日科技連 ソフトウェア品質 第6回特別講義 「アジャイル開発での品質向上への取り組み」
今日のSQiP研究会の特別講義は、細谷泰夫さんです。楽しみです! ちなみに特別講義は10,500円で研究会に入っていない人でも参加可能です(あまり知られていないらしい)。 http://t.co/qQzB35Am
2012-11-16 09:10:37細谷さん「(付箋を配りながら)“アジャイルと品質”というテーマで何を知りたいかを近くの4人で話し合ってこの付箋に書いてください。
2012-11-16 10:07:56参加者が講義に主体的に取り組む効果と、付箋を元にプレゼンを動的に組み立てることによる満足度向上(後から質問をもらっても手遅れになる)を図る手法らしい。
2012-11-16 10:11:41細谷さん、黒板に縦線を引き、「To do」と「Done」に分割。読み上げながら集めた付箋を「To do」側にペタペタ貼って、講義で説明するたびに、「Done」へ移動していくとこのこと。「かんばんボード」ですね!
2012-11-16 10:18:3418枚集まりました。みんなが書いている間に細谷さんと雑談していたのですが「この進め方自体がアジャイルですねー」って言ったら「そうですねー。アジャイル界隈では結構やってますよ」とのこと。
2012-11-16 10:22:11細谷さん「識者が集まっても、アジャイルマニフェストに同意してたらアジャイルなんじゃないかということくらいしか、共通点がないようです。 http://t.co/jDuVXver
2012-11-16 10:24:57細谷さん「アジャイルにすると広くなってしまうので、今日は、品質向上の取り組みの一つとしてのスクラムにスコープを絞ってお話ししたいと思います。
2012-11-16 10:25:48細谷さん「スクラムには3つの原則があります。まず『透明性』です。スクラムは透明性を大切にしています。傾きかけているプロジェクトでは悪い報告を挙げるタイミングを気にしたり『お客様に言えない』とかいうことが起こります。スクラムでは包み隠さず透明にします。
2012-11-16 10:28:10細谷さん「プロダクトバックログで重要なのは、要求をリスト化すること、重要度が重複しないことが大切です。優先度ではなく優先順位とすることが重要です。
2012-11-16 10:31:38細谷さん「優先度だと、タスクに、だんだん重要度Aが増えてくる、、、そのうちAばかりになると、特Aが出てきて、『Aはやらなくていいよね』なんて話になって、さらに特々Aなんてできたりして(笑)
2012-11-16 10:33:29細谷さん「品質の問題が発生する要因として、『階層構造+オーバーコミット』があると思っています。オーバーコミットはスコープとコストに矛盾がある状態です。上の階層から実行部隊に矛盾が落ちてくる。この矛盾を上に上げて解消するためのロスがある。その間に現場で突貫工事していませんか。
2012-11-16 10:41:49さっき控室で『階層構造+オーバーコミット』ってその通りですね。初めて聞きますが、、、といったら、細谷さんのオリジナルな課題認識だそうです。
2012-11-16 10:43:29細谷さん「『階層構造+オーバーコミット』の問題を解消する方法としてスプリントがあるのではないかと考えています。優先順位を立てて、現場が、工数的にできる分だけにスコープを絞り開発をしていく。『甘いんじゃないか』という見方もあるかもしれないが、トータルとして効率が良くなるという考え。
2012-11-16 10:47:48見積のカードってほとんどフィボナッチ数列なんですよね。0, 1/2, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 20, 40, 100から、一つのユーザーストーリーの工数を選んでいく方法。
2012-11-16 10:53:21細谷さん「オーバーコミットすると突貫工事になり、成果物はきたないものになります。いったんきたなくなってしまったソフトウェアをきれいにするのは難しいし、非常に手間がかかります。
2012-11-16 10:54:36