<a class="info_title emj" href="https://togetter.com/li/540276" title="「君はエフェメラ」感想まとめ">「君はエフェメラ」感想まとめ

「終戦」蝶々さんうつくしい少女をその少女自身の視点で書く、というのはなかなか勇気や工夫が必要であると思います。いうなれば容姿よりも、内面のうつくしさ、生きる姿勢が際立つような彼女の語りにこちらの呼気がつまりそう。ラストの「いつかその銃口に～」がとても好き。 #エフェメラ感想

2013-09-02 18:28:41

「不機嫌な子ども」真空中さん 61枚という長さにもかかわらず、流れるように読み進んで気付けば終幕、でした。まさに、「容姿の美醜かかわりなく」うつくしく「なった」ひとを書かれた作品。なった、には生った、とあてたい。極寒の雪の中で戦い抜いた、彼女と彼に幸あれ。 #エフェメラ感想

2013-09-02 18:36:09

「お点前」恵陽さんお茶、お花、お香。種別関わらず「道」として探究されてきたものは、並んで美も現れると、改めて感じた作品。一挙一動に神経を張り巡らせての動作、空気、それらを君中さんと隣り合うようにして拝読し、まさに「結構なお点前でした」と深々と頭が下がる思い。 #エフェメラ感想

2013-09-02 18:43:55

「from your sea」木染綾さん平和な日常の一幕と思い読み始めました。彼女の物語るどこか現実離れした「描写」が心地よく、優しさを垣間見。ゆえに、あかされた現実に、うまく言えませんが読了後目の覚める思いでした。確かに、なにげない日常はうつくしいのです。 #エフェメラ感想

2013-09-02 19:05:58

「午前零時のアリア」くまごろうさん一言でいうなら艶にくらくらします。うつくしさと色艶の競演とでも言いましょうか。また舞台は花街であるというのに一作の中に聖俗が共存しているように感じさえして。名前や社会構造や人々の背景や。細かな箇所や行間から余韻が広がります。 #エフェメラ感想

2013-09-02 19:22:02

#エフェメラ感想幼いセレナーデ　おのみちさん季節感の描写と共に泳ぐ彼の飛沫が見えた気がした。一巡りもしない季節の邂逅だが、彼とのひと時を僕が大事にしていたのが窺える。ひそやかに育んだ友情の終わりが切なく、水音が寂しい。

2013-09-02 23:47:20

#エフェメラ感想人魚姫は恋をする　蒼山れいさん少年を指して人魚姫と言わしめる感性が面白い。そしてかわいい。題目から察するにそういうことだろうか。表情に落ちる心と表現に落ちる心とそれはどちらも眩しくて羨ましくさえある。

2013-09-02 23:47:41

#エフェメラ感想色のない町　絢水さん感情が色を伴う行為だと言う科白にハッとする。誰も居ない哀しみや孤独を憂うことにより僕の傷の深さが見える。けれど立ち止まることではなく、前へ進むことを決意した僕に敬意を表する。独りではないのだと、私も言うよ。

2013-09-02 23:48:03

#エフェメラ感想はるもゆる　玄川さんヒメサマのヒメサマ足る理由がわかった時に全ての事象に片が付く。またベンガラの気質がよい。互いに対し真摯なところが好ましい。終焉はきっとあっけないのだろう。けれどそこに至るまでがひどく美しいのだと思う。

2013-09-04 20:45:36

【人魚姫は恋をする】蒼山れいさん　「人魚姫」のはじくプールの水のうつくしさといったらもう…！レンズ越しに映る世界って、目で見える世界とは何かが確かに違っていて、見えないものを見せてくれたりする。それが「人魚姫」だった。あと進藤くんのお名前がとても素敵でした。 #エフェメラ感想

2013-09-06 17:25:04

【色のない町】絢水さん　生きている限り、それは「独り」ではない。そのいのちのうつくしさを感じました。大切なものを奪われた腹いせに奪って、閉じ込めて、その鍵を持たずとも、ヴィヴィという愛らしい救いが存在する世界はとてもうつくしく、とても優しいな…。 #エフェメラ感想

2013-09-06 17:30:16

【はるもゆる】玄川さん　ヒメサマとベンガラのバルコニーでのやりとりにどきどきしました！二人だけの秘密って、どうしてこう甘美なのでしょう。めくって、の一言から立ちのぼる色香が本当に濃厚で身悶えしました。叙任式の様子を思い浮かべて、にまにまさせていただきました！ #エフェメラ感想

2013-09-10 11:31:38

【混ざらない黒白】香月薫さん　二つの対立する種族ではあるけれど、人の優しさや人の持つサガというものはどちらも同じで何も変わるところがない。ただ、対立してきた歴史の生んだ溝は深く、だからこそ再び出会うことができた二人は清涼な風のように自然体で美しいものでした。 #エフェメラ感想

2013-09-10 11:39:37

【炎天椿】篠崎琴子さん　重くのしかかるような真夏の熱と、冬の冷たさの潔さとが混ざり合う、うつくしい世界観でした。黒鶴のうつくしさはもちろんのこと、宮が九重を突き放す時の光景や心情が、幼いながら何ともいえず「おんな」で、そのどろりとした気配がとても印象に残りました #エフェメラ感想

2013-09-10 16:14:20

【雪のみた夢】水村鳴加さん　主人公のアレについては序盤から気になってたけどお話が進むにつれてすっかり忘れていたのでラストで「あーっ！」と叫びました。やられたー！うつくしい人をうつくしいと素直に感じて守り慈しむ心のうつくしさ。どうかこのまま素敵な領主であってほしい #エフェメラ感想

2013-09-10 16:51:26

『お点前』（恵陽様）　背筋がまっすぐ伸びるような清々しさが凝縮された一篇。『うつくしい少年』である彼の仕種や素朴な人柄だけでなく、語り口から伝わる主人公の心根が実に気持ちいい。とても素敵な短編を読ませていただきました。　#エフェメラ感想

2013-09-10 21:06:36

『light』（ソヨゴ様）　彼らにとってはいつもどおりの日常のワンシーンを切り取っただけの情景に、涙の膜のように透明で、けれども海のように深い哀切を感じずにはいられませんでした。個人的にとても好きな設定だったので、いっそうグッと来ました。　#エフェメラ感想

2013-09-10 21:15:47

『炎天椿』（篠崎琴子様）　襖一枚で隔てられた異界、そのあわいで逢瀬を重ねる筒井筒の少年少女というだけで締まらない笑みが止まりませんでした。しっとりと皮膚に染みこんでくるような少年の艶は、まさに紅色鮮やかな錦絵を眺めているようです。　#エフェメラ感想

2013-09-10 21:23:22

『はるもゆる』（玄川様）　素直に彼と彼女に騙されました。一度目と、再びの邂逅の対比がいっそう秘密と真実を際立たせ、ふたりのやりとりにくらくらしました。続編を正座で待機させていただてもよろしいでしょうか。　#エフェメラ感想

2013-09-10 21:29:16

『青い丘の３つの不思議』（碧様）　固く絡み合った麻糸をひとつひとつ解きほぐしていくような読み応えのある作品。絡んだ糸の先、ただひとり残った彼女の独白を読むとなぜか更に謎が深まったような……『不思議』を読み替えてあらすじを見ると、とても切なくなりました。　#エフェメラ感想

2013-09-10 21:45:37