竹の子書房新入社員向けトゥギャッター練習場
「可愛いね、妹さん?」「あら、可愛らしい妹さんを連れてるんですね」しばしば初対面の相手にこんな声をかけられるのだという。そんな彼の兄弟は、兄がひとりいるだけである。
2010-08-12 09:15:37まあ、よく物が落ちる部屋なのだ。そのあと必ず「てへへ」という女の子の照れ笑いがする。彼はそれを〈てへへ霊少女〉と呼び、恐れるどころか愛でていた。そんなある日、サークルの面子が彼の部屋を訪れた。ドアを開けて招く彼。「ひゃぁぁ!」突然、後輩の女子がひとり、叫び声とともに逃げていった。
2010-08-12 09:33:571:いわゆる〈視える〉人である彼には気になる子(霊)がいた。雑居ビルの隙間に佇む少女。血濡れで目はうつろながら、よくよく視ると実に好みな容姿。彼は勇気を振り絞って声をかけた。「おめかししたらもっと可愛くなるよ」
2010-08-12 09:55:022:せめてその血を拭き取ってくれ、という彼なりの言い回しであった。少女は一瞬、視点を定めたかと思うと、ふいに消えた。翌日、やはりそこに少女はいた。なぜかゴスロリの格好で。血に濡れたまま。
2010-08-12 09:55:14夜しか会えない:そっとしておくべきなのだろうか。事故で亡くなったフィアンセが何度も逢いにくるのだという。彼はそれをいつも心待ちにしていた。彼女は言う。「夜しか会えないね」彼は優しく答える。「そうだね」微笑む彼女の両目には、暗い空洞があるだけ。
2010-08-12 10:09:381:見事なまでに去年の教訓が生かされていた。十一月にハロウィン・ウィークはやや強引ではあったが、見事なカモフラージュと言えただろう。この一週間だけ彼女たちメイドさんは、メイド服を脱ぎお化けのコスプレをする。またお化けのコスプレで来客された方にはハロウィン限定メニューが振舞われた。
2010-08-12 10:55:072:最初の三日は何事もなかった。四日目、事の始まりは職員控え室から起きた。テレビの裏側で見知らぬ女がうなだれていた。「気にしちゃダメ」「もうちょっとだから」彼女たちは励ましあった。翌日、奥のテーブルに男の生首が乗っかっていた。〈除霊中〉というテープを張って客を遠ざけた。
2010-08-12 10:56:093:「リアルだねぇ」と評判だった。その他にも頭数が増えたり、減ったりという出来事は頻発したが、とにかく彼女たちは頑張った。足首に手形の痣をつけながらも、笑顔を絶やすことはなかった。〈襲撃〉は三日ほどで収束した。彼女たちは心底ほっとした。
2010-08-12 10:57:024:ハロウィン・ウィークが終わると、常連客の話題は〈三日だけいた子〉で持ちきりだった。曰く「凄く可愛かったね」「閻○あいたんに似てた」「黒髪ロング萌え」その年の被害は、引退者をひとり出しただけだった。このメイドカフェは、今も続いている。
2010-08-12 10:58:08@kaitenzushi @ts_p マニュアル、すごいですね。 ありがとうございます! 竹の子書房への投稿希望のリア友に読んでもらいましたが、とぅぎゃりが若干判りにくいようです。ただこれは私もそうでしたが、実際自分でまとめてみないと完全把握は難しいと思います。
2010-09-01 22:04:07@kuromimigen @kaitenzushi @ts_p あ、そうだ。練習用のトゥギャ作っておくといいかもしれませんね。ていうか、今から作ってみます。
2010-09-01 22:09:52@shitaratsukushi なんか、トゥギャはブラウザによっては対応してないみたいですね(ヘンなのww)。ちなみに僕はSafariを使ってます。
2010-10-04 21:24:45RT 竹の子書房新入社員向けトゥギャッター練習場 http://togetter.com/li/46550これでエエのか?エエんか?エエか?
2010-11-01 08:32:52RT 竹の子書房新入社員向けトゥギャッター練習場 http://togetter.com/li/46550ふたたび、またたび練習するのだぁ
2010-11-05 19:53:48