すみぺインタビューまとめ

関根和弘/Kazuhiro SEKINE @usausa_sekine

すみぺインタ２３）「声優を目指したのはなぜ？」という質問に対し、上坂さんは「昔からあこがれがあった。一番尊敬するのは桃井はるこさん。桃井さんが出ているアニメを見ていつか声優になりたいという思いを持ったのが小学校半ば」と振り返ります。

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すみぺインタ２４）もちろん声優になるには苦労もありました。上坂さん曰く、「私、滑舌が悪かったし、なれないと思った。それでも小学校から所属していた事務所に声優のセクションがあることを知り、もしかしたらなれるかもしれない、と。自分で滑舌の練習をしたり、朗読や演技の練習をしたり」

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すみぺインタ２５）声優に対する思いは熱いです。「いろんなキャラクターを演じて、心にいろんなキャラクターを住まわせたい。一生声優さんでいたいなという気持ち」と上坂さん。

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すみぺインタ２６）さらに夢は広がります。「ロシアでアニメを広めていきたい。ロシア語と日本語を使ったアニメなど。ロシアで日本のアニメを紹介したい。アニメ文化の架け橋になりたい。ロシアの人たち、日本のアニメ大好きだけど、インターネット以外には限りがあるなと。いろんな情報を供給したい」

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すみぺインタ２７）アニメを一つのきっかけに結ばれる両国の行く末についても語ってくれました。「日ロ両国の『距離』を急に縮めるのは不可能。国同士、国民同士の交流は、文化の交流があればこそスムーズにいくと思う。すぐには無理だけど、ロシアに対する先入観をもうちょっと減らしたいと思う」

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すみぺインタ２８）さらに上坂さん、「ラジオでもついついたくさんロシアのことを話してしまう。でも『すみぺのおかげでロシアに興味を持った』、『ロシア語を専攻し始めた』とかメッセージが来るとすごくうれしい。ロシアに興味を持つ日本人が一人でも多く増えること。これが日本に対する私の目標」

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すみぺインタ２９）日本のロシア報道についての印象を聞きました。「ロシアを取り上げる報道は目線が冷たいというか。『強権国家ロシア』『プーチン中央集権体制』みたいな見出しばかり。愛すべき人がいっぱい住んでいる国なのに。偏った取り上げられ方と、個人的な体験とのギャップを感じます」

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すみぺインタ３０）さらに耳の痛い話は続きます。「新聞以外にロシアのことを伝える人がいないからとも思ってしまう。ロシアが好きな漫画家、小説家もいるし、そういう人たちがロシアのことをもっと発信してもいいのかなとも。メディアは、ロシアの人は日本が好きだということをもっと伝えてほしい」

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すみぺインタ３１）ツイッターについて聞きました。「ロシア人のフォロワーもいます。ロシア語でつぶやいたりすると、ロシア語で返してくれる。日本語でアニメの感想とかを、機械翻訳っぽいけど、それがまたかわいい！」 http://t.co/Rn3u1zoC

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すみぺインタ３２）声優の方にこんな質問やぼかもしれませんが、だからこそ記者としては聞いてみたかった。「領土問題、どう解決したらいいと思いますか？」

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すみぺインタ３３）上坂さん、「すぐに解決する問題ではない。私にできることを考えたい。それはロシアと日本の日常を伝えていくこと。我々の世代はポップカルチャーについて興味があるし、それでつながれるという強みがある。ロシアに持ち込みたいし、そういう様子を日本に伝えたい」

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すみぺインタ３４）さらに続きます。「ポップカルチャーの持つ力を最大限利用したい。ポップカルチャーって何だろ、そんなの力がないとか、ただの流行だ、娯楽だと、思っている人がいるかもしれないけど、そうじゃないと思う。りっぱに共有できる文化だと思う。相互理解につながると思う」

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すみぺインタ３５）もう一つ続きます。「とにかく両国の距離が縮められたらなと。簡単なことではないけど。２０年、３０年かかるかもしれないけど。いつか。逆に言うと隔てる壁って領土問題だけ。それを乗り越えるお手伝いがしたい」

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すみぺインタ３６）最近声優として参加したアニメ「中二病でも恋がしたい！」について聞きました。上坂さんにとってはことのほか思い出に残った作品のようです。「凸守早苗ちゃんというキャラクターを演じました。超中二病（思春期の子どもが行いがちな珍妙な言動？）のキャラクターです」

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すみぺインタ３７）さらに上坂さん、「凸守ちゃんと私、結構共感するところが多い。自分で言うのも何だけどはまり役だったと思う。私も中二病の節が結構あったので、恥ずかしくも愛すべきやまいであると（笑）」

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すみぺインタ３８）さらにさらに、「恥ずかしいけど、自分のアイデンティティーを必死につかもうとした、努力の形跡であるから、愛してやるべきなんだと。国内問わず、いろんな方から反響をもらって、私自身も成長できて、思い出がたくさん詰まった作品です」

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すみぺインタ３９）上坂さんは、ミリタリー好きでもあります。「中学時代にはまりました。機動力の高いＢＴ快速戦車シリーズも好きだけど、特に失敗兵器が好き（笑）。『ツァーリ・タンク』という名前は強そうだけど、バランスが悪く、失敗に終わった兵器とか（笑）。ゼミ論の研究対象はソ連赤軍です」

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すみぺインタ４０）インタビューに飛び入り参加してくれた方がいます。毎年モスクワで開かれている現代日本文化フェスティバル「J-FEST」をプロデュースしている櫻井孝昌さん @sakuraitakamasa です。 http://t.co/2zuGkexA

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すみぺインタ４０）櫻井さん曰く、「４年前、Ｊ－ＦＥＳＴの原型イベントをやった。ロシア人の日本への愛と、僕がいかにロシアのことを知らなかったかを痛感した。２年目もやり、このイベントが日ロにとっていかに重要かということを最初に僕にツイッターで伝えてくれたのが上坂すみれさんだった」

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すみぺインタ４２）一つ前のツイート番号を間違えました。４１）でした。４０番が二つになってしまいましたのでお気を付け下さい。

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すみぺインタ４３）櫻井さんの発言の続きからです。「そのときまだ彼女は声優ではなく、上智大でロシア語を学ぶ学生だった。あのときほど熱いメッセージはなかった。ロシアへの愛が本物だということだと思う。それ以来、すみれをロシアに連れて行きたいというのは夢であり、約束でもあった」

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スミペインタ４４）さらに櫻井さんです。「Ｊ－ＦＥＳＴの会場にすみれが立つことは、僕とすみれの約束であると同時に、ロシア人との約束でもある。近くて遠い国。日本は周辺諸国といろんな課題を抱えている。長い歴史の上で起きている問題だけど、僕らは明日を見て行かなくちゃならない」

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すみぺインタ４５）まだまだ櫻井さん、「ロシアの若者も僕らも今を生きている。国と国、政府と政府、いろんな国際関係があるけど、僕らは日常をすごく信じていて、日常の延長にこそ人と人との理解があると思っている。すみれがロシアに行って、ロシアの人たちと時間を共有することが一番の外交」

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すみぺインタ４６）もう一つ櫻井さん、「政治家や外交官がやっている外交と同じくらい重要な外交だと思っている。Ｊ－ＦＥＳＴは官民一緒になってつくっているイベントだし、そこにロシアを誰よりも愛しているすみれを立たせることで、いろんな事が変わってくるんじゃないかと思っている」

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すみぺインタ４７）インタビュー本文は以上です。もう一枚、上坂さんの写真を送ります。 http://t.co/vr15TCjL

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