。目とか合わせちゃってる笑。大丈夫か？僕は逆に心配になった。そして、結果的に1,0,0,と鉛筆は丸を描き、１００点であると示した。僕はにっこり。

坂口恭平 @zhtsss

その子が９８点で、１００点じゃなく悔しがっていたのを知っていたからだ。。。ということで、芋生先生は「はいっ、こっくりさんも間違えることがあるということでいいですね！」と言った。その瞬間、ふっと周辺の人の僕に対する呪いが解けたような体験をした。面白いなあと。

坂口恭平 @zhtsss

でもそれ以来こっくりさん自体が消滅してしまった。それはそれで寂しい思いをしたものです。ということで、僕はレイヤーという考え方を身につけていく。どちらが良いも悪いもない。どちらも等しく存在している。全て幻だが、それは「遊び」として人間の生命力として存在していると認識するようになった

坂口恭平 @zhtsss

口で言い負かすのは得意だったので、よくそれをやっていたのだが僕には先輩とか後輩とか役職とか全くどうでもよかったので、よく問題になった。野球部でキャプテンが怒っている横で「ま、こいつもエロ本とか読んでる皆と同じエロ野郎なんだから、みんな気にしないように！」とか言ってよく殴られてた笑

坂口恭平 @zhtsss

体制やヒエラルキーやイジメなどについてよくブチ切れていたと思う。それで何度も衝突した。しかし、それで気付いたのは虐めている人なども同じく辛い精神状態にある場合が多く。単純な善悪では決められないことを知った。それよりもあらゆる世界が存在することを示したほうが自然で効率的だと気付いた

坂口恭平 @zhtsss

という、ほとんど小さな記憶として消えていってしまいそうな幼き頃の自分で考えて行動した行為や、その時に作ってきたものなどの話、幼少期の空間の認識についてなどについて書いてみようと思っている。小学６年生までにやっていることを見ると、今の仕事の全てがそこで決まっていることが分かってきた