「オエ~!キモい!」 嫌悪のコトバ:disgustとaversionの違いを中心に
対人的な外傷体験後に生じる嫌悪感・恐怖感とPTSD,汚染恐怖の関係。嫌悪感に特異的な役割は? http://t.co/EI6htbLb 自己焦点の嫌悪感は汚染恐怖症状と関連。恐怖感と他者焦点の嫌悪感はPTSD症状と関連。
2012-12-26 17:14:19disgustは嫌悪とか不快と訳されますけど,感情心理学本流の方では嫌悪みたいですね。aversionと区別する目的で嫌忌としてきた歴史もあるそうなんだけど,嫌忌より嫌悪の方が一般化してきたとか。英語の口語では「Yuck!」と表現される事が多いらしく,つまり「オェ~!キモい!」。
2012-12-27 14:39:42aversionとdisgustの区別って難しいですよね。前者は多分学習心理学系の術語で,後者は感情心理学系?(エクマンとか)の術語なのかなーと思ったり。それだけでなく,構成概念的な違いもあるのかもしれないし,その辺は適当に流してる人も多いのかもしれないし,ハッキリ分からない。
2012-12-27 14:41:22「おれぁ生まれてからずっと暗黒街で生き,いろんな悪党を見てきた。だから悪い人間といい人間との区別は「におい」でわかる! こいつはくせえーッ! ゲロ以下のにおいがプンプンするぜッーーーッ!」(by スピードワゴン)
2012-12-26 18:53:07このスピードワゴンはスゴいですよね。モラル的な意味合いでの嫌悪感と,感覚的な嫌悪感(味覚嗅覚との繋がり強し)とが共感覚的っていうとアレだけど,クロスオーバーしてるっていう。ちなみに,感覚知覚的な嫌悪感には文化差少ないけど,モラル的な嫌悪感には文化差が大きいとも聞きますね。
2012-12-27 14:46:30日常使いだと、前者は嫌な感じだけで、後者には軽蔑とか幻滅といった、人に対する評価が含まれている気がします。 “@decostatw: aversionとdisgustの区別って難しいですよね。”
2012-12-27 15:35:06なるほど!実際disgustのモデルにも,そのような要素が含まれていました。 RT @simamune: 日常使いだと、前者は嫌な感じだけで、後者には軽蔑とか幻滅といった、人に対する評価が含まれている気がします。 “@decostatw: aversionとdisgust
2012-12-27 18:46:49学習と感情の両方を研究していた師匠は、「disgustに対応する日本語はない」と仰ってました。 RT @decostatw: aversionとdisgustの区別って難しいですよね。前者は多分学習心理学系の術語で,後者は感情心理学系?(エクマンとか)の術語なのかなーと思ったり。
2012-12-27 14:53:27おおお!口語表現だとなんとなく分かるし(キモい,吐き気がする等),表情も一発でそれと分かるんですけどねぇ。難しいです。 RT @kosukesa: 学習と感情の両方を研究していた師匠は、「disgustに対応する日本語はない」と仰ってました。
2012-12-27 14:57:50どういう時に出てくるものかは分かるんですけどね。日米比較研究とかあったはずです。 RT @decostatw: おおお!口語表現だとなんとなく分かるし(キモい,吐き気がする等),表情も一発でそれと分かるんですけどねぇ。難しいです。
2012-12-27 15:01:28elicitorの文化間比較とか結構ありますよね。日米比較ってコレ → https://t.co/oUQgOqPR ですかね? RT @kosukesa: どういう時に出てくるものかは分かるんですけどね。日米比較研究とかあったはずです。
2012-12-27 15:10:29これもですし、師匠自身も大昔にやってたそうです。論文になってないかなあ。 RT @decostatw: elicitorの文化間比較とか結構ありますよね。日米比較ってコレ → https://t.co/bGiVdev6 ですかね?
2012-12-27 15:17:22ちょっと探してみます!対応する訳語は難しいんですけど,構成概念的には理解できるんですよね。ちなみに,disgust→嫌悪が適切でないとお考えだった理由って何だったんでしょうか。 RT @kosukesa: これもですし、師匠自身も大昔にやってたそうです。論文になってないかなあ。
2012-12-27 15:22:52@decostatw さっきの研究にもあったように、文化的意味合いを含めて一対一で対応しない、というくらいだったと思いますが、詳細は覚えてないです、すいません。
2012-12-27 15:40:39@kosukesa ありがとうございます!英語のdisgustには色んな使い方があるようですし,一言で「嫌悪」とは表現しがたいのでしょうね。それこそ,島宗先生に教えていただいた「幻滅」「軽蔑」という意味合いで用いられることもあるでしょうし。極めて文脈依存な感情言葉というか。
2012-12-27 18:44:11disgustには色んなdomainがあるとは言われてて,味覚とか臭いみたいな感覚的なものもあれば,血液とか内臓みたいなグロ系もあり,動物とか汚染のような感染系もあり,一方で,特定の他者とか,他グループとか,モラル違反者に対するものなど,人間関係系もある。マジ幅が広いったらない。
2012-12-27 19:00:22「イヤな気持ち」くらいには幅があるってことなんかな。とはいえ,色んなドメインが違っても,生理的な反応はあまり変わらないという話もあるとか,そういう話もある。心拍下がったり,胃腸の電位に反応が出たり。
2012-12-27 19:03:18disgustとaversionのお話なのですね、普段使いでは"aversion"という言葉はあんまりでてこないよね。固い感じする。一方disgustの方は、Eww, it's so disgusting!のように形容詞としてよく使う @decostatw @psypub
2012-12-28 15:47:12勝手な感覚だけどdisgustの方がより感情的というか、五感とか内蔵感覚もっと密着してる感じで、aversionというともうちょっと認知的なというかhigher-orderなレベルでの嫌悪、みたいな気がする... @psypub @decostatw
2012-12-28 15:52:17@nohunohu @decostatw もっとも最近,disgusting! って思った出来事とかありますか? やっぱロムニーですか?
2012-12-28 17:55:57@psypub @decostatw おつかれさま、またゆるゆるお話できたらよいですね。自分の場合disgustingというのはあまり高尚な話には使わなくて、どっちかっつーと、わー、さっきあの人鼻ほじった指を口にいれた、うわー、disgusting、みたいな話が多いかも(笑)
2012-12-28 17:59:03@psypub @decostatw もうちょっと高尚な話だと、例えば、お金に関する態度とかでdisgustingとかいうことはあるかも。金に目が無いエゲツナイ感じの人の行動について、disgusting、みたいな。
2012-12-28 18:00:43