桑名市長選と9日の事件について

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佐藤 圭 @tokyo_satokei

【桑名市長選①】「嘉田未来政治塾生が三重県桑名市長選で現職に圧勝のニュースをマスコミは黙殺」とのつぶやきがありました。これはだいぶ違うんじゃないですかねえ。確かに結果は、無所属で新人の元同市議伊藤徳宇氏(36)が、無所属現職の水谷元氏(56)を2万6千票の大差で破った。

2012-12-08 11:32:22
佐藤 圭 @tokyo_satokei

【桑名市長選②】争点は、不祥事まみれで多選の現体制の継続か刷新か。水谷氏の任期中、市事業に絡む収賄など四つの事件で市職員四人や水谷氏の私的運転手らが逮捕される不祥事が相次いだ。また合併前の旧桑名市長から通算五期十七年の多選でもあった。

2012-12-08 11:38:49
佐藤 圭 @tokyo_satokei

【桑名市長選③】桑名市を含む衆院三重3区は岡田克也氏が圧倒的な強さを誇る。水谷氏の支援で全面に出ていたのは連合三重です。これは「三重方式」といって、連合が非自民・非共産勢力の取りまとめ役になっているから。桑名で与党といえば、岡田氏であり、民主であり、連合と言っていい。

2012-12-08 11:47:16
佐藤 圭 @tokyo_satokei

【桑名市長選④】伊藤氏を支援したのは、市民団体「新しい桑名を作る会」(旧桑名市長リコールの会)。リコールは不成立、今回の市長選での独自候補擁立は不発。伊藤氏はリコール運動に加わっていないが、前回市長選に出馬した伊藤氏に白羽の矢を立てた。

2012-12-08 11:54:49
佐藤 圭 @tokyo_satokei

【桑名市長選⑤】伊藤氏のホームページhttp://t.co/VGxeR2Txを見ても、未来政治塾出身であることをアピールしているわけではない。プロフィールにさらっと触れているだけだ。伊藤氏は、現体制の刷新を求めてリコール運動をした市民を背景に闘ったのです。

2012-12-08 12:02:54
佐藤 圭 @tokyo_satokei

【桑名市長選⑥】市長選の告示は11月25日、投開票が12月2日。嘉田新党は、市長選の告示後に浮上、公約を発表したのは2日です。桑名では中日新聞が一番読まれているが、伊藤氏が未来塾出身であることは報道されていない。というか、本人も別段、強調しなかったのでしょう。

2012-12-08 12:25:26
佐藤 圭 @tokyo_satokei

【桑名市長選⑦】嘉田新党は形になるか成らないか。伊藤氏が未来塾出身であることも未来塾という存在も、多くの市民は知らないし、関心がない。不祥事まみれの現体制と、刷新を求めてリコール運動に奔走した市民の闘い。「なんとか塾出身」を売りにするようなフラフラした選挙ではなかった。

2012-12-08 12:31:03
佐藤 圭 @tokyo_satokei

【桑名市長選⑧】「日本未来の党躍進の萌芽」との見方は、未来支持者の我田引水ではないか。マスコミが一切報道せず、伊藤氏本人も別段アピールしなかった「未来塾出身」という経歴を、多くの市民がHPで発見し、未来塾出身だからということで伊藤氏に投票した? 違うと思うなあ。=この項おわり

2012-12-08 12:47:29
佐藤 圭 @tokyo_satokei

放射能汚染は周辺地域から地球規模に及ぶ。被害は人間の生命、身体、遺伝子に対する直接的かつ継続的損傷であり、生態系に対する同様の損傷である(1990年、大友詔雄著『原子力技術論』)。

2012-12-09 11:44:56
佐藤 圭 @tokyo_satokei

事故の発生から環境の放射能汚染に至る時間は短い。かつ一旦汚染された環境の復元は事実上不可能である。汚染の影響は持続的・蓄積的である(1990年、大友詔雄著『原子力技術論』)。

2012-12-09 11:47:07
佐藤 圭 @tokyo_satokei

原発の危険とは、個々の人間に対する直接的危険であると同時に、人間社会に対して、社会そのものを破壊する可能性を持つ危険である(1990年、大友詔雄著『原子力技術論』)。

2012-12-09 11:48:41
佐藤 圭 @tokyo_satokei

一つの機械設備の一回の事故で、社会そのものの現在・未来、そしてその存続にかかわる災害を引き起こす可能性を持つ生産技術は、原子力技術の他に存在しない(1990年、大友詔雄著『原子力技術論』)。

