おはなしの生まれ方(発想の源)の勝手な分類まとめ
- hazardlamp
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おはなしの作り方(想像の仕方)の勝手な分類まとめ http://t.co/Rbdxn4C5 を読んだ。何がおはなしの源泉となるかについての分類かと思ったら、出力するときの表現形式の分類だった。というわけで、発想の源という意味での「おはなしの生まれ方」を自分なりに考えてみる。
2012-11-01 03:40:51おはなしを作る人って、何が発想の源かによって、演説家(メッセージ先行)、ピタゴラ師(プロット先行)、カメラマン(シチュエーション先行)、ブリーダー(キャラ先行)、記録者(設定先行) って感じに5タイプに分類できる気がする。命名にセンスがないのは許せ。
2012-11-01 03:41:15【演説家】にとって重要なのは、メッセージ。読者の人生に何を与えられるかをいつも考えてる。うまくいくと評論家に語られたり、歴史に残ったり、果ては伝承や神話になる。詰めが甘いと、説教がくどかったり、キャラがみんな作者と同じ性格だったり、経営学者の言葉で野球が上達したりする。
2012-11-01 03:41:41【ピタゴラ師】はワンアイデアを軸としてプロットを組む。キャラや舞台設定は駒に過ぎない。読み終わった後に何も残らなくても、途中が楽しければそれでいいと思ってる。キャラが無個性になりがちで、エヌ氏とか名付けちゃったりする。本筋に絡まないフレーバー要素はむしろ邪道と見なす過激派も。
2012-11-01 03:42:30【カメラマン】はシチュエーションを重視。キャラ自体というよりキャラ同士の、またはキャラと世界の「関係性」に注目。掛け算が好きな人も多い。見せたい部分以外の描写がおざなりになりがち。基本的には短い話の断片で満足だが、そこに至る肉付けしてる内に話が膨らみ大長編になることも。
2012-11-01 03:42:53【ブリーダー】はキャラ命。自分のキャラにどっぷり感情移入したり、愛でたりする。俯瞰的な描写は苦手で、あらかじめプロットを書いてもキャラがガン無視して暴走するので困ってる。その反面、筆が走るので量産が得意。作品がヒットした時に二次創作が大量に生まれるのはこのタイプ。
2012-11-01 03:43:22【記録者】はありのまま脳内世界を記述する。どれだけ破綻無く精緻に世界を描けるかに心血を燃やす。エンタテイメント性は無視されがちだが、作り込まれた世界は嵌まり込むと抜けられない奥の深さを持つ。寡作。こじらせると一生を掛けて自作の年表を少しずつ埋めていく羽目になる。
2012-11-01 03:43:44この分類は脳内でおはなしが生まれる時の話、元ネタのZ_K_6さんの分類は脳からの出力段階の話なので、スポット当てる段階が違うだけで相反するものではない。が、演説家やカメラマンは小説タイプ、ブリーダーはラノベ・アニメタイプ、ピタゴラ師はゲームタイプと親和性が高そう? どうだろ?
2012-11-01 03:44:16つーか自分で書いといて「ピタゴラ師」って何だって感じだけど、いや、自分がそのタイプでさ、おはなし作る時ってピタゴラスイッチやってる気分なんですよ。完成した話を最初から最後まで通して見た時、大がかりな仕掛けがパタパタ組み合わさって、最後にスポンと旗が立つのが気持ち良くてさ!
2012-11-01 03:44:39以下、反応まとめ。
「自分は○○」というツイートは省略します。
申告の量としては、
カメラマン>ブリーダー>記録者>ピタゴラ師>演説家
という印象。