森茉莉とか父娘文学の最骨頂だと一般的に思われているけれど、個人的には室生朝子さんってかなり凄いと思うんです。犀星とタクシーですれ違ったときに号泣したという場面(色々心理的な背景があるとはいえ)ちょっと、父親好きすぎるのではないかと心配になった。
2013-01-06 22:35:22再会した父親と恋愛した『アナイス・ニンの日記』は有名ですが、これを訳した矢川澄子の『「父の娘」たち』 (平凡社ライブラリー)は、森茉莉とアナイス・ニンを論じてますね。まずこれが基本として、と。 http://t.co/0DWxdNT5
2013-01-06 22:47:06鷗外といえばマリアだけど、鏡花に世話を頼んでさらにそこから中勘助さんとこへやられた小堀杏奴さんという娘さんもおります!!!
2013-01-06 22:53:16津島祐子は太宰治の娘だけれど、一才のときに太宰が亡くなっていて、初期作品はむしろ母子家庭がテーマだった。萩原朔太郎の娘萩原葉子は一族について『蕁麻の家』で描いているけれど、どちらもファザコンという感じではなさそうなんですよね。
2013-01-06 22:54:26芥川兄は息子の也寸志が音楽家になった。友達のマンドリン部の演奏ではじめて知ったんだけど、ちゃんと聴いてみようと思う。本も書いているので読みたいな。
2013-01-06 22:55:05@helpline ありがとうございます!以前に森茉莉と幸田文の比較研究をしたことがありまして、最近、原点に帰ってみたいなと考えていたところでしたので嬉しいです。
2013-01-06 22:56:41小堀杏奴は未読なので読んでみたいですね。『朽葉色のショール』が講談社文芸文庫から出てるはず。福永武彦、池澤夏樹の親子の系譜はさらに池澤春菜という声優さんに繋がってますね。 http://t.co/omZzvHzs
2013-01-06 22:58:36でも葉子さんは自分の息子さんを朔実と名付けて朔ちゃんて呼んでるし、結局さくたろ好きなんやろ!ジタバタ!!って感じでいいすね!でもさくたろ父としての資質ゼロだからね!!
2013-01-06 23:00:23大正期の文士は家庭人としてはほんとダメダメな人多いから、娘さんが懐かし語りしてくれるほど縁があるのが珍しい気がする…その点われらが犀星は若い頃こそグダグダだったけど夫、父としては最強だと(以下略)
2013-01-06 23:03:25@helpline 私も現代作家では桜庭一樹が一番その傾向が強いと思います。「私の男」は勿論ですが、「砂糖菓子の弾丸は打ち抜けない」もかなり近いものを感じました。
2013-01-06 23:03:30