伊豆大島ラハール災害についてのメモ
- usa_hakase
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やっつけで提出したのでこれまで公にしてこかったが、この際なので私の学位論文「日本の第四紀火山における土砂災害の実態と発生予測に関する研究」の第3章にある「火山地域における土砂災害の種類と特徴」を紹介しておく。 http://t.co/FaXSVPqqvm
2013-10-16 23:50:15台風26号で土石流が起きた伊豆大島、町長はジオパーク全国大会に出席するために島根県に出張中だったのか。副町長も会議のため出張中だった。
2013-10-16 23:40:52アジア航測の写真みるとわかるが、崩壊がきれいに道路の下から始まってる。この道路は立派なアスファルト舗装の二車線道路。最初は山側の崖の処理に問題があるのかと思ったけど、むしろ道路面の流水や路肩の浸透対策の問題なのかもしれない。http://t.co/OkWfBjGGDh
2013-10-16 23:38:13@HayakawaYukio @hidevolcano 日経の写真をよく見ると、早川さんの図の土石流4は遊砂地とその下の流路工に土砂はほとんど流れこんでない。その南隣の沢の土石流3の末端が流路工の下流の橋に達しているように見える。土石流2が椿園を襲っている。
2013-10-16 21:25:10伊豆大島元町災害。現時点での私の解釈。7世紀にあったN4.4割れ目噴火で急斜面に厚く(数m)降り積もったスコリア(黒い軽石)が、大雨が降ったせいで丸ごと崩れた。 http://t.co/JNnvhqoX1v 住宅地を襲った土砂はスコリアからなり、14世紀の元町溶岩の破片も含む。
2013-10-16 20:19:36伊豆大島はほぼ全域を(火山学的に)調査しているが、土石流が頻発したのはS2.0などの爆発的噴火の頻発期と、N1.0という分厚いスコリア噴火の直後くらい。それほど土石流を頻発させる島ではない。あったとしても谷間の中に限定されている。かなり特殊なことが起きたという印象をもつ。
2013-10-16 15:47:50日経の写真みると三原山登山道路のもっとも急斜面の部分が幅広く落ちている。不透水層S2.0岩屑なだれを境にして、その上(N1.0を始めとする厚いスコリアの上にY5.2溶岩流が乗っている不安定な構造)が落ちたんじゃないだろうか。
2013-10-16 15:35:54↓この図5の総合柱状図を見ると伊豆大島のおおまかな表層地質がわかる。S2.0のところの「debris avalanche」が岩屑なだれ堆積物の層位で、ほぼ島全体で分厚い不透水層をなしている。
2013-10-16 15:29:18参考:伊豆大島火山地質図 https://t.co/d4wzmSZBqa 元町付近ではY5.2溶岩流の分布しかわからないけど。
2013-10-16 12:59:40伊豆大島で崩れた場所のおおまかな地質は、下から厚いS2.0岩屑なだれ(不透水層)、N1.0スコリア(透水層)、Y5.2溶岩流(透水層)の順。これらに若干の火山灰とロームがはさまれる。大雨が降るとS2.0に浸透できないから地下水位が上がりやすいのではと思う。
2013-10-16 12:57:28伊豆大島元町の沢は、すぐ上流のここに大規模な砂防施設があるみたいに見えるが、あふれちゃったのかしら?https://t.co/9RzFCP4t8Z
2013-10-16 10:00:28もう一度NHK映像。元町港と弘法浜の間の沢で土石流が出たみたいに見える。 http://t.co/nYwciDfxRn
2013-10-16 09:02:25伊豆大島の雨が尋常でない.24時間824はAMeDAS全地点の7位(牛山集計).2時間だと04時が最大で236.5.これはAMeDAS全地点の3位.
2013-10-16 08:48:56警報・注意報の発表履歴って探さないとないな。これか。http://t.co/g5kVliIqo5
2013-10-16 08:19:05今日開催予定だった火山砂防フォーラム、延期だそうです : 延期のお知らせ2013火山砂防フォーラム http://t.co/L2ybd6zM3Y #1tp
2013-10-16 07:53:08参考:2004年台風22号(国交省河川局)http://t.co/cIrEDxwEBl 岩谷・山本(2006、自然災害科学)http://t.co/iWPNL0kIPw
2013-10-15 11:40:50これだと2004年台風22号の進路とあまり変わらない。勢力もほぼ同じだろう。伊豆半島は最大の警戒を。
2013-10-15 11:32:47