アイセックの組織概要および問題点についての考察

引き続き事実に近い呟きを集めてみます。 日経連もさることながら人材派遣会社が並んでいるのが驚きですね。 ※個人的な見解(マスゴミ的)  1.被害者はSNSで連絡を入れるという姿勢をとっているが、これは参加規約にもあるもの。彼女はリスクを認識している。タクシーに乗れなかったのは空港の管理体制の問題であって、彼女のミスではない。  2.参加規約に解除の項目がほぼない。旅行者にリスクを認識しろというなら、解除権について詳細に記載していないのは大問題。 続きを読む
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参加者に丸投げするアイセックの規約(抄)

''◆第7条(研修国の情報等の確認)
1 参加者は、研修先機関の選定に際し、研修実施同意書を送付するまでに、研修国について、次の各号に関する情報を調査するものとします。''
、次の各号に関する情報を調査するものとします。
(1) 研修国の治安情勢
(2) 研修国における在留資格の取得手続
(3) その他、研修国に関する情報
◆第15条(費用負担)(旅費は全部自己負担)
1 参加者は、本プログラムへの参加費用として、4 万円を アイセックからの請求書受領後、1 週間以内に、アイセックの指定する銀行口座に振り込む方法により支払うものとします。
4 次の各号の費用は、原則として、参加者の負担となります。
(1) 査証申請、その他在留許可の取得のために必要な手続費用
(2) 海外旅行傷害保険の保険料
(4) 研修国との往復の交通費
◆第20条
1 アイセックが、本プログラムの実施に関し、参加者に対して負う損害賠償責任の上限は、4 万円とします。ただし、アイセックの故意または重大な過失による損害については、この限りではありません。
2 前項に関わらず、アイセックは、次の各号の損害については、責任を負いません。
(1)(中略)研修期間、研修内容、滞在先の宿泊施設等の変更による損害
(2) (中略)研修の中止による損害
(3) (中略)その他、損害
(5) 参加者が被った特別損害、または、逸失利益

3 アイセックは、研修内容が参加者にとって適切であること、または、研修及び研修国における参加者の日常生活等に全く支障がないことについて、保証するものではありません

規約が改正されても同意内容を変更していない

プログラム参加規約 | 海外インターンシップポータル|NPO法人アイセック・ジャパン http://bit.ly/SCRBjP
この同意書に示されている条項は古い。201208261616時点。
4月1日に改正したにも関わらず変更されていない。
(8) 「Student Resume」とは、アイセックが定める書式により、参加者の学歴等の情報及び研修に対する希望条件について、記載する書面をいいます。
この条項は削除されている。

重要なお知らせ 上記の指摘をした次の日、アイセックは何の説明もなく、何の予告もなく、ホームページを書き換えました。フレームで契約が読める方式から現在は参加規約がリンクするようになっています。したがって、平成24年4月1日から平成24年8月26日までに上記ホームページから同意していた場合、その同意は無効となり、アイセックに有利な文言は全て無効と解される余地があります。

プログラム参加規約 | 海外インターンシップポータル|NPO法人アイセック・ジャパン http://bit.ly/Qd5tNB このリンク先が不告知改ざんされる前のキャッシュデータです。参加規約は平成23年改定、規約はフォームで組まれていました。

東大のパンフレット 親身なサポートと説明(規約と異なる)

既に事件を予見していたスライド

13 来年も活動は継続できますか? いつでもおこるクリティカル・クライシス
 あたなの学生団体は人名を扱います。
 あなたの学生団体は多くの企業の協賛金を扱います。
あなたの学生団体は多くの(コミットメントにばらつきのある)大学生によって構成されています。
 誰かが命を落とすことも、協賛金を持ち逃げされることも、構成員が犯罪を犯すことも、100%ないとは言い切れない

法的な規制の狭間

女子大生殺害犯「猟奇殺人鬼」だった 2012年08月25日 18時00分

(前略)
 またある事業者は「一定のレベルに達してない事業者を減らすため公の免許事業に切り替える必要があるかも」と話す。というのも旅行代理店の営業には国家資格「旅行業務取扱管理者」が必要だが、留学事業者には免許は不要で、誰でもなれてしまうからだ。
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/33714/

