反原発運動における不安を煽って支持をあつめる扇動家の手口などについて

リョウ・アルジャーノン @ryoFC

御堂岡が外部被曝でもなく食物からの内部被曝でもなく「吸気被曝を持ち出してきた理由」は、あまり注目されていなかったからと推測できる。誰も思いつかなかったこと＝未知。内容が未だわからないことは、不安、リスクの感度を押し上げる。

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さらに「厚い本」を持ち出してきてる。チェルノブイリ事故で被害にあった国、ウクライナに検診や診断カルテがあってもおかしくない。その当然の事実を、日本人の多くが知らないウクライナの真実＝「被害の裏付け」と、錯覚させる。

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厚い本というのは、　«Twenty-five Years after Chornobyl Accident: Safety for the Future»　National Report of Ukraine　

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バンダジェフスキーの論文（のようなもの）を振りかざして不安を煽っていた人が多かったのは記憶に新しい。あの問題だらけの論文は、問題だらけであったために反証しにくい部分も多かった。今度持ち出してきたのが、この352ページからなる英語の「厚い本」。

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日本語訳（抜粋）を出してる市民団体があったので読んでみたけど、特に新しい事実が書かれているとは思えなかった。そんなものが有ったら真っ先にアチラの人が話題にしてるはず。でも重要なのはそこではない。

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アチラの人は権力嫌いの権威依存があるのだ。正しくは権威を作り出しその権威を借りて言いたいことを言おうとする。自分には直接批判が来ない。でも権威を借りて論敵を叩くことができる。

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権威の源である彼の論文は極めて怪しいデータ（病理標本）なので、まともな研究者に相手にされない。相手にされないということは反証（検証）されてないということ。つまり注目度がないのを逆手にとっている。

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その他にも「彼の論は正しいから都合悪く投獄された」と思わせる、一般人受けする来歴があるからややこしい。

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とにかく、不安に苛まれてる（＆不安になりたい人）には、科学的な議論は関係なく、印象だけで信じるべきどうか判断してるので、バンダジェフスキーやウクライナ・レポートでも十分。誰も中身を見ないし検証もしないよね。

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デマや誤解、風評を流す人の特徴の一つは「間違った前提を固定する」こと。前提が変われば結論が変わるのが当然だが、彼らは前提を変えようとしない。変えないためにも前提についての確認は全部突っぱねるか、ウヤムヤにする。一般人を騙すには印象のみで十分だから。

リョウ・アルジャーノン @ryoFC

議論している相手を論破する必要はない。相手を論破しているかのように見せればいい。Twitterで見られる多くの扇動家はこの手法を用いる。これについてはこちら「常に議論に勝つ、強く正しい論者の作り方」http://t.co/DVS4eS1hnf

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そして、議論するとき、お互いの前提を確認することは重要なのだが、それから逃げるのも扇動家の特徴。前提が崩されるのを極端に嫌うから。彼らは正しい結論を求めているのではなく、都合の良い結論を目指しているのだから当然と言えば当然。

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自分の前提を隠す。それは「尻尾を掴ませない」「言質をとらせない」ため。扇動家の支持者（フォロワー）は、隠れた前提を頭に思い描く。例えば「原発推進派の御用学者は都合の悪い事実を隠す」「電気は足りてる」「放射能は量に関わらず危ない」など。

リョウ・アルジャーノン @ryoFC

なので、扇動家の論を崩すには、前提がどれだけ脆弱であるかを聴衆に見せつけるしかない。※それでも支持者は強いバイアスを持ち思い込んでいるので扇動家が正しい前提に基いて議論していると信じている。

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で、隠れた前提についてはこちら　前提を相手に確認させない。「隠れた前提とは（論理的反論のために）」　http://t.co/OdRidofWqJ

リョウ・アルジャーノン @ryoFC

みんな、扇動家には注意しよう。よく観察すれば彼らが隠している間違った前提が見えてくるようになる。そこをついて反論すれば、彼らは逃げまわることになる。私はコレをかつて「ヌルヌル」と呼んでましたｗ