市部のファンドレイジング連絡会（2013.06.27）まとめ

赤い羽根全国ミーティング2013 @hane_meet2013

田中さん：23年度は東日本大震災の記憶も新しかったので協力者が多かったのではと考えています。募金期間中の関わりは募金箱設置と回収のみでそれ以外に広がる機会がなかなかありません。連絡もメールが中心で顔を合わせる機会もほとんどありません。 #FRmeet

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田中さん：共同募金について周知は進んできている気はしますが、社協が行なっているというところまでは理解が深まっていない気がしますし、社協としての関わりも持てていないのが現状です。区支会委員に協力者がいたマンションではこうして進めることができましたが→ #FRmeet

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田中さん：今後窓口となってもらえる方をどのように探すか、関係を作っていくかが課題です。この活動については、実績よりも共同募金の理解を広げることを目的にしました。マンション内の募金が集まらなくても、共同募金会についての理解が広まれば職域や街頭などで→ #FRmeet

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田中さん：協力してくださる方が増えるのではないかと考えているためです。また、神奈川県共募の「戦略的な配分」としてマンション住民に見える事業に助成を行なってもらい、「自分たちの募金はあの活動に役だっているのか」と思ってもらうようにしています。 防災への取り組みに→ #FRmeet

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田中さん：共同募金を活用できないかとマンション住民からアプローチがあった事例もありました。ただ、どこまでマンションを増やしてこの取り組みができるのか、戦略的な配分がいつまで続くのかなど課題もあります。募金は地域の実情に合わせて行われるものだと思います。 #FRmeet

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田中さん：中原区の取り組みがみなさんの地域に何かしらの参考になれば幸いです。ありがとうございました。　山内：実績よりも理解、というお話がありました。社協として取り組む意義はどのようなところにあるでしょうか。 #FRmeet

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田中さん：社協としてマンションに入り込むきっかけはなかなかありません。そこで共同募金を使って入り込めないかというそういう思惑もあります。共同募金を行なっている社協のことを知ってもらったり、マンション内の課題を解決してもらえることを知ってもらえたらと考えています。 #FRmeet

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山内：そもそも地域との関わりを持ちたがらない人が多いという話もありましたが、関心を持ってもらうテーマやきっかけなどはどのようなものがありますか？田中さん：東日本大震災が大きなキーワードになっていまして、マンションが停電してエレベーターを使えなかったり→ #FRmeet

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田中さん：ポンプが使えず水が使えないということがあり、大変だったようなんです。それでマンション内だけのコミュニティだけではダメだと思った方が地域の祭りに参加したり、元から住んでいる人とつながりを作り始めたりということがあったと聞いています。 #FRmeet

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山内：この研修の企画をする中で、市町村で実績が上がり続けているところを調べていました。そこで見つけてこれはぜひ！と思い、急に呼んでしまった石川県野々市市の山本さんです。よろしくお願いします。 #FRmeet

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山本さん：野々市市は石川県のほぼ中央に位置していて、山・海・大きな川などがない全くの平野部です。人口は増え続けています。一般募金は非常に集まりづらいのですが、歳末たすけあいは毎年募金額が上がっています。過去40年ほどは市役所内に共同募金会がありました。 #FRmeet

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山本さん：民生児童委員と連携が強いことから歳末たすけあいについては理解がされており、協力が得やすくなっています。アパートや集合住宅については募金のPRと事業内容周知のため、募金封筒と差し込みチラシを書く世帯に配布してもらえるよう町内会に依頼しています。 #FRmeet

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山本さん：そこには民生委員にも加わってもらっています。これまでの活動によって少しずつ理解が広まっているのか、近年は苦情やクレームの電話がなくなりつつあります。若い世代に向けても自分の子どもたちにも役だっていることを強調しています。町内会長研修でも説明の時間を→ #FRmeet

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いただき、簡潔に5分でわかりやすくお礼も伝えています。徐々に一民間福祉法人という理解から、行政と寄り添って進めているところという理解になってきたように思っています。以前は「集める町内会、使う社協」という意識もありましたが、今は地域住民に活かされる募金と→ #FRmeet

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山本さん：理解していただくようになっています。野々市市のために町内会、民生委員、社協がそれぞれに役割を担い、市民のためにともに汗をかこうという姿勢で臨んでいます。「なんでも協力を要請してくる」「時期的なものだからしかたない」という意識から「市民の福祉のために」→ #FRmeet

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山本さん：という意識になってきています。地域で支え合い助け合うというところは変わらないと思いますので、これからもコツコツと、そしてしたたかにがんばっていきたいと思います。 #FRmeet

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山内：実績が増えているところのほとんどが戸別募金が増えていました。そうした市町村のある県に「どうしてでしょう？」と聞いても理由が特に思い当たらないということころがほとんどでした。ところが石川県に野々市市のことを聞くと「個々数年丁寧な説明を続けている」→ #FRmeet

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山内：ということが聞けました。「なぜ共同募金なのか？」ということがきちんと住民に伝わることで募金が増えている事例だと思い来ていただきました。山本さん：募金実績が増えることも大切ですが、募金が地域を守り、育てるために大切であることも伝えたいと思っています。 #FRmeet

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山内：資料に広島県共同募金会が取り組んでいるテーマ募金の資料について掲載しています。今回広島県福山市から中学校として取り組んだ事例についてご紹介いただこうとお越しいただきました。全国の研修で校長先生にお話いただく初めての事例です！ #FRmeet

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山上さん：現在勤務しているのは福山市立鳳中学校です。前任校である一ツ橋中学校で取り組んだ事例についてご紹介します。生徒が「先生、調子は？」と毎朝聞いてきます。「絶こうちょう！」と、校長ですので答える、とそれで毎朝始まっていました。 #FRmeet

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山上さん：組織を作らないと効果が上がらない、ということで一ツ橋中学校ぱーとなー教育協議会を作りました。4年前に赴任したときは逮捕者も出るような厳しい状況でした。そこで小学生と一緒に花を植えたり清掃活動をしたり、学校から出てやっていました。 #FRmeet

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山上さん：（学校の状況について、なかなかつぶやくのはためらわれるけれども率直にお話いただいています。会場、爆笑です） #FRmeet

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山上さん：なかなか厳しい“荒れている”状況のとき、地域の方々にお願いしたら連日校内巡回に来てくれました。延べ260名です。地域のありがたさを感じました。心を育てないといけない、自尊感情を高めようという教育活動に取り組みました。 #FRmeet

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山上さん：学校と地域と家庭の連携がないと難しいと考え、学校と地域が双方の支援をしようと決めました。また、広島県共募が行う地域テーマ募金に手を挙げ、募金活動を始めました。25万円集まりました。教育的な効果が出た一番だったと思います。 #FRmeet

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山上さん：花を買うにも、マラソン大会の後の炊き出しにもお金は必要です。県共募からの15万円の補助と合わせて40万円で事業を行うことができました。子どもたちの社会貢献の意識もどんどん高まりました。評価されることによって自尊感情も高まりました。 #FRmeet