「ミステリにおける論理の様相・序」を読んでの感想集

http://togetter.com/li/41729の感想をまとめました。 post発見次第、随時追加していく予定です。
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@kotohito

そして、ぼくが考える「本格ミステリ」というのは、まさにこの「閉じた公理系」で、「作中の人物像が作中にその人物がわかる形で提示されたヒントを元に事件を解決できるか?」だと思ってる。だから、個人的見解では、叙述トリックは、本格ミステリではないと思ってる。

2010-08-13 15:37:53
@when_we_cry

@air_mys_ken 「語りえないので沈黙せねばならない」>ロジック …orz

2010-08-13 16:20:57
@K_misa_maguro

とりあえずこれだけ。ロジックの美しさと説得性・結末の意外性は必ずしも両立するものではない。友人の受け売りです。

2010-08-13 21:05:40
@k_akiduki

本格ミステリにおける「論理」ってSFにおける「科学」と似てるんじゃないかとふと思った。そのジャンルの基盤にして、突き詰めていくほど泥沼に填り込むというか。

2010-08-13 21:25:05
@meter_k_second

本格ミステリの論理性というのはあくまでも仮説検定・アブダクションなので、仮説を立てる段と検定する段とは分けて考えたいなあ。少なくとも検定は論理学に則っていないとグダグダになってしまう。それが古典論理か認識論理かその他かは別として、

2010-08-13 16:47:49
@meter_k_second

逆に仮説の発端は帰納でも直感でも天啓でも異能でも何でも構わない。どんなに非常識な仮説だったとしても、検定を通過したもの同士は対等だとみなすことができる。アクロバットな仮説=真相と論理的な検定が揃っていれば、それで私は満足だ。

2010-08-13 16:51:56
@meter_k_second

パズラーの理想としては解の唯一性=検定を通過する仮説が一つしかないことを示したい。しかし、世界五分前仮説のような万能仮説が存在する以上、唯一性を論理で示すのは原理的に不可能なので、唯一性があるかのように読者に錯覚させるしかないのではないだろうか。

2010-08-13 17:18:01
@Asa_r

もっかいまとめ見てみたけど、論理より説得力だという陣営には組せないな。論理を重視しないのは「間違った論理」が嫌いなのの裏返しみたいなのがある、論理を重視するとぐたぐた間違った検証するパートが必要になると思う。論理に関して探偵は完璧超人でいてほしい

2010-08-13 17:05:41
@Asa_r

推理合戦は逆にすごく好き、虚無もすごく好きだし。でも、あれが論理の卓越性をしめすものとは思えないから、証拠が〜ってなる。天帝のはしたなき果実や御矢はまさにそういうとこあったと思う

2010-08-13 17:08:42
@Asa_r

ロジックは間違ってないけど、証拠を見落としてるでしょってパターンばかりだった気がw >果実、御矢の推理合戦

2010-08-13 17:10:23
@harinomushiro

本格ミステリ以外のミステリは、さほどロジックにこだわる必要はないと思うけどね。 謎と真相の意外性だけで十分かと。あとは「人間」描写とかさ。

2010-08-13 17:09:34
@harinomushiro

本格ミステリのロジックは似非論理。真相の説得力を支えるのがレトリック、と法月綸太郎が言っていたが、同じ内容を西尾維新が実作で書いていたなあ。

2010-08-13 17:11:14
@harinomushiro

真相に至るロジックは論理的であれ、という命題は、昔はその辺が適当極まりなかったから、というのは読んだ記憶があるなあ。 Aが真犯人であるのは幽霊が告発したから、とか占いの結果でそう出ていたから、という理由で納得できる読者は現代ではそういないだろうけど。

2010-08-13 17:21:39
@harinomushiro

まあ、「刑事のカン」なら納得できる読者は少なくないであろうけど。 逆に言えば、その手の主観的な結論を、(ある程度)客観的に開いたのが本格ミステリのロジックである、と言えるのかもしれない。 論理的であれ、ということは第三者にもトレース可能であれ、ということ。

2010-08-13 17:28:47
@aukusoe

@harinomushiro 占いの妥当性や、作中人物が信じている様にページ数が多く割かれていたら、納得してしまいそうです。

2010-08-13 17:25:15
@mysteryEQ

@harinomushiro それを見て何となく有栖川の某作を思い出しました。個人的には好きな作品なのですが、あれも賛否両論ありましたね。

2010-08-13 17:37:50
@aukusoe

@mysteryEQ http://bit.ly/cCxsWf ですか? 自分もこれはよかったなあ、と思いながら返信しました。

2010-08-13 17:41:16
@mysteryEQ

@harinomushiro @aukusoe なかなか難しい題材を扱った作品ではありますが、個人的には本格として成立するように上手く処理していると思います。もしお読みになるようでしたら、後で感想を聞かせて頂ければ幸いです。

2010-08-13 18:14:31
@harinomushiro

@mysteryEQ @aukusoe 自分は未読でしたが……  なんかこの流れで出てくると気になりますね。

2010-08-13 17:55:55
@harinomushiro

本格読みなら登場人物の言動をとりあえず嘘か芝居かと疑うわけで、そんな読みの中で「真相」を保証するのは「地の文に嘘はない」という共通了解と「論理的な推理によって到達した真実」しかなかった。 ところが近年の後期クイーン的問題によって「論理的な真実」の保証は底が抜けてしまった感がある。

2010-08-13 17:41:00
@harinomushiro

まあ要するに作中でAがBを殺しました、という直接的な描写がない限り、作中人物や読者がAを真犯人だと確定する根拠はないよね、というのが現代本格の立場なのかなあ、と。 まあ実際にこんなことを意識しながら読んでいるわけではないんだけど、読み終わった後にふっと頭をよぎることではある。

2010-08-13 17:51:26
@harinomushiro

ロジックも過ぎれば毒となる。あるいは退屈となる。というかついていけない読者が多くなる。 それを意識的に表現したのが「木製の王子」であり、無意識的に体現したのが「青銅の悲劇」ではないかと。

2010-08-13 21:05:24
@kusegeN

僕の脳味噌は、論理的推理にはむいてないのです。だから、いきなりドーン! みたいなのが好き。

2010-08-13 18:57:43
@valerico

リアルタイムで見てたら絶対うみねこの話をねじ込んでた。うみねこの論理は「ゲームルール」に基づいた論理なので、結論はどうあれ俎上に上げると面白い話ができると思う。 / Togetter - 「ミステリにおける論理の様相・序」 http://htn.to/tSk262

2010-08-13 22:25:49
@narasinogonbe

ミステリのより深い理解ために論理を学ぼう(キリッと思い、バートランド・ラッセル『論理的原子論の哲学』やゲーデル『不完全性定理』を買い求めたことが私にもあった。

2010-08-13 21:37:41
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