集英社インターナショナルが唐突に語り始めた「コネ社会礼賛」

集英社グループの中で海外の著作物を扱う子会社「集英社インターナショナル(@Shueisha_int)」が深夜になって急に「コネ社会」に対する礼賛発言を始めた。こんなコネ社会のどこが良いのか判らなかったので、自分には日本社会のディストピアにしか映らなかったが、ただ蕩々と「どうしたら日本をコネ社会に出来るか」を語り続けていたので、そのまとめ。
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集英社インターナショナル @Shueisha_int

やはり日本人(あるいは東アジア人)の場合、ネット上でも実生活でも、相手の「氏素性」が分からないと仲良くできないというのがあるのだと思います。そこはアメリカのような流動性の高い社会で生きていくのとは違う原理でしょうね。

2010-09-19 00:56:16
集英社インターナショナル @Shueisha_int

これは聞いた話ですが、東アジア人の場合は、知らない人の写真を見せられたときに相手の表情を見るよりも、むしろその人の服装や持ち物、あるいはインテリアなどに注目が行くのだそうです。要するに「どのような文脈(文化)の中で生きているか」が重要なのですね。

2010-09-19 00:57:50
集英社インターナショナル @Shueisha_int

あ、さっきから東アジア人と書いていますが、中央アジア人もヨーロッパ人もアフリカ人もそうなのかもしれない。社会的文脈を見ないで、「個人」としてつきあうアメリカ人のほうが特殊性があると見たほうが適切かと。

2010-09-19 01:01:24
集英社インターナショナル @Shueisha_int

ただ、私が知っているのは「アメリカ人と東アジア人の比較研究」だけだから、東アジアンと言っているだけです。

2010-09-19 01:02:19
集英社インターナショナル @Shueisha_int

で、ネットの場合には社会的文脈というデータが著しく欠けているのですね。顔写真とプロフだけではどう対応していいか分からないので、日本人はfacebookでもflickrでも「フリーズ」しちゃうんだと思います。ニコ動や2ちゃんねるのように、徹底的に匿名だと気楽なんですけれどね。

2010-09-19 01:04:45
集英社インターナショナル @Shueisha_int

日本人も中国人も、おそらく韓国人も「誰それさんの紹介」というのであれば、その時点で無条件で信じてしまうところがありますね。「あの人の友だちなら、あの人の顔をつぶすようなことはしないだろう」という社会的文脈の中で交際する。

2010-09-19 01:06:55
集英社インターナショナル @Shueisha_int

どこにでもコネはあります。しかし西欧、ことにアメリカの場合、コネクションに頼るのは、ユダヤ人、イタリア移民、アイルランド移民のような「弱者連合」という色彩が強くなりますね。 RT @hippiehappie: “コネ”クションってアジア以外にもあるのでは?

2010-09-19 01:12:54
集英社インターナショナル @Shueisha_int

あと、もう一つ言われているのが、フリーメーソンなどの秘密結社ですが・・・これは実際のアメリカ社会でどの程度、有効なのか分からないですね。

2010-09-19 01:14:31
集英社インターナショナル @Shueisha_int

その場合、無条件に信用するか、それこそreferするだけか、の違いが重要です。たとえば、日本の場合、「学歴社会」というのは大学名だけで無条件に信用された時代を指します。RT @thoton: でも米国だと履歴書にrefferenceというのがありますね。あれは身元保証ですよね

2010-09-19 01:21:21
集英社インターナショナル @Shueisha_int

今では信じられませんが昔は大学名や教授の紹介さえあれば、試験なしで採用されたことだってあったのです!これぞコネ社会。就職する本人の内面よりも、どのような文脈(社会的つながり)の中にいるかが信用を分ける。

2010-09-19 01:24:31
集英社インターナショナル @Shueisha_int

皆無とは言いませんが、アメリカ社会の、それもお金や権力の関わる部分では、コミュニティ感覚は「癒着」「前近代」として否定されるでしょうね。 RT @hippiehappie: ・・・コミュニティ持たない民族もいるのでしょうか。

