劇場版ガンダム00極私的感想まとめ

えーてる @ether2001

劇00感想書いていい？

えーてる @ether2001

ヤマト復活篇の、中盤で別の星の紛争を延々描いたりする迷走っぷり（これがヤマトの最終作かもしれないのに、こんな寄り道して）。急に異次元人が攻めて来るという、文字どおりこれまでのヤマト世界から次元跳躍してしまう超展開（これをヤマトでやっちゃっていいのかな？）。劇00、完全に一致。

えーてる @ether2001

「ガンダムになりたかった男」が「ガンダムになった男」になり、「ガンダムを超えた男」まで到達したのがTV版00の物語。果たして「その男のNEXTを描く」というトライアルであったか？　どうやらそれはフィルムの外側での出来事らしいと思うしかないのが、ね。

えーてる @ether2001

イオリア計画とはなんだったのか。西暦世界の数百年間を方向付けた出来事にもかかわらず、扱いがぞんざいすぎなかっただろうか。パンフレット最後に藤津亮太氏が「イオリア計画をも超えていった」と言及しているけど、果たしてそうだったか。むしろどうでもいいような扱いだったような。

えーてる @ether2001

第１シーズンで「コールドスリープしてたイオリア本人らしい人が弾丸をバンバン打ち込まれる」という展開があるにもかかわらず、それが誰にもどこにも影響しないで消費されたあたりで「イオリア計画なんて単なる状況として済ませるつもりなのかも」と勘ぐってはいたんだ。

えーてる @ether2001

人類補完計画のように謎解きしよというわけではないけど、「来るべき対話って将来への備えぐらいのつもりだったんだけど」で消費しておしまいはさすがに寂しいですよ（苦笑）

えーてる @ether2001

劇00の全体としてぼやけたままアレコレと消費されていくだけの展開も、ヤマト完結編＆復活篇が持っている雰囲気に近いかもしれない。

えーてる @ether2001

ティエリアが肉体を伴って再生されようが自爆しようが妖精さんになろうが誰も気にしないくらいに設定だけが消費され尽くした世界ではまともな物語が作れるわけはないのかもしれない。

えーてる @ether2001

先日コミックの方であげゃげゃさんが意味不明な立ち位置に収まって連載終了してしまったけど、あれも設定を消費し尽くした結果「あげゃげゃさんの物語」はすっ飛んでしまった不幸な結果だと思う。

えーてる @ether2001

ボトムズ「赫奕たる異端」に対する印象も近いかなぁ。あの作品はフィアナが死ぬことが問題ではなくて、TV版本編のラストで結末までたどりついた主人公のネクストでこの話はおそまつすぎないか、というがっかり感のほうが大きい。

えーてる @ether2001

「キリコの物語としてこれでよかったのかな」「古代の物語としてこれでよかったのかな」「刹那の物語としてこれでよかったのかな」

えーてる @ether2001

「アストラギウス銀河どうしたかったの」「ヤマトと地球をどうしたかったの」「ガンダムをどうしたかったの」

えーてる @ether2001

周囲の求めるものを振り切って、自分がやりたかったことを、不器用でもやりきった。京田監督の劇エウレカに近いかもしれない。

えーてる @ether2001

「いいのか？」「いいもわるいもない」たったそれだけで決断した男、「君が正しかった」と伝えるためだけに帰ってきた男。そこだけは好き。