日本の家父長制から漂ってくる母乳のにおい

有坂純＠ターナー展 @thorn_the_socrs

@bakagane いや、母権なのに男性を装っているイデ＝母乳臭い日本の家父長原理そのもの、という皮肉なのか…？

銅大 @bakagane

@thorn_the_socrs ザブングルでは、イノセントが主立ったキャラは男性ばっかりでしたし。たぶん、あれ女性だと、誰も逆らえないほどおっかない存在になったんじゃないかと。

有坂純＠ターナー展 @thorn_the_socrs

@bakagane イノセントもドームの外に出られない、つまり大地と接触して生殖を行えない、という男性としての不完全性を負っていますよね。

有坂純＠ターナー展 @thorn_the_socrs

そもそも富野作品にほぼ必ず、「有能でばりばり仕事ができるけど、不安定さを抱えていて、強がって見せてはいるが男性に依存したいと願っているキャリアウーマン」が重要な役で出てくるのが何か怪しいのである。「イデ」とは、実はこういう歪んだ（男のせいで歪まされた）母権の理念型なのか？

有坂純＠ターナー展 @thorn_the_socrs

まあ、エヴァや富野作品に、男性ファンも女性ファンも等しく惹きつける力があるのはたぶん理解できるよね。男性は男性としてそこに甘えさせてくれる（溺れさせてくれる）対象を見出し、女性は女性として甘えさせてやれる対象を見つけられる。

有坂純＠ターナー展 @thorn_the_socrs

母乳系から距離を置こうとしてかえって取り込まれてしまう例は少なくないと思うが、高橋監督の作品は最初からいっさい母乳など意に介さず突き進んでいた。高橋作品は「おっさん臭い」と言うよりも、日本的ではない、「バタ臭い」のである。

有坂純＠ターナー展 @thorn_the_socrs

ガサラキは…たぶん、そこのところを実験的に変えてゆこうとして…うーん…

有坂純＠ターナー展 @thorn_the_socrs

イデオンは極端な事例だが、母権や家父長原理に対する登場人物たちの関係は、実は宇宙を駆動している母権と家父長原理の間の弁証法的な対立の影法師なので、物語的には逆に、登場人物たちの一つ一つの行動が宇宙の運命に影響しているように見える。「セカイ系」をあえて解釈すれば、こんなところ？