2010-09-19 01:28:23
集英社インターナショナル @Shueisha_int

メンバーが変わらない、つまり社会的流動性が低いかぎりにおいては間違いなく有効です。RT @zu2: 繰り返しゲームでは、充分に利のある戦略

2010-09-19 02:05:41
集英社インターナショナル @Shueisha_int

すべてがコネクションで決まるのであれば、企業にとっては試験の費用、学生にとっては就活の無駄な時間と労力がみんな不要になるんですから、これはこれで効率的ですね。

2010-09-19 02:10:35
集英社インターナショナル @Shueisha_int

昔は企業に「枠」を持っている先生がいましたね。今はさすがにそれはないんですね。RT @Dairanju: 理系の研究室推薦は、まだあると思います。無試験ではないでしょうが。

2010-09-19 01:32:59
集英社インターナショナル @Shueisha_int

今の日本で行なわれている「就活」の過熱に、「やはりコネ社会、学歴社会に戻った方がいいんじゃないか」という考えが出ても不思議ではありませんね。

2010-09-19 02:14:09
集英社インターナショナル @Shueisha_int

さらにいえば、今の日本では入学した大学(学歴)と就職先とはあんまり関係ないのに、大学受験は相変わらずある。ここも古い制度と新しい状況のミスマッチがありますね。学歴社会を否定するんだったら、アメリカみたいに入学資格試験だけにすればいい。

2010-09-19 02:16:07
集英社インターナショナル @Shueisha_int

昔は大学入試で苦労したら、その分、就職は楽だった(まあ少なくとも明治時代は)。でも、今は大学入試でも苦労し、就職でも苦労する。意味がない。

2010-09-19 02:17:36
集英社インターナショナル @Shueisha_int

あなただけではないです。日本は全体に過去の教訓があまり生かされない社会で、いつも二つの極をブランコのように振れていますね。 RT @IkeruMuenbotoke: 僕には必ずしも「戻る」という表現になるのかは分からないのですが、学歴社会はともかく、コネ社会の・・・

2010-09-19 02:23:32
集英社インターナショナル @Shueisha_int

今はちょっと違いますが、少し前の日本では高校の内申書なんか大学入試にはまったく関係なかった。つまり、高校教師の判定は社会的に無視されていたわけですね。同じように大学の成績表も就職に関係なかった。つまり大学の判定も無視されていた。

2010-09-19 02:25:58
集英社インターナショナル @Shueisha_int

高校の先生がいい点をつけてくれても、大学入試では評価されないのならば、高校の先生は尊敬されないし、大学の先生が褒めてくれても企業がそれを尊重しないのならば、大学の先生も尊敬されない。よって先生の価値は戦後半世紀かけて下落しっぱなしになった。

2010-09-19 02:28:19
集英社インターナショナル @Shueisha_int

そういう意味では戦後の日本は「学歴社会」ではあったけれども、「コネ社会」ではなかったとも言えるのかしれないですね。

2010-09-19 02:29:30
集英社インターナショナル @Shueisha_int

コネ社会にするためには、学校の先生の権威を回復しないとダメですね。さて、これは大変です。

2010-09-19 02:30:16
集英社インターナショナル @Shueisha_int

学校の内申書、先生の推薦状だけが有効である社会システムにするにはどうしたらいいか。とりあえず、学校の先生を無条件に尊敬し、信頼するところから始めないとダメでしょうね。

2010-09-19 02:32:23
集英社インターナショナル @Shueisha_int

大事なのは「無条件に」というところですね。いい先生か悪い先生かはこっちで決める、試験で決めるとなると、そこから権威は生まれない。

2010-09-19 02:33:27
集英社インターナショナル @Shueisha_int

きっとそうだと思いますね。要するにアメリカみたいな徹底さ、非情さ、合理精神が日本人にはないんです。だから、やはり競争主義は止めた方がいいんじゃないかと思いますね。RT @kmtayu: 今でも大企業は学歴を見ていると思います。

2010-09-19 02:34:48