ルーマニア女子大生強姦殺人事件に関係しているNPOアイセックジャパンと旅行業法01|勝手に観光案内所(by世界旅人倶楽部主任管理人)
01 http://amba.to/QvRbcQ
02 http://amba.to/QuFrUo
 まあ、こざかしいNPOだと、妙な免責条項を作って参加者にサインさせているかもしれませんが、行政法規違反は民民の契約とは無関係なので、アウトはアウト。
 そして、今は消費者保護法があり変な免責条項は無効ですので、今回の内容ならば、アドバイスに過失ありでしょうから、不法行為責任は免れない気がします。

概要

団体名(英名) 特定非営利活動法人アイセック・ジャパン(AIESEC in Japan)
所轄庁 東京都
設立 1962年 設立(2001年 特定非営利活動法人格取得)
代表  椿 弘次 (早稲田大学 商学部教授)
専務理事 高橋 諒 (慶應義塾大学 総合政策学部 4年)
会員団体数 24大学委員会
http://www.aiesec.jp/about/sum

理事・諮問・顧問
役員一覧
アイセック・ジャパンの役員一覧です。
会長  椿 弘次(早稲田大学商学部教授)
理事  伊藤 友章(北海学園大学経営学部教授)
理事  牛丸 元(明治大学経営学部教授)
理事  江夏 幾多郎(名古屋大学経済学部准教授)
理事  米田 邦彦(広島修道大学商学部教授)
理事  高橋 諒(慶應義塾大学総合政策学部4年)
監事  辻 正雄(早稲田大学商学部教授)
副会長   各務 茂夫(東京大学教授 産学連携本部事業化推進部長)
理事    大滝 精一(東北大学大学院経済学研究科教授)
理事    國領 二郎(慶應義塾大学総合政策学部教授)
理事    吉田 和男(京都大学大学院経済学研究科教授)
理事    小川 雄平(西南学院大学商学部教授)
理事    野元 建吾(東京大学法学部4年)
名誉会長 小林規威
 (淑徳大学国際コミュニケーション学部長,慶応義塾大学名誉教授)

諮問一覧
アイセック・ジャパンにご協力頂いている諮問委員の方々です。
遠藤 功(株式会社ローランド・ベルガー日本法人会長)
小尾 敏夫(早稲田大学大学院教授)
金子 正人(OBAIESEC 会長)
清本 修身(立命館大学 教授)
佐山 展生(GCAサヴィアン株式会社 代表取締役)
鈴木 美伸(有限会社ステージ・フォー・ワン 代表取締役)
南部 靖之(株式会社パソナ 代表取締役 グループ代表)
羽根 拓也(株式会社アクティブラーニング 代表取締役)
安井 隆豊(安井家具株式会社 代表取締役社長)
大迫 政子(国際長寿米国センター・ILCグローバル・アライアンス 事務局長)
木梨 恒寛(OBAIESEC 事務局長)
グレン・S・フクシマ(エアバス・ジャパン株式会社 代表取締役社長)
篠原 欣子(テンプスタッフ株式会社 代表取締役社長)
反町 勝夫(株式会社東京リーガルマインド 代表取締役社長)
萩 次郎(元オマーン大使)
藤巻 幸夫(株式会社フジマキ・ジャパン 代表取締役副社長)
松本 英一(オクラホマ州立大学 特別教授)
顧問一覧
アイセック・ジャパンにご協力頂いている顧問の方々です。
**中村 芳夫(社団法人日本経済団体連合会 事務総長)
前原 金一(社団法人経済同友会 専務理事)
石原 聰(北海道経営者協会 事務局長)
岡部 年彦(中部経済同友会 常務理事 事務局長)
羽根 博巳(中部生産性本部 専務理事)
山川 薫(関西経済連合会 理事)
谷村 武士(広島商工会議所 専務理事)
中村 利雄(日本商工会議所 専務理事)
柴山 忠範(愛知県経営者協会 専務理事 兼 事務局長)
伊藤 範久(中部経済連合会 専務理事)
細谷 孝利(名古屋商工会議所 専務理事)
竹内 弘之(中部産業連盟 副会長)
灘本 正博(大阪商工会議所 専務理事)
松浦 靖男(中国経済連合会 常務理事)

