【130218】ソーシャルメディアウィーク006「ソーシャルジャーナリズムとソーシャル世論」 #SMWTOK #SMW13

※主に自己メモとして纏めています。適宜ご活用下さい。 「ソーシャルジャーナリズムとソーシャル世論」   佐々木俊尚氏(作家、ジャーナリスト @sasakitoshinao)   http://socialmediaweek.org/tokyo/events/?id=72899#.USGajlr3yf4 続きを読む
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Koji Inui @resigner

【ソーシャルジャーナリズムとソーシャル世論 #SMWTOK #RL06 】佐々木「東電OL殺人事件(1997)。報道は紆余曲折あったが、ここで問題提起したいのは、なぜ彼女はここにいたのか。桐野夏生『グロテスク』はこの事件をテーマに、彼女の思春期をフィンクションとして描いている」

2013-02-18 16:56:34
朝日新聞デジタル @asahicom

結局、我々新聞記者のような第三者がいくら真実に迫っても迫りきれない落胆があった。一報で桐野夏生さんが「グロテスク」を書く。被害女性の思春期から道を踏み外す。まったくのフィクションなのにものすごい説得力。僕はすごく打ちのめされた。じゃあ事件報道って何だったんだ。 #smwtok

2013-02-18 16:57:02
Koji Inui @resigner

【ソーシャルジャーナリズムとソーシャル世論 #SMWTOK #RL06 】佐々木「一方、桶川ストーカー殺人事件においては『遺言』というタイトルでノンフィクション作品を発表している。著者はフライデーの記者。被害者の家族に徹底的にコミットしていくことで衝撃的な内容となった」

2013-02-18 16:59:33
朝日新聞デジタル @asahicom

事件ジャーナリズムが時代をわかりやすく描くといいながら、小説家のフィクションの方がよっぽどわかりやすい。それから桶川ストーカー殺人でフライデーの記者が書いた2000年の「遺言」。完全に被害者家族に入り込んで第三者でなく身内として描く。これが心に刺さる。 #smwtok

2013-02-18 16:59:07
みね @u1mine

佐々木さん:これは昔からあった葛藤だった。沢木耕太郎「一瞬の夏」取材者を超え、ボクサーのセコンドまで務めた->ニュージャーナリズム:メインストリームからは批判された。「客観中立な取材方法ではない。」 #smwtok

2013-02-18 17:00:54
朝日新聞デジタル @asahicom

外部から描くなんて無理じゃないのか。こういう葛藤は昔からあった話。70年代の沢木耕太郎「一瞬の夏」。彼は単なる取材者でなくボクサーのセコンドまで務めた。当時「ニュージャーナリズム」と言われたが、客観中立の報道じゃないと批判された。 #smwtok

2013-02-18 17:00:54
みね @u1mine

佐々木さん:客観中立主義はある意味正しいが、それでは何も描けない。読者に響かないと感じていた。 #smwtok

2013-02-18 17:02:11
朝日新聞デジタル @asahicom

これはある意味正しいけど、何も描けないし、読者の心に響かない。アルジェリア人質事件で「実名報道が必要だ」と報道機関の人が言って批判された。結局、第三者が言ってるだけだからなんですよ。もう1回立ち位置を考え直さないといけないというのが長いテーマだった。 #smwtok

2013-02-18 17:02:33
comuchi @comuchi

事件に対する客観的報道vs取材対象に寄り添う主観的報道 後者にはソーシャルメディアが加勢 #smwtok

2013-02-18 17:03:57
みね @u1mine

佐々木さん:秋葉原殺傷事件:「一般人報道への批判」と「現場での遺族写真(プロ)への批判」これらはどっちが良い/悪いと判断できるのか?プロ云々ではなく立ち位置の問題ではないか? #smwtok

2013-02-18 17:04:16
朝日新聞デジタル @asahicom

そういう中にソーシャルメディアが登場してきた。献花台をメディアが取り囲む。そこへ批判が起きる。一方で一般の個人が報じる。どっちが悪いのか、どっちが上なのか、本当に言えるのか。本当に重要なのはプロかアマかでなく立ち位置の問題ではないか。 #smwtok

2013-02-18 17:04:51
みね @u1mine

佐々木さん:あるアイドルのblog:普通の取材で会うPRESSはいい人なのに、何故事件現場でのPRESSは別の人みたいに見えるのか?:普通取材では個人と個人の関係だが、事件現場では取材する側とされる側に別れた抽象的な関係に;人間関係が存在しない #smwtok

2013-02-18 17:05:36
tokada @tokada

佐々木:秋葉原事件の献花台に献花する人達を写した報道陣。報道する側とされる側の関係が抽象的なものになると、暴力的なメディアスクラムが起きるというのが、問題の本質。 #smwtok

2013-02-18 17:08:12

 

みね @u1mine

佐々木さん: 取材される側と取材する側の関係性。そこにどれだけ「空間」が共有されているか。 #smwtok

2013-02-18 17:06:30
朝日新聞デジタル @asahicom

人間の関係がそこに存在していないということなんだ。かといって全ての取材で相手にコミットできるのかという難しい問題。取材する側とされる側の関係性にどれだけ「空間」が共有されているかということなんだが、じゃあプロのジャーナリズムって必要あるのか、という話にもなる。 #smwtok

2013-02-18 17:06:52
Koji Inui @resigner

 【ソーシャルジャーナリズムとソーシャル世論 #SMWTOK #RL06 】佐々木「では、すべての事件において、記者が“中”にコミットしきれるのか。取材する側と取材される側の関係性。第三者視点だと炎上する。そのような問題意識から『当事者の時代』としてまとめた」

2013-02-18 17:07:14
朝日新聞デジタル @asahicom

80年、新宿バス放火事件。通りかかったプロカメラマンが撮って知人の読売新聞記者に渡した。大スクープ写真だったが、偶然バスの中にカメラマンの妹がいて重傷を負った。彼はこれが原因で「妹の不幸で有名になって」と非難される。当事者であるというのは簡単に引き受けられない。 #smwtok

2013-02-18 17:08:46
Koji Inui @resigner

 【ソーシャルジャーナリズムとソーシャル世論 #SMWTOK #RL06 】佐々木「プロの記者は、取材対象との間の共有空間を排除することで、報道を日常化してゆく。取材される側は”人生に一度あるかどうか”に対して、取材する側は”だんだん日常化”してゆく。この乖離がある」

2013-02-18 17:09:58
朝日新聞デジタル @asahicom

一方でプロは取材対象との共有空間を排除して報道を日常化していく。警視庁担当だと毎週のように人が殺される。すべてに共感しているととても体がもたない。マヒして、たえられなくて辞めていくか、マシーンのような記者になるか。ということになる。 #smwtok

2013-02-18 17:10:33
Koji Inui @resigner

 【ソーシャルジャーナリズムとソーシャル世論 #SMWTOK #RL06 】佐々木「マスメディアを経由して、私たちは現場の生々しい映像を公共性の中で捉えることができる。...そして今、このメディアの公共は変容を迫られている。...『どの方向に?』」

2013-02-18 17:11:47
tokada @tokada

佐々木:報道のプロフェッショナル化は報道対象との共有空間の排除によって起きる。しかしソーシャルメディアによってそういった「公共」は変容を迫られている。 #smwtok http://t.co/mklkci5V

2013-02-18 17:12:13
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くも @eitomita

佐々木さんの話、深い、重い。ジャーナリズムってものすごく難しい。 #SMWTOK

2013-02-18 17:09:50

 

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