吉川准教授講話『「はやぶさ」から「はやぶさ２」へ』

イステ＠やっぱメンタルクソザコのまま @SongOfYste

（研究会の表紙。小惑星に宇宙服を着た人が取り付いている。この流れでの話）また、現在アメリカが有人小惑星探査を計画してる。理由は火星より近いため（後幾つかお話されてたのですが、メモし忘れ。）

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ミッション全体はどうだったか？（祈り短縮ver上映）新しい技術への挑戦がたくさんあった。失敗も多かったが、学ぶ点も多かった。これは次のミッションに生かしたい。（RWや化学スラスタの故障に言及されてました）

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1回目のタッチダウン。異常を感知して上昇しようとしたが、姿勢が不安定だったので動きがとれなくなり、最終的に、イトカワに引かれて落ちた形になった。

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また、帰還の最後にIESが壊れた時はどうしようかと思った。とも。ここでニコイチ運用の説明。吉川先生も知らなかったらしいw

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（運用室の写真。お札が一杯）IESの中和機が壊れた後に、川口先生が中学生神社に行かれたとか。

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イトカワラッコの話。ラッコの例えは位置説明に非常に便利な例えだった。また、イトカワの多様な表面の話も。ミューゼスの海は約1cmサイズ(だったかな？)の砂利になっていた。こんな地形が存在しているなんて想定してなかったとの事。

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続いて、後継機のはやぶさ２・はやぶさmk2について。２ははやぶさをベースに問題点(RW等)を改良した物を予定している。mk2はモデルチェンジを行い、大型化させてもっと遠い場所へ行かせたい。

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また、はやぶさ２ではただ行って戻って来るだけでは「面白くない」ので、インパクターを使って人工クレーターを作ってみたい。

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(インパクターのイメージ動画)はやぶさ２の底部から分離してゆっくりと小惑星へ近づく。その間にはやぶさ２は小惑星の反対側へ退避。その後、インパクターは爆発してその勢いで衝突体を高速射出・クレーター作成(と見える動画でした)

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最初は２機体制で向かい、片方が衝突してクレーターを作る方式を予定していたが、それでは小惑星を汚染してしまう為にインパクター方式になったとか。

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衝突機搭載モデルの意義。小惑星表面は太陽風の影響で宇宙風化が進んでいるので、内部の宇宙風化していない試料が欲しい。

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小惑星探査の意義：科学→太陽系の期限と生命の進化を探る。スペースガード→微小NEOを研究する事で意義が？(メモし忘れ) 資源→鉄ベースや希少物質を持つ小惑星の資源利用の為。有人ミッション→火星等の他天体の練習？ 次世代の育成の為。

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続いて、質疑応答いきます。

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Q:試料採取はどれ位の量を想定していたのか？ A:0.1g～1gを想定していた。

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Q：ラストショットの時、どうやって姿勢を動かした？ A：カメラはIESから見て左側面。なので、カプセル投下後にその方向に回転させた。(詳しい姿勢制御等は把握されておられなかったようです)

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Q(と言うか要望？ｗ)：はやぶさ２は丈夫にしてほしい。 A：不具合原因は解明・対応して検討中です。だからはやぶさ２はドラマティックな展開にはならないと思います（笑

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Q：イトカワにクレーターが少ないのは何故？ A：率直に言うと、小さい為にクレーターが少ない。一応クレーターは確認されている。また、イダと比較してみても、表面500m四方を見るとクレーターは殆ど無かったので、イトカワに無いのも納得出来る。

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Q：IESは今後どうなるのか？ A：トラブル原因の改修作業中。また、サイズが倍もあるμ20エンジンを開発中です。

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Q：はやぶさ２のターゲットは？

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A：1999JU3と言うC型小惑星を目標にしている。地球からの観測も既に行われており、直系はイトカワの約2倍、自転周期は7.6hとイトカワより早い。軌道がC型では珍しくイトカワと似ているので目標にしている。打ち上げは2014～15目標で、10年後に帰還予定。

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また、質問の機を逃してしまったのですが、講話終了後に山川先生にお礼のご挨拶をした時に、失礼とは思いつつも一つ私も質問をさせて頂きました。山川先生、気さくに答えて頂き、本当にありがとうございました。

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その質問：はやぶさ系での最終？目標のトロヤ小惑星群探索時は、IESとイカロスで実証中のソーラーセイルの組み合わせが考えられていますが、早とちりではありますが何時頃実現できそうか？また、その時のセイルの大きさはどれ位になりそうか？

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A：流石に探索時期等はまだ分からない。ただ、セイルの大きさは恐らく50m四方クラスになると思う。との事でした。

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以上。本日13:30～15:00にスペースワールドにて行われた記念講話『「はやぶさ」から「はやぶさ２」へ』のレポでした。