「学会でのTwitterの利用方法について、少しちゃんと考えてみる。」by 千葉工大 大川先生 まとめ
とってもどうでもいいのですが、音響学会で公式ハッシュタグを導入したのは、2011年春の早稲田が最初です。私が思いつきで役員会で提案したら、すんなり採用されてしまった記憶が少々。それ以前から非公式には使われていましたが。 #asj2013a
2013-09-26 11:58:042011年頃は、Twitterはさすがにもうけっこう使われていたものの、総合受付に貼った公式ハッシュタグの案内を見て、何これ、的な反応をされていた方がたくさんいました。まぁそれはいまも同じかな。
2013-09-26 12:01:452011春3日目午後の大地震のとき、研究発表会は中止です、というツイートを見てくれた方はどのくらいいるのだろう、ということが今頃気になっている。
2013-09-26 12:05:44正確には、あのツイートで中止を知った方っているのだろうか。あの時は、現地の人じゃないのに現地実行委員を拝命していたので、地震のあと公園に避難した方々に、中止です、と叫んで回ったのである。
2013-09-26 12:10:23新幹線の中で連投ツイートしようと思って乗り込んだのだが、わけあってできなかったので、これから挑戦。でも疲れているから途中で終わるかも。
2013-09-27 20:34:41私が大学の授業でTwitterを積極的に利用して、学生達の多くからそれなりに好評を博していることはよく知られている。いや、そんなに知られていないか。まぁ自画自賛的には、なかなかうまい使い方ができていると思い込んでいる。
2013-09-27 20:37:33方法は実に簡単なもので、授業ごとにハッシュタグを決めておき、授業中に受講している学生たちから自由に質問などをつぶやいてもらう。もちろん、それに夢中になると私の説明がちゃんと聞けなくなるので、たとえば板書を写す合間の時間などを利用せよと指示している。→
2013-09-27 20:38:46教卓でときどき(15分か20分に1回くらい)スマホでツイートを確認し、有益な質問などがあればその場で全員に対して答える。紙に質問などを書かせて授業終了時に集めるという方法もあるが、それだと答えるのが翌週になる。Twitterなら「オンデマンド」の授業ができる。
2013-09-27 20:40:23ときどき勘違いをされるのだが、私自身、つまり教員がハッシュタグ付きでツイートすることは、あまり意味がない。なぜなら、学生全員がそれを読むことはないからである。学生からの質問などのツイートに対しては、全員に向けて口頭で答えなければならない。
2013-09-27 20:42:16さて本題。同様のことを学会(口頭発表などがたくさん行われるいわゆる「大会」的な学会)で実践する場合、どういう具合にすればより「有用」になり得るか。
2013-09-27 20:44:36公式ハッシュタグを決めて、それを事前あるいは会場で告知して、Twitter利用を促している学会は、数年前からけっこうたくさんある。特に情報系の学会に多いし、使っている人もそれなりにいる。
2013-09-27 20:46:25使い方のルールなどは特にないことがほとんどなので(つまり、こういうことはツイートしてはいけません、のようなルールはないので)、いろいろな人が自由に呟くのだが、その内容は大きく次のように分類できる。
2013-09-27 20:48:121) 学会や現地実行委員会からのお知らせ。会場やイベントの案内、プログラムの紹介、懇親会や食事をする場所の案内など。これは必ずしもハッシュタグでなくても、専用アカウントを作ってそれをフォローさせるというのでもよい。複数の人が情報発信する場合はハッシュタグのほうが便利かな。
2013-09-27 20:51:112) 参加者が、自分が聞いている講演の内容や会場の様子をつぶやく。講演内容の場合、いわば実況中継的なものもあれば、ツイートする人の私見や発表者への質問のようなものもある。
2013-09-27 20:52:313) 参加者が、学会に関連する情報、たとえば開催地では何がおいしいとか、バス路線はどれが便利だとかをつぶやく。内容次第で、なかなか入手しにくい情報もある。
2013-09-27 20:53:524) その学会には参加していないが、学会に関係のある人が、参加者に向けて、あるいは独り言をつぶやく。いいなぁボクも行きたかったなぁ、とか。情報量が少ないことが多いが、ときどき有用なものもある。
2013-09-27 20:55:445) その他。暇つぶし的にハッシュタグ付けなくてもいいのに付けてつぶやく人もいる。お昼を食べ損ねた、とか。これも情報量は少ないことが多いが、ときどき有用なものもある。花火で火傷した、は情報量どれくらいだろう。
2013-09-27 20:57:14大学の授業との関連で考えると、これらのうち 2) が上手に機能するのが良いと思う。もちろん 1) や 3) や 4) のような情報も有り難い(ときもある)が、学会でTwitterを、という場合は、本質的には 2) だろう。
2013-09-27 20:59:16まず、そこそこ客観的な講演の実況。これはその場にいられない人がリアルタイムで見ると非常に有用である。ずっと後で見返す場合、予稿集などと重複するので必ずしも有用ではないかもしれない。
2013-09-27 21:01:18次に、ツイートする人の主観が入った実況あるいはコメントあるいは質問。おもしろい、つまらない、程度ではさほど情報量はないが、発表者とは異なる視点でのコメントや有益な質問などは、もしも発表者に届けば有益になり得る。
2013-09-27 21:02:56そもそも大会クラスの学会では、発表時間も質疑応答時間も短いので、直接質問できる人も内容も限られる。どうしても知りたければ、セッションの後で発表者をつかまえて直接話を聞けばよいが、そこまでするほどでもない些細な質問や意見が頭に浮かぶことはよくある。そういうのをツイート。
2013-09-27 21:04:44大学の授業のように、その場でツイートを拾って答える、というのは難しい。しかし、聴講者からつぶやかれた質問などを、後で発表者が何らかの方法で収集して、必要に応じてやはりハッシュタグ付きで発表者がつぶやけば、Twitter無しでは不可能なやり取りが可能になる。
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