フー・キルド・ニンジャスレイヤー？ ＃２

ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

「まずこれは、バイオニンジャです」下水路の一角のマーカーが光る。「サヴァイヴァー・ドージョー。イカレ野郎の集まりですよ。モンスターみたいな奴らだ。ヤクザ連中より、やるかも」「バイオニンジャか」セイジは目を細めた。「地下なら、毒ガスでも散布すれば一網打尽かな？」とナブケ。93

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「効率的かも知れんな」セイジは頷いた。「数は？」「少なくは無いですが企業のバックアップも無いので」「フーム……他には？」「バウンティハンターのニンジャがいます。群れてないから、多分やり易い。カラテもあるし練習にもなるかも」「そいつ、好都合だな」 94

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画面上にハッキング取得されたニンジャ三面図と、監視カメラ映像のキャプチャが表示された。ニンジャ名「バードハンター」。武器はブーメラン型ブレード。「なるほどな」セイジは頷いた。「次はこいつだ」「イピー」「イピー」ハッカー二人のサインが歓喜するように赤、緑の二色で点滅した。95

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「サヴァイヴァー・ドージョーはガス攻撃を検討する。宿題だな。無理なら一匹ずつおびき寄せて殺せばいい」「イピー」「イピー」「それから、エーリアス・ディクタスと、ウミノ・スドだ」「潜伏場所は後何日かで割り出しますよ」「キッチリやらないと落ち着かないからな」セイジは息を吐いた。 96

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ハッカー達がチャネルからログオフすると、セイジは闇の中で沈思黙考した。(((今日のニンジャども。いけすかない……！嫌な空気を持っていた)))彼の無意識は不快感の理由に気づいている。彼らが明らかにニンジャスレイヤーを知っているからだ。セイジではないニンジャスレイヤーを！ 97

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(((何者だ、奴ら？)))セイジは顔をしかめた。思いを巡らせると、彼の背中はチリチリする。必ず殺さねば。奴らは不要だ。必ず殺さねば。完全性を保つために。必ず！ 98

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（「フー・キルド・ニンジャスレイヤー？」#2 終わり。 #3 に続く）99