たまこまーけったーその1 1話~6話まで
一話
雑感
鳥っていうのは鳥瞰、すなわち外部からの目なんですよね。商店街というある種閉鎖的で凡庸な、物語性のない空間に距離を(ここでは心理的な距離)置いた視点が介入することで映像がはじまる。カメラを向けたら映画がはじまる、ってことなんですよ #たまこまーけっと感想
2013-01-10 01:22:24▼2013/2/7 もち蔵が映画研究会であること、デラちゃんが映写機になること等と今後絡んでくることがあればドンピシャな気がする。
すんなり鳥はたまこらの日常に溶け込んだけれど、導入に紆余曲折を経させなかったのはまず意図的なものですね。鳥の持つ物語と商店街の物語が一話の段階ではまったく隔絶していて、なんらかの「予感」が排除されているということ。 #たまこまーけっと感想
2013-01-10 01:25:11一話を見て「着地点が分からない」という感想が散見されましたが、これは演出の意図によるものですね。異物の挿入とその現象への放置が、世界全体の奥行き、物語全体の未決定性を強調している。改めて商店街をカメラで覗いた時に物語ははじまり、しかしそれは撮り手にも(鳥だけに)分からないのです
2013-01-10 01:29:31年越し前に鳥がやってきて、大晦日で一話が終わるというのは翌年(二話以降)から物語がはじまることの傍証でもありますね。ゼロ話って扱いでいいんじゃないですか #たまこま
2013-01-10 01:49:16隔たりと越境
商店街へ入る曲がり角を勢い余って通り過ぎかけて、「たまこ!」とみどりちゃんに制止されるたまこ。たまこちゃんが商店街から(身体的にも精神的にも)離れかけることが今後あるだろうか(これははっきり言って深読みのしすぎ。)
2013-02-10 01:52:45たまこまーけっと一話冒頭、うさぎ山商店街入り口でバトンを上に投げるたまこ。バトンは月でもちつくうさぎの看板を越えたところで静止し重力に従いたまこのもとへ戻ってくる。(着地には失敗するわけだけれど……)どこかへ行ってもここへ帰ってくる、母なる大地、我が故郷、うさぎ山商店街
2013-03-01 14:48:40ん。んー?まさに老舗の風情漂うたまやとモダンなライスケーキ大路の間も隔たりっちゃ隔たりかな。たまこともち蔵の糸電話にはなんらかの演出意図があってしかるべきだとは思うけれど。糸だけに!
2013-02-10 02:11:05バトンを上空に投げて戻ってくるという構図はOPの手品師たまこが投げたバトンがデラちゃんに変わってデラちゃんがたまこの胸へと戻ってくる、ってところでも再現されている。「どこへ行ってもここへ帰ってくる」のはたまこではなくデラちゃんかも?
2013-03-01 14:52:04あれ?これ結構マジで当たってんじゃねえのか?またもや横からのカメラで、おとうちゃんが「もちはまずくねえ!」とデラちゃんを横の部屋へ投げ戸尾バス。襖が境界線になっている。
2013-02-10 02:16:01いや、これを拒絶と読むか架橋と読むかはすげえ難しいなあ。5話までを観るとむしろ商店街の中での立ち位置を持たない自由な存在だからこそ従来存在しなかった二点間の繋がりを結んでいくことができているような
2013-02-10 02:23:49糸電話の演出意図になんで気付かなかったのか。あれは線であり橋であり縁だろ。たまこともち蔵の間にある特別の信頼関係。携帯電話があるのにわざわざそう描いてるんだから素直に考えればよかったんだよ
2013-03-01 15:45:58