「学会でのTwitterの利用方法について、少しちゃんと考えてみる。」by 千葉工大 大川先生 まとめ
というわけで、先ほどのような記述をしたほうがよいとは思っていても、その権限はもとより、偉い方々が集まる会議で発言する機会ももはや私にはありませんので、どなたかぜひよろしく。
2013-09-27 22:21:38授業の電子化(紙媒体の廃止)についても、いろいろと書いてみたいが、いまからそれをやると1日のツイート数記録を更新するのが確実なのでまた後日にします。
2013-09-27 23:02:14学会で、他人の発表に質問をするのはそれなりに勇気が必要。よほどのベテラン研究者ならば、フロアから的確で有益なコメントができるのだろうけれど、短い質疑応答時間に、そこのところがよく分かりません、のような質問はしにくい。というかできない。
2013-09-29 21:04:30例外的に質問やコメントしやすいのは、発表内容が自分の研究に酷似している、あるいは自分の研究を引用しているような場合。しかし、よほど広範囲にわたって研究をしている人でもない限り、多くの発表の中でそういうものは数少ないのが普通。
2013-09-29 21:06:12ところで、学会のセッションを進行する立場、すなわち座長をやってみると分かるのだが、それなりに多くの研究者が取り組んでいるような内容の発表には質問がたくさん出るのに対して、いわば傍流的なテーマや理論が難しい内容の発表には質問があまり(まったく)出ない。
2013-09-29 21:08:26質問がまったく出ない場合は、やむを得ず座長が「それでは私から質問しますが」と、少なくとも1つでも質問なりコメントなりをして、質疑応答時間をうまく使うことが多いのだが、そういうケースは座長にとってなかなか厳しいことが多い。
2013-09-29 21:10:17なぜなら、座長が「良い」質問を思い付く場合は、座長が質問せずともフロアからおそらく同じ質問が出るからである。フロアから質問が出ない、イコール、内容が難しかったりあまり知られていなかったり(よく分からなかったり)する場合が多いので、そういう発表に対して質問をするのも難しい。
2013-09-29 21:11:55しかし、そこが座長の腕の見せ所で、いかにも無理矢理作り出したことが分かるような質問をするのは何だかみっともないし、質問された側も良い気がしないので、発表者も聴衆もそれなりに納得するような質問を考える能力が要求される。
2013-09-29 21:14:30こういう状況下で、一昨日考えたようなTwitterがうまく機能するかもしれない。すなわち、聴衆に対して、質問やコメントをどんどんツイートしてください、と依頼しておけば、フロアから1件も質問が出なかった場合に、無理に聞かずもがなの質問を編み出さなくて済む。
2013-09-29 21:16:49手を挙げて質問する場合、所属と名前を名乗るのが普通だから、変なことは発言しにくいし、ひょっとしたら自分だけが知らないのかもしれないようなことを質問するのは躊躇する。Twitterは匿名可だし、質問の選別は座長がやればよい。だいぶ敷居が下がる。
2013-09-29 21:19:30これは結局、大学の授業でTwitterを使う方法と同じなんだな。違いは、講演者(授業では教員)自身がツイートをチェックするか、座長がチェックするか、である。
2013-09-29 21:20:34「ただいまの発表に対して質問やコメントはございますでしょうか。うーん、どなたも手が挙がらないようですね。それではツイートを確認してみます。あ、こういう質問が来ていますので紹介します・・・」という具合。うん、これは使えるのではないか。
2013-09-29 21:22:40この方法の利点は、Twitterに興味のない、あるいはTwitterを使わない(使えない)聴衆に対して、特段大きな迷惑や不利益を与えないことである。従前通り、挙手して質問するという手段も使えるわけだし、Twitterユーザでなくとも座長が紹介してくれるわけだから。
2013-09-29 21:24:48Twitterに興味のない、あるいは嫌悪感のある人に、Twitterの良さを分かってもらうためには、実際に便利に使えるシーン(特にTwitterがなければできないようなシーン)を見せるのがベター。それで、おっTwitterって便利なんだな、と思ってもらえればベスト。
2013-09-29 21:36:14