バイオ系の人間が好んでMacを使うのには、色々と理由がある。元々爆発的に普及した切っ掛けはおそらくDNAシークエンサー。DNAシークエンシングに蛍光色素を付けてシークエンスするやり方が発明されたのだが、画像処理を出来るパーソナルコンピューターが当時Macしかなかった。
2012-11-22 16:10:59蛍光のdyeを泳動させた画像はフルカラー表示が必要で、当時のIBM-PC互換機では16色しか表示出来ず、滅茶苦茶高いグラフィックボードが別途必要だった。そこで白羽の矢が立ったのがMac。フルセットで100万くらいしたとは言え、パーソナルユースでフルカラーを扱える便利なPCだった。
2012-11-22 16:15:46で、個人で吐き出されたデータを処理するのにはやっぱりMacしかなく、必然的にバイオ系の人間はMacを使うようになっていった。
2012-11-22 16:17:07もう一つMacには武器があった。MicrosoftのExcel。これは科学データ処理をするのに非常に役に立った。
2012-11-22 16:19:03そんなんでMacの普及率が異常な世界が出来たのだけれど、突然ハシゴを外される。MacOSからOSXに変わったのと、CPUがPowerPCからIntelのチップに置き換わった事。これによってソフトウエアは動かないわ機械は動かないわで使い物にならなくなってしまう。
2012-11-22 16:22:48フルカラー表示できるIBM-PC互換機がかなり安価になったのもあったので、2000年代前半にはDNAシークエンサーからMacは駆逐されていく。ところが、OSXに変わったことで一転、新たな使い道が開いた。
2012-11-22 16:25:40OSXはBSDをベースにしたOSだったため、バイオインフォマティクスで使うUNIXのプログラミング言語が使えるようになった。今まではバイオインフォマティクスの元になるデータを吐き出す機械として使っていたMacが、吐き出されたデータを処理する機械へと変貌する。
2012-11-22 16:28:00Macに関しての連続twieetですが、あくまでも個人の経験に基づくものですので、必ずしも正確ではございません。なるべくツッコミ無用でお願いしますw
2012-11-22 17:04:31