福島民友3/2朝刊4面「山下福島医大副学長に聞く」
- karitoshi2011
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1福島民友3/2朝刊4面「山下福島医大副学長に聞く」「子どもの甲状腺検査課題」聞き手:編集局長松原正明。ウェブ版には見えないが福島駅で買ったものから引用。問「原発事故を受けて県と医大が取り組んでいる県民健康管理調査のこれまでについて」山下氏は基本調査の回答率はまずまずだという。
2013-03-02 22:13:012福島民友3/2朝刊「山下…副学長に聞く」「子どもの甲状腺検査課題」山下氏「問題があると思うのは、子どもの甲状腺検査。自然発症のがんと放射線に起因するがんの違いをお母さんたちにどう説明するかという問題などがあり、医学界でも答えが出ていない。そうした不確かな中で検査が始まっており」
2013-03-02 22:13:433福島民友3/2朝刊「山下福島医大副学長に聞く」「子どもの甲状腺検査課題」「結果に対する不安を解消するのは至難の業だが、解消しないといけない」。私の疑問―山下氏は「医学界でも答えが出ていない」というのに「不安を解消」「しないといけない」というのは矛盾している。できるはずがない。
2013-03-02 22:14:104福島民友3/2朝刊「山下福島医大副学長に聞く」問「調査の意義を、あらためて聞きたい」山下氏「調査で大事なのはまず言葉で『大丈夫』とか『安心』とか言うのではなくて、被ばくの影響を県民が数値として理解するために被ばく線量の推計を進めること。次に、県民に対して長く続く健康増進」
2013-03-02 22:14:304福島民友3/2朝刊「山下…副学長に聞く」「プログラムとして進めること。さらに、原発事故で福島が経験していること、医療などのノウハウを国内外に情報提供していくことだ」。私の疑問―1)甲状腺検査では健康影響があるかないか医学者側も分からないのに「大丈夫」「安心」と言い続けている。
2013-03-02 22:15:135福島民友3/2朝刊「山下福島医大副学長に聞く」2)被ばく線量の推計だけでなく、放射線による健康影響があるのかどうか、あるとすればどの地域でどのぐらいかをしっかり調査して住民と社会に知らせる必要がある。しかし、県民健康管理調査ではそれをしていない。3)原因が分からなないのなら
2013-03-02 22:15:376福島民友3/2朝刊「山下福島医大副学長に聞く」どのようにして「健康増進」をするかの方針が立てられないのではないか?少なくとも健康増進のためのたいへん重要なデータが欠けていることになる。4)早々と福島で経験したことを国内外に情報提供するというが苦難はまだまだ続くのに気が早すぎる。
2013-03-02 22:15:567福島民友3/2朝刊「山下福島医大副学長に聞く」問「佐藤雄平知事ら地元首長が国に対し、住民帰還や仮置き場設置の影響などに関わる放射線量の安全基準を設けることを求めていることについて」山下氏「知事の気持ちは分かる。だが、世界はそのことについてずっと議論をしてきたのに、誰もそうした」
2013-03-02 22:16:198福島民友3/2朝刊「山下福島医大副学長に聞く」「安全基準を持っていないという事情がある。今までの放射線防護の世界には『防護基準』しかない。防護基準とは、安全域の幅を広く取った上で、最も厳しいレベルに設定するものだ」私の疑問―この言に従うなら、福島の多くの地域の人々の避難を
2013-03-02 22:16:439福島民友3/2朝刊「山下福島医大副学長に聞く」もっと進めるように助言すべきだっただろう。山下氏は反対に「安全基準」があるかのように主張してきた。そして「防護基準」を軽視して人々に避難しないように促すことだった。以上、主要な内容についての抜き書きと私の疑問を記した。
2013-03-02 22:17:0410福島民友3/2朝刊「山下福島医大副学長に聞く」短い記事なので、質問者が何を聞きたかったのか、山下氏が何を答えたのか必ずしもよく分からない。その中でだいたい読み取れることを記した。その範囲でも、山下氏の言っていることは同氏がしてきたことと合致していない。反省の弁はほとんどない。
2013-03-02 22:17:2611福島民友3/2朝刊「山下福島医大副学長に聞く」そのすぐ下に「新センター長に阿部医大副学長」との記事。山下氏は4月から長崎大に復帰。県民健康管理調査の主体である、同大放射線医学県民健康管理センターの長は阿部正文副学長が就任。山下氏は福島医大の非常勤副学長となる、と記されている。
2013-03-02 22:17:4912福島民友3/2朝刊「山下…副学長に聞く」非常勤の副学長というのは余り聞かない。長崎大教授を務めつつ福島県県民健康管理調査や福島医大の医学研究・教育になお関わるというのか?ふつう副学長は同じ大学の研究教育業務もほぼ免除される。遠く離れた別の大学の教授職と兼務できるようなものか?
2013-03-02 22:18:39