2012-12-09 11:53:54
佐藤 圭 @tokyo_satokei

(社会の存続にかかわる)危険があることを承知したうえで、(原発の)使用を続けて事故が発生し、無関係な社会に打撃を与えた場合、それは犯罪行為と見なされるはずである。現代における民主主義ではそれは許されない。(1990年、大友詔雄著『原子力技術論』)。

2012-12-09 11:59:37
佐藤 圭 @tokyo_satokei

放射能汚染事故は、もし起これば社会の「まとまり」を破滅させ得るものであって、安全最優先や環境保護で対応できる公害の危険とは異なっている(1990年、大友詔雄著『原子力技術論』)。

2012-12-09 12:03:07
佐藤 圭 @tokyo_satokei

今も昔も「不当逮捕」なるものはある〈のだろう、たぶん〉。震災がれきの広域処理をめぐるきな臭い権力の動き〈相変わらずだが、今日※も※いろいろあったようだ〉。「ひとは銃剣でもつて何事をもなしうるが、ただその上に坐ることはできない」(テレーラス)。連中の手が尽きたのか、どうか。

2012-12-09 23:04:42
佐藤 圭 @tokyo_satokei

「てっめぇぇぇぇー、原発がなきゃあ、デンキ止まっちまうだろうがー、この野郎」「ばっかぁーこの野郎、がれきの広域処理は絆だろうが、てめぇ日本人かぁぁー」。再稼働反対、がれき広域処理反対の抗議運動を取材していると、つなぎ姿のこうした手合いに遭遇する。

2012-12-09 23:21:38
佐藤 圭 @tokyo_satokei

戦後の動乱期、政治権力が左翼運動を押さえ込むために暴力団(愚連隊)を活用した。3・11以降の脱原発運動を取材した際、ヤクザ(というと、ヤクザに怒られるか)紛いの方々がお出ましになると、カルチャーショックを受けたものだ。政治権力とはこういうものか、と。

2012-12-09 23:35:32
佐藤 圭 @tokyo_satokei

連中がどこまで本気なのか。けん制か。報道機関でいえば、電話のクレームから、ご説明(霞ヶ関や電力会社の得意技、嫌がらせ)、配達証明郵便から、内容証明郵便から、名誉毀損から、まあ、いろいろある。

2012-12-09 23:42:16
佐藤 圭 @tokyo_satokei

権力は、我々が思っている以上に我々を恐れている。意思のある一人、意思のある二人、三人、四人、五人、六人、七人、八人、九人、十人…。連中はそんなに自信があるわけではない。まだまだ日本は、こめかみにチャカを突き付けらている状況にはない、と思う。その前に…。

2012-12-09 23:53:34
佐藤 圭 @tokyo_satokei

20数年前に記者になったころ、〈端的には戦場〉ジャーナリストがなぜ命がけで仕事ができるのか、と思ったことがある。結論は「背負う」ということだった。戦場などで大変な数の死者を見ているんですね。その死を背負った使命感が死をも恐れぬ取材(周到な準備は前提、自殺行為とは違う)になる。

2012-12-10 00:14:52
佐藤 圭 @tokyo_satokei

3・11ではたくさんの方が亡くなった。死、あるいは原発で故郷を追われた人たち。私は何を見て、何を感じたのか。そこから「命がけ」で取材する使命感を得ているのか、と思うわけです。心許ない。

2012-12-10 00:20:53
佐藤 圭 @tokyo_satokei

3・11以降、「命がけ」「職を賭す」政治家は一人もいなかった。ダメだよなあ、今の政治は、などと同業他社との飲み会で、くだを巻きつつ、では報道機関は…。誰もいませんでしたねえ、フクイチを目指した奴なんて。私も私なりに頑張ったつもりですが、まあ、たかがしれている。おままごと。

2012-12-10 00:28:53
佐藤 圭 @tokyo_satokei

大阪の「不当逮捕」が端緒のつぶやき。衆院選に向けて「我々の力」の重要性を訴えたつもりが、なんだか結末は敗北主義じみました。思考は行ったり来たり。

2012-12-10 00:39:15
高尾善希 @yoshiki_takao

@tokyo_satokei 以前、貴紙夕刊の「ワークス」という紙面で連載をさせて頂いていた者です。その際は「中学生でもわかるように書け」と厳しくご指導を頂きました。江戸東京史に関する特集記事は、面白いものが多く、講義でも利用させて頂いております。

2012-12-10 01:09:47
佐藤 圭 @tokyo_satokei

@yoshiki_takao ご愛読ありがとうございます。東京新聞記者の9割(あるいは限りなく100%に近く)は馬鹿です。先生に「中学生でも分かるように書け」などとは大変失礼しました。

2012-12-10 01:22:30