市部のファンドレイジング連絡会（2013.06.27）まとめ

赤い羽根全国ミーティング2013 @hane_meet2013

阿部：テーマを絞って1月から3月に行う募金活動がモデル事業として各地で始まっています。富山県黒部市は「雪かき」をテーマに、滋賀県高島市は「見守り」をテーマに。もう一つ、今年から5年間「地域から孤立をなくそう」を共通テーマに掲げて募金活動をしていきます。 #FRmeet

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青柳：ただいまより休憩に入ります。12時20分再開です。時間が短いですがよろしくおねがいします。 #FRmeet

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青柳：では時間なりましたので事例紹介に移ります。登壇者をご紹介します。広島県福山市立鳳中学校の山上校長先生、石川県野々市市共同募金委員会の山本事務局長、神奈川県共同募金会川崎市中原区支会の田中さん、千葉県共同募金会千葉市支会の金澤さん、石坂さんです。 #FRmeet

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青柳：ここからの進行は中央共同募金会ファンドレイジングチームの山内が務めます。よろしくお願いします。山内：「地域福祉」という大きなフィールドで共同募金をどのように活用できるのか、という視点で聞いていただければと思います。 #FRmeet

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山内：千葉市の取り組みからご紹介いただきます。よろしくお願いします。金澤さん：歳末たすけあいで戸別募金を実施したことについてお話します。石坂は共同募金3年目、私も担当して2年目で、他団体から転籍してきました。みなさんからもご意見いただきたいと思います。 #FRmeet

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石坂さん：それまで実施していなかった歳末たすけあい募金を平成24年度から開始しました。千葉市での地域課題として、マンションが増えたり町会加入率が減るなど隣近所の付き合いは減少していることは否めません。サロン活動を進めていますが、現状の財源では→ #FRmeet

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石坂さん：限界があります。そこで歳末たすけあい募金の開始に踏みきりました。中学校区を単位とした地区部会が存在します。この地区部会の財源は3つあります。1つめが市社協の運営助成金で会費の7割にあたります。2つめが市の補助金で、3つめが共同募金です。 #FRmeet

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石坂さん：23年度の地区部会の決算額は4350万円でした。しかし市の補助金は減少傾向にあり、地区部会のみを見ても5年間で15％減少しています。共同募金も5年間で約10％減少し、これまでの助成を維持するのが難しくなりつつありました。 #FRmeet

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石坂さん：地域一体となって福祉を推し進める中で最も効果的な方法が歳末たすけあいの戸別募金でした。地区部会が実施するサロンに助成していますが、サロンは増えているのに財源は減少しており、その問題を解決するためにも歳末への取り組みを検討しました。 #FRmeet

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石坂さん：歳末に取り組むことで自分たちの活動に直接助成することができ、協力のお願いもしやすいと考えました。地域福祉活動計画の中でも自主財源の確保として歳末の戸別募金の導入を掲げており、これがきっかけになっています。25年度から実施予定でしたが早まりました。 #FRmeet

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石坂さん：町会自治会への協力依頼プロセスを資料にまとめています。1060の町会自治会があります。6つの連絡協議会があり、まずはその役員会と連絡協議会の理事会に協力のお願い及び説明に伺いました。社協の会長・局長などが行っています。説明は平成23年8月から→ #FRmeet

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石坂さん：1年以上前に行いました。そのときに持っていった資料も掲載しています。歳末は助成割合が100％であることや、歳末をおこなっていないのが県内で4つであることなどをわかりやすくまとめました。さまざまなご質問に対してもすべてお答えしました。 #FRmeet

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石坂さん：第2ステップとしてすべての町会自治会長宛に1月に協力依頼を送りました。その年度の予算組に間に合うようにこの時期にしました。第3ステップとして8月に資材の必要数調査を行い、11月に資材を郵送しました。資料を作る際には10月からの募金と歳末の違いが→ #FRmeet

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石坂さん：はっきりわかるようにちらしや封筒なども色を変えるなど、混同しないような準備を行いました。町会自治会長さんには多様な依頼がある中で「またか」という意見もありましたが、使いみちを説明する中でご理解いただけたところも多かったです。 #FRmeet

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石坂さん：24年度は83％の自治会に協力をいただくことができました。850万円の募金実績となっています。一般募金が減少傾向にある中で、この結果に驚く気持ちもありましたが、地域福祉に有効に活かさねばならないという気持ちを新たにしました。 #FRmeet

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石坂さん：募金運動終了後、町会自治会長にお礼状をお送りしました。お礼の気持ちをお伝えしたいということと、来年度に向けてのお願いもしたいということです。協力いただけなかった自治会からは「集める自治会メンバーも高齢で難しい」「昼間留守の人が多く難しい」など→ #FRmeet

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石坂さん：ご意見もいただいています。さまざまな状況もあることから、この時期に協力いただけなかった地域に新たなお願いをするのは控えました。これからまた丁寧に説明していく必要があると思っています。歳末と一般募金の使いみちの違いなど、はっきりと→ #FRmeet

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石坂さん：説明するのが難しいこともあり、どのようにご理解いただくのかという課題もあります。これからも丁寧に進めていきたいと思っています。ありがとうございました。 #FRmeet

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山内：歳末たすけあい募金については使いみちがぼやけてしまっているという指摘もあり全社協とも協議を進めています。うちの課題としても引き続き進めていきたいと思っています。では次に神奈川県川崎市中原区の田中さんです。よろしくお願いします。 #FRmeet

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田中さん：大型マンションへの募金活動について説明します。中原区は川崎市のほぼ中央に位置しており、武蔵小杉周辺など新しいまちづくりが進んでいます。大型マンションの建設もまだ進んでいます。人口・世帯数とも最も多い区となっています。119597世帯、23万8千人。 #FRmeet

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田中さん：転入・転出がとても多い区でもあります。現状として、マンション増加に伴い新しい住民が増えています。地域コミュニティ意識の多様化、近所付き合いに対する考え方の違いもあります。新しい住民と以前から住む住民の接点も少ないです。 #FRmeet

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田中さん：転入出が多いことも住んでいる期間が短いことにつながりますので、顔なじみになる前に引っ越してしまったり地域コミュニティに影響を与えていると考えられます。また、期間が短いことから町会等への加入率も下がっています #FRmeet

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田中さん：一世帯当たりの平均世帯人員数は約2人と核家族・単身世帯が多いと考えられます。そんな中でマンションへの募金活動を始めたきっかけです。平成20年度に神奈川県共募の「集合住宅等における募金推進モデル事業」のモデル指定を受けたことです。 #FRmeet

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田中さん：平成20年度は募金袋を使用した募金活動を実施しました。エントランスに募金箱を設置して、封筒ごと入れていただく形で1棟の協力でした。21年度は実施がなく、22年度は募金箱のみ設置して3棟の協力をいただきました。23年度は連絡会の場で直接協力を依頼し、→ #FRmeet

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田中さん：6棟に協力いただきました。24年度も同様の形で依頼し4棟の協力をいただいています。チラシやポスターの掲示、チラシの全戸配布も依頼しています。これからの課題ですが、マンションの理事がほぼ1年毎に交代することからその年の理事の考え方によることもあります。 #FRmeet