栗城事務所より:エベレストの西稜ルートから山頂を目指して進んでおりましたが、残念ながら現地時間6:00(日本9:15)頃に下山を決めました。あまりの強風で何度か身体が浮いて吹き飛ばされそうになったことと、これからさらに風が強まり、(続く)
2012-10-18 11:11:47(続き)8,000m以上では行動不能や転滑落を引き起こすレベルの暴風になるという予報が出たため、これ以上進むことは危険と判断いたしました。下山地点の標高は、後ほど確認できてからお伝えいたします。多くの皆様から応援していただき、心より御礼申し上げます。
2012-10-18 11:12:04栗城事務所より:皆様にご心配をお掛けして申し訳ありません。気温マイナス20度以下、平均風速25−30m/sという環境での長時間の登攀により、両手指が凍傷になり水分補給もできない状態で自力での下山が困難となったため、昨日からシェルパに救助に向かってもらい、
2012-10-20 09:46:10栗城事務所からのお知らせ: 無事にキャンプ2(6400m)に到着して、現在は休んでおります。たくさんの励ましをいただき、誠にありがとうございます。
2012-10-20 16:42:02栗城事務所より:昨日キャンプ2(6400m)まで下山しましたが、両手指の他に、両足指と鼻の凍傷が深刻な状態となってしまい、すぐに帰国して治療の必要があると判断され、今朝キャンプ2からヘリコプターでカトマンズに向かい、先ほど病院に収容されました。
2012-10-21 15:59:19カトマンズでは、多少歩くことができましたが、右足の凍傷の痛みが激しくなり、病院に着いてからは移動は全てストレッチャーです。一人では何もすることができず、また何かをしたいと思っても熱が高くて動けませんでした。今は点滴も終わり、解熱剤で少し調子が良くなっています。
2012-10-30 19:53:17肝心の指の方は、左手親指と両手の指数本は、第一関節から切断することになりそうです。ただ、時間を掛けて少しでも長く残せるようにしていく方向で、入院はかなり長くなりそうです。指を失うということはやはり悲しいことであり、今後またエベレストやヒマラヤに行きたい気持ちに、(続く)
2012-10-30 19:54:09どこまで応えられるか正念場です。僕は3歳の頃に人差し指を事故で切断したことがあり、亡き母がその時に懸命に看病してくれたことを今でも覚えており、そのことを思い出すと言葉が出ません。お見舞いに来てくれた方が、「夢があればまた指が生えてくるよ」と言ってくれました。
2012-10-30 19:54:28ホーンバイン・クロワールに向かって行ったことを後悔しているかというと、少しも後悔していません。あの強風の中で、あれ以上行っていたら帰って来られなかったし、そして自分とエベレストが対話するギリギリのラインが、ホーンバイン・クロワール入り口の8000m地点でした。
2012-10-30 19:55:20今でもベッドの中で、まだ登っているのではないかと思うくらい、感覚が残っています。それにしても病院の食事は美味しいし、支えてくれる看護師さんやスタッフさんがいて、本当に幸せ者だと思っています。今度からは、病院ツイートをしていきます。
2012-10-30 19:55:50ナマステ。ようやく、少しずつ動き出そうとしています。実は、数日前に無事退院できました。退院と言っても指が良くなった訳ではなく、血管拡張の点滴が終わり、これ以上の治療はできないそうで、また切断までに6〜8週間の時間を掛けるそうです。
2012-11-14 10:59:02病院にいる時は、「3痛」という「指の痛み」「血管拡張点滴の痛み」「38度の高熱」の3つの痛みが24時間続き、本当に苦しい時は1日中、一言も発せられない時もありました。今はその点滴が終わって熱も下がり、あとは指の痛みだけです。
2012-11-14 10:59:31指の状況は良くなく、今のところ右手親指以外は全て第二関節真ん中まで切断になると言われています。日常生活でも両手が使えず、何をするにも人の助けが必要です。右足の凍傷は大分良くなり、今までは一日10分程度のリハビリを兼ねた散歩でしたが、今では遠出もできるようになりました。
2012-11-14 10:59:54指の付け根の関節のみだと今までのような登山はできず、これからもっと高みを目指した山登りを続けていくはずでしたが、目の前に見えないさらに大きな山と谷が現れてしまいました。もう栗城史多は、ここで終わりなのでしょうか?いや、終わりではありません。
2012-11-14 11:00:23インドに凍傷の最先端治療があるそうで、これからインドに行き治療を受けてきます。声を掛けてくれた方は僕が大変お世話になっている方で、僕にとっては足長おじさんであり、心から感謝しています。どうせ切るなら、やるだけのことをやりたいと思います。
2012-11-14 11:01:20通常、重度の凍傷は切断でしたが、僕は少しでも指を残し、再び「高みの世界」を目指せるよう顔晴ってきます。FacebookやTwitterやブログにきているコメントを読ませていただきました。皆さんから、たくさんの励ましの言葉に、心から感謝申し上げます。
2012-11-14 11:01:39インドという異国の地で、毎日インドカレーかもしれませんが、レポートしていきたいと思います。ナマステ。 http://t.co/PkaadooN
2012-11-14 11:02:17