たまこまーけったーその1 1話~6話まで

アニメーション作品「たまこまーけっと」のメモランダム twitterベースに補足など加えています。ログが冗長になるのがtogetterの最大の弱点だね あんまり長くなると困るので6話までで一旦完結。続きはhttp://togetter.com/li/460163
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一話

雑感

@sawaon

90年代のNHK教育土曜6時枠アニメ的雰囲気をひしひしと感じたんですが、たまこまーけっと。

2013-01-10 01:04:41
@sawaon

鳥っていうのは鳥瞰、すなわち外部からの目なんですよね。商店街というある種閉鎖的で凡庸な、物語性のない空間に距離を(ここでは心理的な距離)置いた視点が介入することで映像がはじまる。カメラを向けたら映画がはじまる、ってことなんですよ #たまこまーけっと感想

2013-01-10 01:22:24

▼2013/2/7 もち蔵が映画研究会であること、デラちゃんが映写機になること等と今後絡んでくることがあればドンピシャな気がする。

@sawaon

すんなり鳥はたまこらの日常に溶け込んだけれど、導入に紆余曲折を経させなかったのはまず意図的なものですね。鳥の持つ物語と商店街の物語が一話の段階ではまったく隔絶していて、なんらかの「予感」が排除されているということ。 #たまこまーけっと感想

2013-01-10 01:25:11
@sawaon

一話を見て「着地点が分からない」という感想が散見されましたが、これは演出の意図によるものですね。異物の挿入とその現象への放置が、世界全体の奥行き、物語全体の未決定性を強調している。改めて商店街をカメラで覗いた時に物語ははじまり、しかしそれは撮り手にも(鳥だけに)分からないのです

2013-01-10 01:29:31
@sawaon

鳥うんぬんの話は押井守の映画の中の鳥の使い方をうろ覚えで引用したのでまったくのでたらめというわけではないと思います

2013-01-10 01:33:14
@sawaon

大福もちの粉がほほについていると指摘されて笑いながら拭うシーン、おしろいをするには(少なくとも自覚には)まだ早い年頃ということ。

2013-01-10 01:46:50
@sawaon

年越し前に鳥がやってきて、大晦日で一話が終わるというのは翌年(二話以降)から物語がはじまることの傍証でもありますね。ゼロ話って扱いでいいんじゃないですか #たまこま

2013-01-10 01:49:16
@sawaon

今まで綿密なロケハンしながらそれが映像としてはともかく物語性に寄与してこなかったのはまあまあもったいなかったのでいいんじゃないっすかね。

2013-01-10 01:58:26
@sawaon

デラちゃんが行き倒れていたチューベローズ畑、チューベローズの語源は「膨らんだ」。おもち。

2013-02-10 01:55:04

隔たりと越境

@sawaon

たまこまーけっと冒頭、橋を渡る三人。その後、建物の隙間から差し込む光を影から影へと飛び越える。越境の予感

2013-02-10 01:51:19
@sawaon

商店街へ入る曲がり角を勢い余って通り過ぎかけて、「たまこ!」とみどりちゃんに制止されるたまこ。たまこちゃんが商店街から(身体的にも精神的にも)離れかけることが今後あるだろうか(これははっきり言って深読みのしすぎ。)

2013-02-10 01:52:45
@sawaon

たまこまーけっと一話冒頭、うさぎ山商店街入り口でバトンを上に投げるたまこ。バトンは月でもちつくうさぎの看板を越えたところで静止し重力に従いたまこのもとへ戻ってくる。(着地には失敗するわけだけれど……)どこかへ行ってもここへ帰ってくる、母なる大地、我が故郷、うさぎ山商店街

2013-03-01 14:48:40
@sawaon

ん。んー?まさに老舗の風情漂うたまやとモダンなライスケーキ大路の間も隔たりっちゃ隔たりかな。たまこともち蔵の糸電話にはなんらかの演出意図があってしかるべきだとは思うけれど。糸だけに!

2013-02-10 02:11:05
@sawaon

バトンを上空に投げて戻ってくるという構図はOPの手品師たまこが投げたバトンがデラちゃんに変わってデラちゃんがたまこの胸へと戻ってくる、ってところでも再現されている。「どこへ行ってもここへ帰ってくる」のはたまこではなくデラちゃんかも?

2013-03-01 14:52:04
@sawaon

正面ではなく横からカウンターを取る。右側にあんこ、左側におじいちゃん。ちょうどカウンターが壁のようになっている。ここにも隔たり?

2013-02-10 02:12:52
@sawaon

あれ?これ結構マジで当たってんじゃねえのか?またもや横からのカメラで、おとうちゃんが「もちはまずくねえ!」とデラちゃんを横の部屋へ投げ戸尾バス。襖が境界線になっている。

2013-02-10 02:16:01
@sawaon

銭湯の前、女湯と男湯の暖簾を背景に。これも隔たり。隔たりと越境の話、なのか、なあ?

2013-02-10 02:17:42
@sawaon

銭湯で女湯の脱衣所に侵入してたまこに投げ返される。これも隔たり。1話の段階では割と明確にデラちゃんは拒絶されてんだな。

2013-02-10 02:20:35
@sawaon

いや、これを拒絶と読むか架橋と読むかはすげえ難しいなあ。5話までを観るとむしろ商店街の中での立ち位置を持たない自由な存在だからこそ従来存在しなかった二点間の繋がりを結んでいくことができているような

2013-02-10 02:23:49
@sawaon

糸電話の演出意図になんで気付かなかったのか。あれは線であり橋であり縁だろ。たまこともち蔵の間にある特別の信頼関係。携帯電話があるのにわざわざそう描いてるんだから素直に考えればよかったんだよ

2013-03-01 15:45:58
@sawaon

寅さんみたいなもんだよね、デラちゃん。たまこまーけっとはアニメ版男はつらいよなんだよ

2013-02-10 02:30:11
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