「現場からの医療改革推進協議会」第7回シンポ

東大医科県で11月11日に行われたシンポジウムの一部で、東電福島第一原発事故による被曝、除染の問題が取り上げられました。 シンポジウムに参加した宗教学者 島薗進氏の連続ツイートをまとめました。
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島薗進 @Shimazono

1「現場からの医療改革推進協議会」第7回シンポ11/11途中から参加@東大医科研。現場から医学・医療の構造的問題に迫るとの問題意識また上昌広教授の組織力に感心。セッション「被曝・健康被害」私は「放射線リスクコミュニケーションについて」。http://t.co/cP1HBfmf 

2012-11-12 08:44:39
島薗進 @Shimazono

2「現場からの医療改革推進協議会」第7回シンポ11/11@東大医科研 http://t.co/cP1HBfmf いずれ動画が出るらしい。坪倉正治氏は福島での内部被曝調査について(外部被曝への言及には疑問あり)。同氏らの調査は県民健康管理調査とは対極的な医療のモデルになると述べた

2012-11-12 08:45:14
島薗進 @Shimazono

3「現場からの医療改革推進協議会」第7回シンポ11/11@東大医科研。鈴木寛参議院議員、元文部科学副大臣は私の問題提起を受け、長瀧重信氏、山下俊一氏ら、また日本学術会議に依拠せざるをえなかったと。つまり政府の政治的な誤りというより、学会の側に問題があったとの認識。これは半ば賛成。

2012-11-12 08:45:44
島薗進 @Shimazono

4「現場からの医療改革推進協議会」第7回シンポ11/11@東大医科研。南相馬の森林を調べている林隆久氏は森林の汚染の深刻さについて。森林の除染を考えるべきと。また亀田総合病院の小松秀樹医師は県民健康管理調査にかわる新たな調査を考えるべきと。信頼喪失は取り返しがつかないレベル。

2012-11-12 08:46:38
島薗進 @Shimazono

5「現場からの医療改革推進協議会」第7回シンポ11/11@東大医科研。南相馬等での坪倉医師らの調査によって分かってきたのは、2011年秋以降病院のWBCで検査した住民の内部被曝は下がりその後下げ止まっており、チェルノブイリと比べてその線量はかなり低いだろうということ。

2012-11-12 08:47:20
島薗進 @Shimazono

6「現場からの医療改革推進協議会」第7回シンポ@東大医科研。これは内部被曝は食品に大きく依存し、流通している食品の放射線量が小さく留められているからで、自作の産物を食べている人は危ういと。これは福島原発事故以降、早くからこの程度の放射線安全と論じてきた人達とは異なる考え。

2012-11-12 08:48:31
島薗進 @Shimazono

7「現場からの医療改革推進協議会」第7回シンポ11/11@東大医科研。そもそもチェルノブイリでも甲状腺以外の被害はほとんどない(甲状腺被害も小さい)と論じて来たのが、放射線健康影響論を専門とし原発推進で結束してきた科学者達。政府や福島県の施策は彼らの助言に基づく。

2012-11-12 08:49:13
島薗進 @Shimazono

8「現場からの医療改革推進協議会」第7回シンポ11/11@東大医科研。3.11以後の「不安を除くことこそ課題」「風評被害こそ問題」との論は坪倉氏らのデータからは正当化されない。鈴木寛文部科学副大臣(当時)が科学者学界に欺かれたと述べる所以。県民健康管理調査の根本見直しが必要な理由

2012-11-12 08:50:05
島薗進 @Shimazono

9「現場からの医療改革推進協議会」第7回シンポ11/11第2日@東大医科研。 http://t.co/cP1HBfmf 放射線被曝が話題になったのは午後3時過ぎから6時過ぎまでの一部に過ぎないが、討議の実はあったと思う。この問題について異なる立場の論者が論じ合う場がなお必要。

2012-11-12 08:50:51