アート・バーゼルの「不法占拠」と「機動隊導入」について
アート・バーゼルで川俣正のブラジルファヴェーラ/スラムをモチーフにしたインスタレーション作品を占拠した若者たちを機動隊が退かすという何とも皮肉な映像 http://t.co/eVMBqYCCzy
2013-06-18 01:59:38アートバーゼルでのスクワッターたちの行為は川俣正の作品に対する批評であって、それに対して警察を呼んで強制撤去させたギャラリー側はいかにアート界外とのダイアログやリアルな社会とのつながりに興味がないかを示している。http://t.co/eVMBqYCCzy
2013-06-18 09:50:03アートバーゼルにて川俣正の作品を若者たちが占拠、それを警察が強制退去。リアルを希釈してウマいことやったつもりになっていた現代芸術が、期せずして資本-行政-芸術の環の外側にある本当の世界を出来させた。ドンズロ『都市が壊れるとき』そのもの。http://t.co/e5u5CT2C1E
2013-06-18 22:44:57作品を占拠?していた人たちは、作品を批判しようとしていたのか楽しもうとしていたのか先ほどの映像ではわからなかったのですが、おわかりになりますか?RT @dj_sniff :おそらくアートフェア中で最もアートらしくない川俣正作品は結果的に最も政治性と破壊力を内包していた作品として…
2013-06-18 22:59:28@bubu_de_la_ma 細かい所まではわかりませんが、「リスペクト・ファヴェーラ」というスローガンもありますし、バーゼルのオルタナシーンはアートフェアの時期にはよくアンチイベントもやってるのでちゃんとした批判だと思います。焚き火をするような季節ではないですし。
2013-06-18 23:08:53バーゼルの川俣正さんのファベーラを模したカフェでバカ騒ぎしていた若者たちをバーゼル側が通報。警察が「はいはいかいさんしてよー」って注意しに行ったら椅子とか投げられたから催涙ガスとゴム弾かましたって話。 http://t.co/5T9rmBFOcf
2013-06-18 23:11:05川俣正の "ファベーラ・カフェ"というインスタレーションの前でスクワッティング(不法占拠)をしていた人々を主催のアートフェア・バーゼルが強制退去させたってことのようですな。
2013-06-19 00:13:18ファベーラ(favela)はブラジルのスラムのことで、川俣氏の掘っ立て小屋的インスタレーションはそこ(会場の外)をカフェにして、アートフェアに来た人が利用しているという、どう見ても皮肉な作品。
2013-06-19 00:35:59ファベーラは基本不法居住者であるから、その前でスクワッティングするってのは実に理のかなったイヤミだよな(笑)それを警官で排除するって現実の二重写しみたいで笑えないぞ~
2013-06-19 00:40:49川俣氏のファヴェーラのスラムアート→ふざけんなこんなのアートじゃねえし本物を成してないと若者が怒りのOCCUPYと無許可パーティ、本物の貧民窟はこれじゃ!と勝手に小屋まで建てる→主催者が機動隊呼ぶ。 どっちがアートだよww http://t.co/1PNzC3fNH2
2013-06-20 09:28:54このスイス・バーゼルのアートイベントに関して詳しいことは知らないし、川俣正にしても現代美術に関心ある者なら名前くらいは知ってるくらいの認識でこっちも詳しく知ってるわけではないが、続く
2013-06-20 23:43:32俺らも気に食わないアート団体とかギャラリーとかをSNSや公共の場で口撃することはあるけど、オキュパイするレベルじゃないと駄目だし、もうそうなってきたら日本では文脈で回収出来る先が学生運動とか政治運動しかないのはマジで日本の前衛芸術とかの怠慢だったな。
2013-06-20 23:44:36九州派とか政治的な芸術運動が60年代後半や70年代に出てきたけど結局トレンドだっただけで根づかなかったからなーチンポムとかもギャグでしかないし、岡本太郎の作品に挑戦したりカラス集めたところで催涙弾とゴム弾はブチ込まれねえわな。
2013-06-20 23:45:58別に催涙弾とゴム弾撃たれる状況が良いとか悪いとかじゃなく一つの尺度である事は間違いない。僕が思うに国家権力はもっと頑張ってもらわなきゃいけない。悪ノリで遊んでるだけで出動を要請され挑発(椅子とかブン投げて来たからだが)て暴力行使を安易にしちゃう様な伝統みたいなもんが無さすぎ
2013-06-20 23:47:47そこまでの極端なアートとバーゼルで何億円で扱われる極端なアートの両翼が無いから日本では「アート(笑)」とかになってるんじゃないの
2013-06-20 23:49:27「アート(笑)」みたいなの凄くムカついてた時もあるんだけれど、日本において「アート(笑)」がアートとしてまだ面白さを内包してるから皮肉すぎて笑えないわw
2013-06-20 23:51:13(続)この問題に関しては、そういった固有名や文脈はどうでもよく、「インスタレーションやリレーショナル・アート一般が孕む問題」に還元できると思う。観客を取り込むタイプの表現、作者・作品・観者・環境それらの巡る状況の網の目を作品とする表現にとって他者とは何か?という問題。続く
2013-06-21 00:13:23(続)「ファベーラ」が不法居住者が集まった貧民街のことであることは重要ではない。川俣作品へオキュパイを行った主体が意識的批評的であるか、単なる暴徒なのかが問題といった声があるが、これもどうでもいい。続く
2013-06-21 00:14:16(続)それらに比べれば、機動隊による排除を決断した主体が、川俣氏なのかイベントの主催者なのか(或いは両者の意見が一致したのか)ということの方が重要だが、問題の核心は先に書いてしまったが、関係性の芸術にとって他者とは、ということだと思う。続く
2013-06-21 00:34:59(続)作者・作品・観者・環境といった関係性の網の目の「全体」を作品とする傲慢さ(川俣氏のこの作品の意図について詳しくは知らないがインスタレーションや関係性の芸術一般にいえることと思う)。そのような「全体」の前ではオキュパイのような「事件」も網の目に取り込まれかねない。続く
2013-06-21 00:46:36(続)…オキュパイを行った主体が意識的批評的であるか、単なる暴徒なのかは問題ではないと書いたが、やはり問題かもしれない。暴徒だったらよかったのだ。左派による批評行為でしかないなら、美術内部の、制度内の予定調和にすぎないのだから。続く
2013-06-21 00:47:52(続)批評的オキュパイは、アートバーゼルや川俣正の「他者」になり得ても「美術」「芸術」の他者にはなり得ない、ということ。暴徒であれ、ポスト・アヴァンギャルド状況の中では大した他者にならないかもしれないが、オキュパイよりは希望を感じる。続く
2013-06-21 00:53:27