ほこたて 「どんなパソコンにも侵入する世界最強ハッカーVS絶対に情報を守るネットワークセキュリティー」防御側の裏話

防御側の中の人、 @lumin さんが興味深いことをつぶやいていたのでまとめてみました。 これは防御側の方の発言だけをまとめたものなので、偏りがあることは予めご了承いただければと存じます。 番組では負けてしまったハッカー側の Marat Vyshegorodtsev (ヴィシェゴロデツェフ・マラット)さんも、番組内での扱いは小さかったものの凄いハッカーなんですよ。 続きを読む
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クローラー

インターネットを自動的に巡回してデータを収集するプログラム

lumin @lumin

今回は視聴者に負けました。半分ぐらいつながらなかった。あらかじめ、シス管に権限もらっておけばよかった。

2013-06-09 21:07:01

シス管

システム管理者のこと。
この場合だと、会社のネットワークやサーバー管理の権限を持っている人のこと。

lumin @lumin

サーバも 450qpsぐらいは耐えられるようになっていたのにな。それを超えたみたいだ。

2013-06-09 21:47:58

450qps

Queries Per Second のこと。噛み砕いて言うと、1秒間に450回アクセスがあっても大丈夫なようにしたはずだった、ということです(本当はアクセスとクエリは違います)。

ちなみに

もちろんハッカー側も奮闘したのですが、カットされてしまったそうです。

lumin @lumin

ちなみに、ハッカー側はTrueCryptの偽ファイルを見つけて、パスワード解析ソフトで解析していたシーンもあったけど、カットでした。表現的にむつかしいのでしょうね。 ほこたて

2013-06-09 22:49:12
れっくす @xrekkusu

TrueCryptの偽ファイルまで用意してるとかガチすぎだわ…そりゃ投げるわけだ

2013-06-09 22:50:14
lumin @lumin

@xrekkusu でも簡単なパスワードにしていたから、マラットが一発で勘でとけていたよ。本物がどうなったかは、明日解説します。

2013-06-09 22:52:09
lumin @lumin

ハッカー側の見せ場も80%カット

2013-06-09 22:49:45

おまけ

防御側よりのまとめなので、ハッカー側の方のことも。

ハッカー側にいたマラットさんについて

ロシア人の Marat Vyshegorodtsev さん。
東大で修士をとるために来日したそうです。
2011年にはDefCon 19 CTF (Capture The Flag)で4位の成績を収めています。これは簡単に言うと、参加者にパソコンが渡されるので、自分のパソコンを守りつつ相手のパソコンをハッキングする世界大会のようなもので、要するに凄いハッカーです。

参照元

マラットさんは DEFCON Japan や 雑誌において今回の技術的な話をするそうです。
本件については色々言いたいことがあると思うので、楽しみですね!