「常識を逸脱した放射能禍だ」を前提とするひとの意識
- HayakawaYukio
- 3786
- 0
- 1
- 1
子供が甲状腺検査を受ける事に批判的な意見。100人のうち99人は「問題ない」と出て安心する。1人は「問題アリ」と出て、不安に駆られ、医療者則も「放置しても悪さをしない癌(検査さえしなければ死ぬまで見つからなかった癌)」なのに侵襲的治療を行い患者のQOLを著しく損なう。
2013-03-10 19:00:46つまり、99%の人が安心をするために、1%の人に「要らぬ手術」と「薬を飲み続ける一生」を負担させるという「犠牲」を強いる検査だという考え。だから甲状腺検査なんてする必要なし、と言う事らしい。これは、過剰医療を懸念する医師や、群馬大早川先生の意見。
2013-03-10 19:04:36ここで私が疑問に思うのは、例えば細胞診でクロと出たのう胞や結節が「放置しても悪さをしない癌」であると判断できるその根拠である。311以前の甲状腺癌の常識ならそれでよい。放射能禍が看過できる時代や場所ならば、過剰医療によってうける患者の損失は計り知れないであろう。
2013-03-10 19:08:09けれど、311福島原発のメルトダウンに伴う爆発やベント作業の結果としての放射性ヨウ素の拡散は、これは、今までの常識を逸脱した放射能禍だと私は認識する。ヨウ素による初期被曝数十日のあと、丁寧に毎日毎日半減期の長い核種が2年にわたり子供の体に取り込まれている状況でもある。
2013-03-10 19:10:50こんな状況、いままで、地球上のどこにあったというのだ?国が一生懸命最初の情報を隠蔽し、その後すぐに、山下俊一先生が一生懸命頑張って住民を安心させ、避難移住を阻止し、初期被曝とその後のダメ出し的な被曝の状況を確立したのだ。実験計画として大成功だ。私も研究者だからわかるよ。
2013-03-10 19:15:11だから、いままでの甲状腺癌の常識が、そのまま適用できる状況ではないと考えられる。唯一信じられるのは、その山下先生が311以前に行ったチェルノブイリ関連の子供の甲状腺癌の仕事だ。「放置してよい癌」がそこに記されているのだろうか?
2013-03-10 19:17:57