北海道
アイセック北海道委員会
東北
アイセック仙台委員会
関東
アイセック東京大学委員会
アイセック一橋大学委員会
アイセック早稲田大学委員会
アイセック慶應義塾大学委員会
アイセック上智大学委員会
アイセック慶應湘南藤沢委員会
アイセック明治大学委員会
アイセック青山学院大学委員会
アイセック立教大学委員会
アイセック中央大学委員会
アイセック筑波大学委員会

東海
アイセック名古屋大学委員会
アイセック名古屋市立大学委員会
アイセック南山大学委員会

関西
アイセック京都大学委員会
アイセック同志社大学委員会
アイセック大阪大学委員会
アイセック大阪市立大学委員会
アイセック滋賀大学委員会
アイセック神戸大学委員会
アイセック関西学院大学委員会
中国
アイセック広島委員会

この組織には失敗したときは責任をとるという概念がない

http://rolmo.jp/news/2012/08/aiesec.html
【取材記事】「選んだ道でどれだけ頑張ったか」AIESEC日本支部事務局長
AかBかCのどれが正しいかなんてその時点ではわからない。結果的に正しかったと言うことしかできないと思います。そうしたときにリーダーには何が重要かというと、勇気をもって選んだ選択肢に対して、ついていく人たちにいかにワクワクさせることができるか、期待感をもたせて、成功に出来るかということができるかということだと思います。

アイセックの件についてと公表されたコメント(大関暁夫) - BLOGOS(ブロゴス) http://bit.ly/RgAKSf

法的責任、道義的責任、社会的責任(アイセック問題に関連して)(大関暁夫) - BLOGOS(ブロゴス) http://bit.ly/QEbuRn

2012-08-24 - 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 「日々是好日」 http://bit.ly/RbQAtf 危険すぎた「女子大生ルーマニア一人旅」 アイセックに「説明不十分」と批判噴出

アイセックが強制したとしかいえない旅程

(時刻は全て現地時間です。)
(彼女のツィッターの時刻と飛行機の便を調べました)
(Mr.サンデーも参考)
14日11:15は彼女もツィッターでつぶやいている
14日11:15成田 15日ウィーン16:00 ana(コードシェア便)
NH6325 搭乗時間11:45
>>それではいざブカレストへーと発言したときのタイムスタンプは2012/08/16 00:02 サマータイムだと7時間なので17時
15日ウィーン17:00 この8月15日だけ飛んだのは HG8776便(Flyniki) 17:00-19:35 ブカレスト北駅のバスは19:45(Mr.サンデーによる)
1時間で飛行機を乗り換え、13時間フライトし、さらに10分で飛行機(しかも国際線)からバスへ
時刻表が変わっていなければ20:45ブカレスト北駅発23:43クラパヨ02:58
>>これが彼女が予定していた正規のルート。太字の部分が無理。飛行機の到着は遅延しているので乗れない。列車は全席指定?。
>>Mr.サンデー説が正しければ彼女はタクシーでマグラ(POヘンリコアンダ?)からブカレスト北駅へ行き、この次の22:45発01:43着にのるつもりだったと考えられる。(確認中)
>>HG8776はこの日だけの便なので接続が非常によくない
>>飛行機で13時間も乗ったら通常冷静な判断ができるわけない。
>>この日程表は常識的にみて太字の部分が無理がある。さらに彼女も海外経験もあり、無理だと理解しているので「奇跡」だと発言をしたことになる。誰かに強制されるか、送迎が前提でなければ「自己責任」では組まない。つまりアイセック以外に強制して日程を組ませたものはいない。

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