PROPSプロトーク第2回 「開発・オペレーション」
propsでは誰も使わなかった、問題解決型、市場経済型という分類でいくと、笛吹き男は問題解決型。でも、今朝もつぶやいたように、笛吹き男だけではプロジェクトは成り立たない。
2012-12-12 19:16:17問題解決的視点と、市場経済的視点は、プロジェクトの中で平行して、層のように存在してて、プロジェクトごとにどちらがよりはっきり見えるかで、類型っぽく見えるだけだと思うんだ。
2012-12-12 19:18:28さらに言えば、開発において、市場は単純な市場ではない。単純な市場というのは、予め全てのカードが配られ、全てのルールが明らかになっていて、プレイヤー同士でゼロサムゲームを戦うもの。都市開発はそうではなく、胴元がいるんだよね。
2012-12-12 19:22:24胴元としてpropsに出てきたのは、田中角栄であり、丹下研出身の官僚であり、金沢市長であり。藤村さんは、胴元の意向、動向が気になるようだね。
2012-12-12 19:38:56ちなみに、新しいカードが場に現れるのが容積率の緩和、ルールの変更は都市計画法、建築基準法はじめ法の改正。一例として。こうして見ると、喩えでも何でもなくて、開発というのはカードもルールも後出しアリのゲーム。生き抜くには、カイジ的なスピリッツがいるなぁ
2012-12-12 19:43:38市場経済という層の中が、胴元と子、官と民という形に分かれる。建築家と、官と、民。笛吹き男と、王様と、長者。作家と、プランナーと、技術者かな。だんだん構造がつかめてきたな、
2012-12-12 19:49:59ちなみに、どっかで藤村さんは、真のアーキテクトは官、プランナーなんじゃないかとか言ってたな。たしかに胴元は強そうだけど、それだけで都市のかたちは決まらないと思うけど
2012-12-12 19:54:18なるほどなるほど。だから、作家、プランナー、技術者はそれぞれ「軸」なのね。どれが軸になるかで、プロジェクトの形が変わるかどうか、試してたのか。学生さんには難しい課題だなあwww propsで、大人がやると、面白いかもね。
2012-12-12 20:01:40開発という話題だと、伝聞でしかないバブルの崩壊よりも、2003年問題と呼ばれたもの、即ち六本木ヒルズや汐留、品川など、大量のオフィス床面積が同時に供給され、需給バランスを大きく崩すと予想された問題について、なぜ予想が外れ、東京は空洞化しなかったのか。
2012-12-13 06:55:35都心に床面積が大量に供給され、供給過多に陥る、都心の空洞化を埋めるために都市は縮小するという指摘は、10年も前から延々と存在してきたのに、実際には都市は一向に縮小してない。10年も先送りできてしまったこの「問題」は、果たして存在するのか。
2012-12-13 07:01:02この10年で、池袋には中国人街ができた。大久保のコリアンタウンは拡大したんだろうか。郊外の工場地域には黒人の姿もよく見かける。都市は、縮小ではなく、移民の流入、グローバル化により、その規模は維持されるのではないか
2012-12-13 07:07:26ようやく最近になって認識されたように、都市は老朽化している。老朽化して価値・賃料が下がったところに移民が入り込めば、スラムの様相を帯びてくる。スラム化を避けるためには、再開発を行わなければならない。
2012-12-13 07:24:32つまるところ、開発というのは既にグローバル市場と化しているということ。同じ東京という都市で行われた開発であっても、10年前と今とでは、市場参加者の国際性ははるかに高まっている。
2012-12-13 07:30:47再開発の追いつかない地方都市は、縮小して消えることができればまだ良いが、海外移民に乗っ取られる。完全に移民に乗っ取られた都市へのインフラを、日本の税金で維持するという時代になる。
2012-12-13 07:34:28実のところ、日本では、一度開発された土地を、建物を壊して自然に戻す、ということを、人為的にやったことは全くと言っていいほどないんだよ。
2012-12-13 07:37:31コアラしゃべりすぎだ / “PROPSプロトーク第2回 「開発・オペレーション」 - Togetter” http://t.co/jDdf5zyp
2012-12-10 21:11:37