中ザワヒデキ文献研究 夏の陣 第4回
- misonikomioden
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げんま「中ザワさんの「作曲の領域」という文章で偶然性の話をしていました。」中ザワ「20世紀の音楽で、偶然性をあつかったアメリカのやりかたとヨーロッパのやりかたがあるという話です。かたや偶然をそのまま曲につかった。かたや偶然を制度的に扱うというやり方ですよね。」
2013-09-11 19:59:33質問「”わたしたちは自ら欺かれる”」の意味が少しわかりにくかったのですが」中ザワ「国語的に読めば、良いものが一番にならないとか、一番が一番にならないという事ですよね。民主制度の特徴ですよね。よくいわれるのが民主主義は5の政治が出来ないという事ですね。」
2013-09-11 20:04:08「美人投票が不美人投票に反転するというのはどういうことか」について話しています。 「あえて外す」人が多い/心から惚れ込んでしまう人はバラバラなので平均的な人が票をえる/などなど
2013-09-11 20:07:35中ザワ「かながわさんが今言ったことは黒瀬さんの僕へのインタビューに似てるのかな。笑いの話で、犠牲者がいるかどうかの話ですね。」
2013-09-11 20:12:00中ザワ「次は河原啓子さんの文章ですね。」石井「美術という言葉以前の話をしていますね。生き人形というのは血管が浮き出てみえるくらいリアリスティックらしいです。”そっくり”っていうのを見世物にしていた時代です。今はそういうことはないがしろにされているわけですね。」
2013-09-11 20:17:08石井「原田さんがやっていたラッセン展ではさまざまな領域の異なる文脈を並べていると。」中ザワ「それが勧業博覧会的だという事ですね。」石井「資料だったわけですね。」
2013-09-11 20:18:51石井「ラッセンはいろんな人が飛びつくような要素をたくさん取り入れているっていうのが特徴なわけです」中ザワ「その要素はこれまで現代美術の文脈にまったくなかったわけではなくて、例としてハミルトンを出していますね。」
2013-09-11 20:19:46中ザワ「次は原田さんの文章です。これはラッセン展についての事と原田さん自身の回想ですね。」みそに「これは美術史について書いて作品について述べるという感じではないですね」中ザワ「そうですね。この文章は原田さんの体験に根ざしてラッセンを観ることの意味を伝えているという感じですね。」
2013-09-11 20:22:31中ザワ「ラッセンをきちんと観ようというのは原田さんは他の文章で言っていますね。チャプター1の冒頭ですね。きちんと分析的な見方をしようという所です。それを自分の体験から語っているのがここですね。」
2013-09-11 20:24:25中ザワ「僕の場合はラッセンというよりはヒロヤマガタだったりするんですけど、トムトムクラブですね。当時の作家のドローイング作品だったのですが、その作家が10年後にアールヴィヴァンに取り込まれてしまったという事がありました。
2013-09-11 20:26:24中ザワ「それを見た瞬間「もうこの作家に対する興味が無くなってしまった」と思いました。その経験はここで原田さんが書いていることに近いんじゃないかな。」
2013-09-11 20:27:09中ザワ「後半は不可視関数詩論ですね。ICCに今展示されている作品です。蒲郡にある時の状態とは違いますね。」 http://t.co/MLd7FAqStY
2013-09-11 20:47:50中ザワ「2007年に岡崎市美術館で岡崎乾二郎さんとトークをしたのですが、その時に10人くらいで宿泊しようということでここに来たんですね。先程の写真はその時のものです。いろんな所で使われていますね。」
2013-09-11 20:49:09中ザワ「この作品ですが、実際にブラウン管を触って「動かない」と言っている人がいたらしいです。この作品を作った時にはタッチパネルはまだ新しい技術でした。言葉を選択すると電光掲示板に表示され、CGによるイメージがあらわれ、音がでます。」
2013-09-11 20:51:30中ザワ「この作品の説明はポッドキャストでも聴くことが出来ます。みそにさんの実況もあります。」くわしくはリンク先をお読み下さい→http://t.co/pcLu53UzC0
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