《マンガ「いちえふ」の感想》

雑誌『モーニング』2013年44号(講談社)掲載の MANGA OPEN大賞受賞作 「いちえふ」の感想自己ツイートをまとめました。
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宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

『モーニング』購入。話題の「いちえふ」読了。これが、なぜ高い評価を得ているのか、私には分からない。現場作業員の生活を、ビデオで済むのにマンガにしているだけのもの。「なぜマンガでなければならないのか」が分からない。しいて言うなら、マスク越しの表情を描きやすいという違いがあるかも。

2013-10-05 14:58:01
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

@karitoshi2011  これだったら、元請か1次下請けあたりがPRで作ったとしてもおかしくない内容だ。地名や方言を入れるのも、録音の手間や字幕スーパーのわずらわしさを考えるなら、ビデオよりもマンガの方が良いかもしれない、程度の話に思える。

2013-10-05 15:00:20
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

「地元住民 皆が いちえふ と呼ぶ」は、かなりの誇張だ。原発作業員とその家族、作業員の宿舎の人たちは「いちえふ」と呼ぶことが多いが、その表現は、いわば原発関係者の「符丁」みたいなもので、それ以外の人はそういう呼び方はしない。 @karitoshi2011

2013-10-05 15:05:33
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

いつもの私の流儀に則り、呼び方にこだわるならば、このマンガの作者が言う「地元住民」という表現の方が、むしろ怪しい感じがする。浪江町津島地区や飯舘村の住民は、自分たちを「原発の地元住民」だとは考えていなかった。だから、避難が遅くなった。 @karitoshi2011

2013-10-05 15:08:00
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

このマンガの「キモ」は、会話文ではなく、囲み文の中にある主張だ。「一部のマスコミや『市民団体』が騒ぐ程のものではない」と放射線のことを表現している。事故前から、作業の被曝との影響を疑われて死んだ人がいることを知らないか、無視している。 @karitoshi2011

2013-10-05 15:12:37
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

P337の3号機に関する描写にしても、2012年夏から現場に入ったはずの作者が、まるで事故発生直後の3号機の様子と現在とを両方見たような描写になっている。作者が誰なのかを隠すという意味では理解できるが、誇張が過ぎるのではないか。 @karitoshi2011

2013-10-05 15:15:34
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

P347の、2012年夏に起きた、作業員の心肺停止に関する記述も、「潜入ジャーナリスト」に対する不満と悪意に満ちた表現になっているが、実際に救護にあたった人間の証言の信頼性も担保できていないし、東電会見の発表がウソだったことになっている。 @karitoshi2011

2013-10-05 15:19:32
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

最大の眼目は、P342で、5分の4ページほどの大きさを使って、ページの端に来るまで枠線をはみ出させて強調して描いた、4号建屋だ。 「こいつが崩壊したら 日本壊滅なんて言ってる 連中にここの作業 見せてやりてえもんだ」 と言わせている。 @karitoshi2011

2013-10-05 15:26:45
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

確かに、4号建屋の上側はきれいになった。 それを否定するつもりはない。 作業員の苦労と努力にも、本当に頭が下がる。 しかし、その状態で安全なのかと考えると 私には、安全だとは思えない。 @karitoshi2011

2013-10-05 15:29:05
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

この話を、今の時期に、マンガで出さねばならない理由が 私には良く分からないのだ。 マンガというジャンルのタイムラグから考えると 汚染水の話が出てこないことはそれほど不自然ではないが 見方を変えると、作者にも現場全体は俯瞰できていないということだ。 @karitoshi2011

2013-10-05 15:32:21
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

もし、今雑誌で、文章で東電事故原発の話題を書くなら、 汚染水に触れなければ編集部が納得しないだろう。 しかし、雑誌には、原発の現状はあまり出てこない。 聞いた話だが、原発の話を記事にすると、 雑誌の売り上げが極端に落ちるらしい。  @karitoshi2011

2013-10-05 15:35:44
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

軽い気持ちで、金を払って読むには、 原発の話は、重すぎるのだろう。 だから、角度は違うし、書いていることの全てが「事実」ではないけれど 今、この時点でマンガ雑誌に掲載される作品が出てきたこと、 それだけは評価したい。 @karitoshi2011

2013-10-05 15:38:32
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

思い出したので、追加ツイート。 25年ほど前に、私が双葉町に住んでいた当時。 付近の人たちは 「東京電力福島第一原子力発電所」 または 「東京電力福島第二原子力発電所」 で働いていることを表現する時には 「原発で働いている」と、どちらで働いているか分かりにくい形容で表現しました。

2013-10-05 22:26:27
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

福島第1原発で4カ月 札幌の55歳男性が労災申請 がん「被ばくが原因」(10/06 09:21 更新) http://t.co/krOjfjVrIB この話と、マンガ「いちえふ」を比較して欲しい。マンガで描かれているような規則を守った作業を、できない現場もある。

2013-10-06 10:29:47