要旨
イタリア選挙 当初ベルサニ氏勝利とのスカイTG24の報道を受け、市場に安堵感が流れ、ユーロ高 リスク緩和方向に流れた → 誤報であることが判明 イタリアの政局が不透明化 → ユーロ売り リスク回避 大規模なポジション調整が行われたのでしょう。
2013-02-26 12:12:07サマリーいろいろ
イタリア総選挙で、当初ベルサニ陣営が単独過半数の可能性との報道が流れたものの、ベルルスコーニ陣営が上院の過半数に満たないものの対立陣営の勝利を不可能にする議席を獲得との報道を受けて、ベルサニ氏とモンティ首相が支持した緊縮財政を国民が拒絶する結果となったことから不安が広がりました。
2013-02-26 03:38:04過半数政党がない議会では、構造改革も前進しないとの見方から、ユーロは大きく下落する動きとなりました。そして、ベルサニ陣営の経済政策責任者がインタビューで「結果見通しには統治不能の可能性が示されている」として、再選挙が必要になる可能性が出てきたと述べています。
2013-02-26 03:38:41伊下院選、ベルサニ陣営29.9%、ベルルスコーニ28.4%。伊上院選、ベルルスコーニ氏110~130議席、ベルサニ氏95~115~IPR #SBILM
2013-02-26 05:42:14【海外市場サマリー(1)】ドル/円は東京市場で買いが強まった反動から欧州序盤に93.65円付近へ軟化。その後はイタリア総選挙の開票結果などを控え様子見ムードが広がるも、イタリア国債入札結果などを受けた欧州株の上昇などが下支えとなり、94.15円付近まで下げ幅を縮小。(続く)#fx
2013-02-26 08:54:01【海外市場サマリー(2)】買い一巡後はベルサニ氏の側近が再選挙必要も、などとの見解を示した中、イタリアの安定政権樹立に対する懸念が意識されたほか、米株の軟調推移も重石となり、ドル/円はNY終盤に90.90円付近へ1/31以来の安値を更新。(続く)#fx
2013-02-26 08:54:07【海外市場サマリー(3)】ユーロ/ドルはイタリア国債入札を無難に通過したことなどがサポートとなった中、欧州中盤に1.3320付近へ浮上。ただ、その後はイタリア総選挙を巡る不透明感などを背景に欧州債務危機への再燃などが意識された中、NY終盤に1.3045付近へ下落。#fx
2013-02-26 08:54:10ルは/円92円半ば。一時92.75円付近まで上昇し、早朝の安値90.85円から約2円反発した。証拠金取引のドル買いに加え、買い場を待ち受けていた輸入企業の買いも見られるという。さらに、「ファンド勢の間でもドルの下値を拾う動きが出ている」(邦銀)という。
2013-02-26 10:15:22一方、「93円台、94円台で(ドルを)買い込んだファンドが多く、それらがしこり(不採算ポジション)となっている。このしこりの大きさを考えれば、ドルがそう簡単に上抜けするのは厳しくなっている」(機関投資家)との指摘もあった。
2013-02-26 10:15:28ただ2月19日に行われた国家開発計画の説明会では、総務大臣が電気料金値上に対して反対意見を表明するなど混乱も予想される。 また金属労働組合や食品連合労働組合などこの発言を歓迎すると表明している。 電気料金値上げが決定すれば、鉱山会社はリストラ在り気の動きになるのではないかな。
2013-02-26 10:42:16長期的なトレンド
為替マーケット・ストラテジストの桑原です。伊総選挙、上院で再選挙の可能性が高まっていることで不透明感が強まり、急速な円高になっています。同国政治情勢は予断を許しませんが、日本の側では、貿易赤字や日銀積極緩和など、円安を生み出す流れが変わっていないことは確認しておきたいと思います。
2013-02-26 07:30:04本日のオチ