小栗剛さんによるFのレポート

小栗剛（ qui-co. ） @oguri_utd

【Mレポ①】 まず、まっすーが持っている霧吹きは２個。そんなもの普通は一個で充分です。両手でブシュブシュやりながら、歌を歌っています。ご機嫌です。歌に合わせてブシュブシュしています。実に楽しそうです。「まずい…。」直感的に私はそう思いました。数秒後、私の予感は現実となります。

小栗剛（ qui-co. ） @oguri_utd

【Mレポ②】彼は、舞台だけでなく、客席にまで霧を蒔き始めました。栗「まっすー！意味ない。意味ないよ！客席に霧蒔く人はじめてみたよ！そこに湿気があってもお客さん迷惑なだけだよ！」手すりの所とか濡れています。「ほらぁ！」しかし貴久はニコッと笑い、人の忠告を無視し、霧を蒔き続けます。

小栗剛（ qui-co. ） @oguri_utd

【Mレポ③】「どうしてそんなに霧を蒔くんだ。まっすー…？まさか。」私は背筋に寒気を感じました。私が最も恐れていたこと。それが目の前に突きつけられようとしている。「怖いか。」気付くと古山は私の肩を抱いていました。「彼が、すべての始まりだったんだ。…この、カオスの。」いい気なもんです

小栗剛（ qui-co. ） @oguri_utd

【Mレポ④】「古山さん…。」私は泣きました。古山「カオスはカオスを知る。だから、俺には座長の行動が読める。見ていろ。あいつ、すぐに飽きるぞ。」古山の言うとおりでした。座席の全部に霧を蒔くでもなく、すごく中途半端な所で「飽きた☆」と言い残し彼は去りました。

小栗剛（ qui-co. ） @oguri_utd

【Mレポ⑤】 「あれが俺たちの座長だ。お前も来い。カオスの世界へ。」古山はケバブをほおばりながら私に諭しました。私も楽になろう。カオスになろう。そう思いました。「大阪で待つ。」そう言って古山は去りました。本番前なのに。劇場に初夏の匂いがしました。（終）